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染谷将太が熱量の高い演技で真価を発揮!松田龍平、町田啓太、伊藤沙莉、西野七瀬ら共演の時代劇「いちげき」

2026/04/30

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あらゆる役を印象的、かつ存在感をもって演じる俳優・染谷将太。子役時代から培った演技力は確かなもので、映画「ヒミズ」(2012年公開)では第68回ヴェネツィア国際映画祭で新人俳優賞に相当する賞を受賞し、日中合作の超大作「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」(2018年公開)では主演を務めるなど、世界に通用する実力を持つ。

近年も次々に話題作に出演し、今年4月期は岡田将生と共演するドラマ「田鎖ブラザーズ」の放送がスタートしたほか、5月公開予定の主演映画「廃用身」も注目を集めるなど、今後も目が離せない存在だ。

そんな染谷の魅力が発揮されるジャンルのひとつとして挙げたいのが、時代劇だ。2020~21年放送のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では織田信長役を好演し、2025年放送の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では浮世絵師・喜多川歌麿を演じた。さらに、2012年公開の映画「天地明察」で演じた将軍・徳川家綱なども、雰囲気たっぷりで存在感があった。

武将から絵師、そして将軍まで、幅広い役柄を説得力をもって演じきってしまうのは、染谷の力量あってこそ。そんな染谷が、時代に翻弄される農民役を苛烈な演技で魅せたのが、2023年にNHKの正月時代劇として制作されたスペシャルドラマ「いちげき」だ。

■人間臭さと熱量を強烈に感じさせる染谷将太の演技は圧巻!

染谷将太が時代に翻弄される農民役を熱演
染谷将太が時代に翻弄される農民役を熱演

"痛快青春エンターテインメント"と銘打たれた本作は、宮藤官九郎が脚本を手掛け、幕末の混乱に巻き込まれた農民たちの生きざまを絶妙なテンポで描き出した作品だ。染谷が演じるのは江戸近郊の村の農民・丑五郎で、小柄だが正義感が強く、過去の経緯から侍に対する憎しみを募らせている。

物語の舞台は、大政奉還直後の江戸。当時、薩摩藩は幕府を挑発するために「御用盗」と呼ばれる集団を組織し、狼藉を働いていた。しかし表立ってことを構えたくない勝海舟(尾美としのり)は、農民たちを集めて私設部隊「一撃必殺隊」を作る。丑五郎ら農民は、報奨金と侍の身分を求めて隊に参加する。

染谷が演じる丑五郎は、道ですれ違った侍に絞り出すように悪態をついたり、蹴飛ばされて肥まみれのままでも相手を睨んだりする。隊に加わる試験では、武士とはまた違う、胆力のある行動を起こす。そんな丑五郎の姿はまさに、抑圧された"農民"と言える。

初めての戦いのシーンでは緊張と恐怖に包まれ、手練れの侍と向かい合った時には、手元がおぼつかないほどにうろたえたりもする。その一方で、人を殺めることへの恐れ、侍になりきれない苛立ちなど、人間臭い葛藤もその演技で真摯に見せてくれる。そういったシーンでの染谷の演技からは、汗と泥にまみれながらもあがく"農民・丑五郎"の人間的な強さ、弱さがひしひしと伝わってくる。

■熱が高まってゆく染谷の演技に、最後まで釘付けにさせられる

先に触れた信長役や歌麿役など、実在の人物を演じるとき以上に、本作での染谷は宮藤の脚本の中で、おおらかに、自由に演じている印象を受ける。それゆえに本作での染谷の演技からは、自然で濃い熱が感じられるのだろう。

染谷は公式サイトのコメントで、「こんなに喜怒哀楽を感じる撮影は初めてでした」と語っている。その言葉の通り、物語が進むに従い、丑五郎が放つ熱はどんどん高まっていく。

村に戻ったシーンでは心を揺さぶられ、最後の対決では息を呑んで見つめてしまう。本作は、ほかの時代劇とはひと味違う、俳優・染谷将太の魅力がより濃厚に味わえる作品と言えるだろう。

松田龍平ら多彩な共演陣が名を連ねる
松田龍平ら多彩な共演陣が名を連ねる

一撃必殺隊を指導する侍・島田幸之介を演じた松田龍平、時にいがみ合いながらも丑五郎とともに戦う農民・市造を演じた町田啓太、丑五郎らをサポートするお菊を演じた伊藤沙莉、遊女・お園を演じた西野七瀬らの多彩な演技も見どころの本作。2026年5月16日(土)に、時代劇専門チャンネルで放送予定だ。それぞれの俳優陣に注目しながら、ぜひこの極上のエンターテインメント作品を楽しんでほしい。

文=堀慎二郎

放送情報【スカパー!】

いちげき
放送日時:2026年5月16日(土)19:00~ほか
チャンネル:時代劇専門チャンネル(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:染谷将太 松田龍平 町田啓太 伊藤沙莉 西野七瀬 塚地武雅 じろう(シソンヌ) 高岸宏行 工藤阿須加 尾美としのり 杉本哲太 (講談)神田伯山

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