メインコンテンツに移動

篠原涼子主演、大人女子のリアルな恋を描く「anego[アネゴ]」

2025/12/31

この記事を共有する

1月期の新日曜ドラマ「パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−」で主演を務める篠原涼子。ある殺人犯との出会いをきっかけに道を踏み外していく女性刑務官を演じている。

篠原といえば、ヒット作となった「ハケンの品格」シリーズを始め、数々の作品で主演を務め、存在感を放ってきた俳優。そんな篠原が2005年に主演を務めたのが、ドラマ「anego[アネゴ]」だ。

篠原涼子と30代女子のリアルな恋と悩みを描く2005年のドラマ「anego[アネゴ]」
篠原涼子と30代女子のリアルな恋と悩みを描く2005年のドラマ「anego[アネゴ]」

原作:『anego』林真理子 著(小学館刊) (C)NTV

東済商事に勤める野田奈央子(篠原)は、勤続10年、32歳のベテラン社員。後輩の女性社員たちから慕われているものの、未だ独身であることに内心焦りを感じていた。そんな中、社内合コンに行った帰りの電車で酔っ払いの男に絡まれたところを、素敵な男性に助けられた奈央子。連絡先を聞こうとするものの、彼の左手の薬指には指輪が...。翌日、人事異動で奈央子の所属する経営戦略部に新入社員の黒沢明彦(赤西)と繊維部から立花渡(山口馬木也)が配属されてくる。部内の女性社員は盛り上がっているものの、奈央子は生意気な2人にうんざり。その上、部長の阪口司(升毅)から後輩社員を叱る役目を押し付けられてしまう。なんだか冴えない日々の中、1つ年下の後輩の加藤博美(戸田菜穂)の提案で、阪口を誘って週末ゴルフに出かけることに。そこで偶然にも電車内で酔っ払いから助けてくれたあの男性と再会し、驚く奈央子。しかし、彼はかつての後輩・沢木絵里子(ともさかりえ)の夫だった...。

■篠原涼子が描き出すリアルな恋と悩み、赤西仁演じる年下男子にときめく!

原作:『anego』林真理子 著(小学館刊) (C)NTV

本作に出演した当時、篠原は主人公の奈央子と同じ年ごろ。それだけに自然な佇まいで奈央子を演じている。

数年前から女子の正社員を採用しなくなった東済商事。かつて正社員として入社した女性社員たちは続々と寿退社していき、今では女性社員は派遣社員と契約社員がその多くを占める。会社の華である若手の女性社員たちが"ギャルズ"と呼ばれる一方で、奈央子や博美のように30代で正社員として会社に残っている女性社員たちは、どこか嘲笑されるような風潮...。そんな中で奈央子は"ギャルズ"たちからことあるごとに相談をされて慕われたり、部長からも頼りにされて女性社員の教育係のような立ち位置になったりしつつ、時には後輩の女性社員に毒を吐かれたり、荷が重すぎる相談事を持ち掛けられて頭を悩ませたり...。奈央子の思わず頼りにしたくなるような頼もしさと人柄の良さ、しかしその裏では1人で悩んだり焦りを抱えたりしている30代女性のリアリティまで篠原がしっかりと描き出している。

そんな奈央子の日常を変えるきっかけの1人になる新入社員の黒沢を演じているのが赤西だ。赤西といえば、2002年4月期に放送された「ごくせん(第2シリーズ)」で一躍注目を浴び、知名度を上げていた頃。そんな若かりし頃の赤西に、真っすぐさや青さ、若さゆえのたどたどしく不器用な空気感を携えた黒沢の役がぴったりとハマっている。"年下男子"の可愛さや、その反面で何を考えているかわからないところを赤西がしっかりと体現していて、当時、黒沢に沼った視聴者も多いはずだ。

みんなの"アネゴ"、奈央子を中心に描いたラブストーリー。20年前の作品だけに、現代とは違う社内の雰囲気や価値観もあるのだが、そんなところも含めて新鮮に見ることができる。また、コミカルなタッチもあり、奈央子と黒沢の"心の声"を文字で映し出す演出など、クスッと笑ってしまう場面も。一方で大人女子・奈央子の恋の悩みをリアルに描き出したり、年下男子・黒沢にきゅんとさせられる場面があったり...とラブストーリーとしても上質に仕上がっている作品だ。

文=HOMINIS編集部

放送情報【スカパー!】

anego[アネゴ]
放送日時:2025年1月2日(金)18:00~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:篠原涼子 ともさかりえ 加藤雅也 赤西仁 戸田菜穂 山口紗弥加 市川実和子 小西美帆 升毅 山口馬木也 由紀さおり

詳しくは
こちら

関連人物から番組を探す

関連記事

more