坂口健太郎×杏、バディ感を増していく演技が熱い!公取委を舞台にした痛快ミステリー「競争の番人」
坂口健太郎と杏がW主演を務めた2022年7月期の月9「競争の番人」。原作は第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した「元彼の遺言状」で知られる作家・新川帆立による同名小説。坂口は本作が月9初主演、杏は2015年の「デート~恋とはどんなものかしら~」以来の主演となった。
公正取引委員会を舞台にした本作の中で、第六審査の職員を演じている坂口と杏。公正取引委員会とは、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために監視している行政機関。そこで目を光らせ、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく"競争の番人"の姿を描いている。
(C)新川帆立/講談社/フジテレビジョン
刑事の白熊楓(杏)は、ある事件の犯人を目の前で取り逃がしてしまい、責任をとる形で異動を命じられる。異動先は、公正取引委員会の審査局第六審査、通称"ダイロク"。右も左もわからぬまま、早速、入札談合の疑いがある大手建設会社への立入検査に駆り出された白熊は、そこで審査官の小勝負勉(坂口)に出会う。20歳で司法試験に合格し、東京大学を主席で卒業した経歴を持つという小勝負。頭が良く、他の審査官とは違う独特の視点や洞察力がある一方で、周囲からは変わり者と思われている。そんな彼の突拍子もない行動に、新人職員の白熊は振り回されることとなる...。
■バディ感を増していく坂口健太郎と杏の演技に注目!
(C)新川帆立/講談社/フジテレビジョン
本作で杏が演じている白熊は、警察官の父に憧れて自身も警察官になった、男勝りな性格の女性。しかし、ある事件でのミスをきっかけに、ダイロクへ異動することに。着任早々、公正取引委員会が他の官庁に比べて"弱小官庁"だと説明され、その実態に驚くこととなる。しかし、そんな状況下でも、個性豊かでマイペースなダイロクの面々とともに企業の不正を暴くために奔走する。企業の調査のなかで張り込みや尾行などもすることがあり、そこでは元刑事らしくバイタリティを発揮。実直な性格で、頭で考える前に体当たりのように行動を起こす白熊を、杏が好演している。
坂口演じる小勝負は、優秀ゆえに理屈っぽいところもあり、感情のままに行動する白熊とは正反対。独自の視点で調査を行うために変わり者扱いされることもあり、そんな小勝負に白熊は度々振り回されることとなる。そんな2人を演じる坂口と杏の掛け合いは時にコミカルで、笑いを誘う。頭脳派の小勝負と肉体派の白熊、かみ合っていないようで実は互いを補い合う2人が、少しずつバディ感を増していく過程も見どころだ。
その経歴から、"どの会社や官庁にでも就職できたのに、なぜ公取委に?"という疑問を周りから投げかけられることも多い小勝負。しかし、彼はとある過去の経験から、公取委で働くことにこだわりを持っていたのだった...。
徐々に明かされる小勝負の過去にも注目しながら、誰もが一度は聞いたことはあるものの、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした凸凹バディの活躍を楽しんでいただきたい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
競争の番人
放送日時:2025年12月27日(土)12:10~
チャンネル:ファミリー劇場(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:坂口健太郎 杏 小池栄子 大倉孝二 加藤清史郎 小日向文世 黒羽麻璃央 大西礼芳 石川萌香 寺島しのぶ ほか
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