東京ドーム公演を控えるLE SSERAFIM(ルセラフィム)らが訴える、未来へのメッセージ!韓国の実力派俳優も顔を揃えた革新的なドキュメンタリー「地球上のブラックボックス」

今年の夏は、日本のみならず世界各地で異常な猛暑日が続き、韓国でも観測史上最も暑い夏となった。地球温暖化と気候変動の危機は、すでに私たちの日常を脅かす段階にまで来ている。
この深刻な状況をどう受け止め、どのように自ら行動に移すのか――2023年の制作ではあるが、気候変動の影響を受ける韓国と世界6地域を舞台にしたドキュメンタリーで、その革新的な内容から国内外のコンテンツアワードでも高い評価と注目を集めた「地球上のブラックボックス」(10月3日(金)よりKBS Worldにて放送)に、改めて着目してみたい。
(C)KBS
"2023年の地球の記録"を収めたドキュメンタリーパートと、近未来を舞台にしたドラマパートを交錯させ、視聴者に地球の未来を突きつける構成が特徴となっている本作。
ドキュメンタリーパートには、11月18日(火)・19日(水)に初の東京ドーム公演「2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' ENCORE IN TOKYO DOME」を控えるなど、日本でも圧倒的な人気と知名度を誇るLE SSERAFIMや、9月16日に兵役に就いたばかりのSEVENTEEN・HOSHIら、韓国の人気アーティストが多数出演。危機感を持って自身の言葉で語る、彼らのメッセージは強い力が宿っている。他にも、南極に足を運んだJANNABIのチェ・ジョンフンや、東海編に登場する韓国ロック界のレジェンド・YBら、説得力に満ち溢れた現地でのパフォーマンスは圧巻の一言だ。
(C)KBS
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LE SSERAFIMは、済州島・漢拏山のエピソードに登場する。広大な自然を楽しみながら登山する5人だったが、気候変動によって無惨に枯れた木々を目の当たりにした瞬間、言葉を失う。リーダーのキム・チェウォンは、「済州といえば美しいイメージだったのに...。地球が悲鳴を上げているようだ」と心を痛める。その素直な反応は、同世代はもちろん多くの視聴者の心に響くに違いない。
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さらにLE SSERAFIMは「済州の美しい風景をいつまでも忘れないように」との願いを込め、日本でもシングルリリースされた代表曲の1つ「UNFORGIVEN」を披露。"時間旅行"をコンセプトにしたダイナミックなパフォーマンスは、雄大な自然と響き合い、圧巻の映像美も生み出している。
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また、SEVENTEENのHOSHIは、韓国・ソウル編に登場し、眠らない街・ソウルの魅力を自身の体験を交えて語る。ソウルは1人当たりのCO2排出量が非常に多い都市でもあり、その問題も踏まえつつ「快く引き受けました。影響力があるか分からないけど、気候変動の危機を少しでも多くの人に伝えたくて...」と出演を決めた心境を明かす。
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彼が立ったステージは、現代ソウルを象徴する光化門広場。
入隊直前、ファンのためにとソロ曲「TAKE A SHOT」を発表したことでも話題となっているが、この番組で披露したのは、2022年7月に発表したソロ曲「虎(Feat.Tiger JK)」。「CO2の排出を抑え、明るい未来を残そうというメッセージが届きますように」と述べると、時折、咆哮しながら全身全霊で魅せるエモーショナルなパフォーマンスは気迫に満ちている。
(C)KBS
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一方のドラマパートは、2054年、2080年、2123年の未来を描く。荒廃した地球を舞台に、人類の選択を問う本格SF仕立てだ。2054年を生きるのは「地獄が呼んでいる」で強烈な存在感を示した女優キム・シンロク。2080年では「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」のベテラン俳優パク・ビョンウンが重厚な演技を見せ、2123年の場面には「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で注目を浴びたキム・ゴヌが起用されている。
ドキュメンタリーのリアリティとフィクションの未来像を融合させ、視聴者に強烈な問題提起を投げかける「地球上のブラックボックス」。出演者アーティストの真摯な姿勢、想いが伝わるパフォーマンスはもちろん、心血を注いで作り上げた制作チームの熱量にも圧倒される1作である。
文=川倉由起子
放送情報【スカパー!】
地球上のブラックボックス
放送日時:2025年10月3日(金)16:20~
※毎週(金)16:20~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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