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王座を失冠するも永世竜王を獲得!藤井聡太の10月の対局を振り返る

2025/11/28

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ライバル対決となった王座戦五番勝負は、フルセットの激闘の末に敗れて失冠となった。だが、まだまだ二人の戦いはこれからも続いていくだろう。次はどちらが挑戦者となるか。
※対局予定棋士の名前の後の()内は藤井から見た過去の対戦成績。

10月3、4日に第38期竜王戦七番勝負第1局で佐々木勇気八段と対戦。藤井が先手となり、佐々木の注文で横歩取りへ。序盤から駒の配置を良くしてリードを奪うと、駒得にも成功して優勢に。そのまま粘りを許さず、短手数で押し切って開幕戦を制した。
 
10月7日に第73期王座戦五番勝負第4局で伊藤匠叡王と対戦。角換わりの出だしから、後手の伊藤が新手を出して類型の少ない相居飛車の持久戦へ。難解な中盤戦が続くが、藤井が見えにくい手から技を掛けてリードを奪う。その後は緩急織り交ぜて差を広げ、最後は手堅く勝ち切った。これで五番勝負は2勝2敗となり最終局へ。

王座戦で伊藤匠叡王と白熱した対局を見せた藤井聡太
王座戦で伊藤匠叡王と白熱した対局を見せた藤井聡太

10月12日に第46回将棋日本シリーズ準決勝で渡辺明九段と対戦する予定だったが、渡辺の休場により不戦勝に。羽生善治九段とエキシビションマッチを行った。11月23日に行われる決勝戦では永瀬拓矢九段─佐藤天彦九段戦の勝者と対戦する。
 
10月16、17日に竜王戦第2局で佐々木八段と対戦。角換わりから早い進行で戦いが始まるが、佐々木に錯覚があり初日の午前から藤井に形勢が傾く。その後は落ち着いて差を広げて快勝し、七番勝負を2連勝とした。第3局は10月31日、11月1日に行われた。
 
10月28日に王座戦第5局で伊藤叡王と対戦。伊藤が先手で相掛かりから、藤井が動いて一気に激しい戦いになる。際どい攻め合いとなるが、伊藤の踏み込みが功を奏しリードを奪う。藤井の勝負手も的確に対応され、正確な指し手を重ねた伊藤が押し切った。これで五番勝負は2勝3敗となり王座を失冠。伊藤が二冠、藤井が六冠となった。

10月26日に第75回NHK杯将棋トーナメントの羽生善治九段戦が放映。相掛かりから難解な戦いとなり、形勢不明のまま終盤戦に突入。攻め合いの中で抜け出すと、一気に羽生玉を寄せ切って制勝。3回戦では藤本渚六段(初手合)と対戦する。
 
10月30日に第33期銀河戦は本戦Gブロック最終戦の糸谷哲郎八段戦が放映。横歩取りから積極的な構想で主導権を握る。中盤で糸谷にうっかりが出て、短手数での快勝。最終勝残者として決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメント1回戦では岡部怜央五段(初手合)と対戦する。
 
SUNTORY将棋オールスター東西対抗で藤井はタイトルホルダーとして西軍での出場が決定。対局は12月14日(日)に行われる。

文=渡部壮大

放送情報【スカパー!】

第33期 銀河戦 本戦Gブロック 最終戦 藤井聡太竜王・名人 vs 糸谷哲郎八段
放送日時:2025年11月29日(土)8:00~
放送チャンネル:囲碁・将棋チャンネル(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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