SHINee・TAEMIN(テミン)、IVE、TREASUREのオーラにドームが熱狂！第5世代の名曲カバーも場内を沸かせた「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」DAY1

韓国を代表する音楽番組「Show! Music Core」発のライブイベント「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」が、7月5・6日に2日間に渡って埼玉・ベルーナドームにて開催された。日本のK-POPファンから「ウマチュン」の愛称で親しまれるこの人気番組が"リアル"で楽しめるステージは、昨年の日本初開催に続き、今年も多くの観客を熱狂の渦に巻き込んだ。このイベントの模様が8月23日(土)26時～にダイジェスト版、9月20日(土)26時～完全版がそれぞれスカチャン1・5にて放送される。

■ZEROBASEONEを筆頭に、"K-POP第5世代"のパワーが席捲！EXOやBLACKPINKの名曲カバーも...

2日間の進行を務めたのは、「Show! Music Core」の番組MCであるZEROBASEONEのKIM GYU VIN(キム・ギュビン)、Hearts2HeartsのA-NA(エイナ)、そして2年連続となるSHINeeのMINHO(ミンホ)の3人。出演アーティストは、DAY1、DAY2共に超豪華な8組というラインナップで、今年のテーマである"PLAYFUL SUMMER！"を体現する灼熱のライブで沸かせたほか、ここでしか見られないカバー曲のSpecial Stageでも盛り上げた。

DAY1はまず、2024～2025年にデビューした"第5世代"が続々と登場。aespa以来となるSMエンターテインメント発のガールズグループ・Hearts2Hearts、"IVEの妹分"として注目を集める5人組・KiiiKiii、オーディション番組「I-LAND2」から誕生した多国籍ユニット・izna、｢Nizi Project Season 2｣から生まれた"NiziUの弟分"NEXZの4組がフレッシュかつパワフルに会場を魅了した。

続く、K-POPのヒット曲をカバーするSpecial Stageでも彼らの活躍は際立ち、NEXZは「LOVE ME RIGHT」(EXO)をダイナミックに披露。iznaは、自身のメインプロデューサーでもあるTEDDYが手がけた「Forever Young」(BLACKPINK)をパフォーマンス。オリジナルと同様に、床に寝そべった状態から始まる印象的なオープニングから大歓声が起こった。

さらに、Hearts2HeartsがSMエンターテインメントの大先輩である少女時代の世界的ヒット「Gee」をカバーするとボルテージが急上昇！揃いのTシャツ×スコート姿でキュートに踊り、誰もが一緒に歌えるサビでは最高潮の一体感に包まれた。

そうした勢いのある"第5世代"の中でもトップランナーというべき存在が、中盤に登場した9人組グループ・ZEROBASEONE。7月10日でデビュー2周年と、勢いをますます加速させる中、カリスマオーラを放つ彼らが姿を現すやいなや観客は熱狂。ブルーや白を基調とした爽やかな衣装で、序盤から清涼感溢れるステージで駆け抜けた。

MCを担うKIM GYU VIN(キム・ギュビン)が、「こんなに大きな会場でMCを務めることができて本当に幸せです！」と改めて今回の大役の喜びを語ると、KIM TAE RAE(キム・テレ)が「次は皆さんもよく知っている曲ですね」と直後のステージを紹介。

そうして始まった「Devil Game」は色気とエナジーが炸裂するパフォーマンスに悲鳴のような歓声が飛ぶ。人気アニメ「ポケットモンスター」のオープニングテーマとして作られた日本オリジナル曲「Only One Story(Japanese Ver.)」は、日本語詞で歌い上げる明るくキャッチーな世界観でファンを笑顔に。愛嬌も存分に振りまき、ラストの一瞬まで見逃せないステージを繰り広げた。

■IVE、TREASUREの圧巻のステージ！SHINee・TAEMINの芸術的なパフォーマンスにも喝采

イベント後半も、IVE、TREASURE、TAEMINと盛り上がり必至の熱いステージが続く。IVEはその完成されたビジュが抜群で、一人一人がモニターに抜かれるたびに大きな声援が舞う。1曲目「REBEL HEART」を臨場感たっぷりのダンスで披露すると、日本人メンバーのREIが「皆さんの掛け声が本当に大きくて、私たちもより楽しくパフォーマンスすることができました」と可愛らしく感想を述べた。しなやかなダンスやラップが特徴的な「I AM」、小悪魔的なギャップに魅了される「HEYA」のパフォーマンスでも心を鷲摑みにしていく。

360度から投げかけられる「可愛い！」の声を浴びて花道へ向かい、最後にヒット曲「ATTITUDE」を投下すると会場の温度は一層ヒートアップ。ヒットチャート常連アーティストとしての貫禄と、一度でも見れば虜になるチャーミングな魅力でオーディエンスを酔わせた。

幻想的なオープニング演出で幕を開けたのは、8月でデビュー5周年を迎える10人組グループ・TREASUREだ。清々しい青空の映像をバックに「YELLOW」でライブをスタートさせた彼らは、会場全体をハッピーな空気に染め上げる。

その後の個性豊かな自己紹介でも観客の心をしっかり掴むと、リーダーの1人であるASAHI(アサヒ)が「皆さんも大きな声で歌ってください！」と呼びかけた「SARURU」へ。明るいエネルギーに満ち溢れた楽曲のパワーに客席のペンライトは大きく揺れ、メンバー同士の掛け合いやアイコンタクトも満載の終始楽しいパフォーマンスが繰り広げられた。

「Here I Stand」もハンズアップで一体感を作り出し、続く「RUN」はステージ上がお祭り騒ぎに！全力を出し切ったメンバー全員が床に倒れ込むラストも大きなインパクトがあった。

DAY1のトリを飾ったのは、ソロアーティストとしても充実のキャリアを重ねるSHINeeのTAEMIN(テミン)。透け感のある白いシャツで登場すると、「MOVE＋Sexy In The Air」(アレンジ曲)からエンジン全開の圧倒的なダンスで魅せる。眩い光に照らされて浮き立つ、一挙手一投足が美しいパフォーマンスはもはや"動く芸術"だ。

「お久しぶりです。テミンです」と柔らかい表情で挨拶をすると、彼の出番前に急に降り出した雨について言及。「僕は"雨男"...。それを思い出しました(笑)」とはにかむ。「Guilty」では情熱的かつアダルトな姿で会場中を釘付けにし、「Black Rose (feat. Kid Milli)」では驚くべき声量で圧倒する。そして「秋から日本で6年ぶりのアリーナツアーをします(※9月13日(土)開幕の「2025 TAEMIN ARENA TOUR」)」と嬉しい報告を届け、燃える炎の特効を背負ってラスト曲「IDEA」をパフォーマンスした。

多彩なアーティストのステージが終了すると、全出演者とMCが再び登場してイベントは華やかなエンディングを迎えた。一人一人が花道をゆっくりと練り歩きながらオーディエンスに手を振り、大盛況の中で「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」の1日目は幕を閉じた。

文＝川倉由起子