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渡辺美里、40周年ライブで実感したファンとの絆「30年ぶりに来てくれた方もいました」

2026/07/10

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渡辺美里デビュー40周年の集大成となるライブツアー「渡辺美里 ULTRA POP スペシャル 〜じゃじゃ馬40th〜」ファイナル公演が、7月19日(日)にMTVで独占放送される。

「My Revolution」、「サマータイム ブルース」、「10 years」など、数々の名曲を歌ってきた渡辺美里。そんな彼女がデビュー40周年を迎え、2026年5月2日に東京ガーデンシアターでツアーファイナル公演を開催した。本番組は、その模様を全曲ノーカットで収録。番組では濃密なステージが味わえる。

今回、渡辺美里にインタビューを実施。40周年ライブのことはもちろん、これまでの歌手活動で巻き起こった印象的な出来事についても聞いた。

――無事ライブツアーを完走された今の心境をお聞かせください

「40周年としては昨年からなんですが、自分たちのなかでは、39周年ツアー"サンキューイヤー"から始まった感覚なので、足掛け3年続いた印象です。この3年間は緊張感が続きましたし、バンドメンバー、スタッフ、私もふくめ、強い使命感や責任感を持って走ってきました。ようやくコロナ禍が明け、全国各地で対面し、互いに想いを届け合えた期間だったと思います」

――現在は安心感に包まれているんですね

「実は今日ちょっと安心している1日なんです。まだ作業は少し残っているのですが、ニューアルバム『Birthday』(7月15日リリース)が昨日(取材日の前日)完成しました!」

――おめでとうございます!

「何年かに一度しか味わえない安堵感を感じつつ、今日に臨んでいます(笑)」

40周年を迎えた渡辺美里が、印象に残るライブの思い出を振り返る
40周年を迎えた渡辺美里が、印象に残るライブの思い出を振り返る

――今回のライブを拝見しましたが、楽しみに来たファンの方の熱気もすごかったですね

「5月2日はデビュー記念日。『新しい一歩を踏み出す瞬間を一緒に見届けてほしい』と言っていたので、『全部私の責任だわ』と思いながら本番に臨んだんですけど、でも実際ホームであることは間違いないじゃないですか。千秋楽で、デビュー記念日で、うれしいことがたくさん重なっているから、みんなも超ハッピーな状態で来てくれたと思うんですよ。そのなかでも、ツアーで何度も見に来てくれた人もいれば、『スペシャルな千秋楽だから』と来てくれた人もいる...。

39周年ツアーのときに会場でアンケートをとると、久しぶりの人がたくさんいました。それが10年や20年じゃなくて、30年ぶりの方もいて!『私、続けていたからいいけど、30年だと見られないこともあるんだよ?』って!」

――(笑)

「そんな人もいれば、初めての人もたくさんいたの。今回のツアーでも、『特別な時間』として足を運んでくれる人もたくさんいるんだなと感じました。特に5月2日は、客席がごうごうとうねっていたから、きっとそういう思いで見てくれているんだろうなと思いましたね」

――ヒット曲やファンに人気の曲が並んだ今回のライブは、どんなところが見どころになるのでしょうか?

「これだけ情報があふれる世の中になっても、あのライブ会場は世界に1カ所しかない。コンサートって、とても贅沢な空間だと思うんですよね。

客席ではファンの方々の目線がカメラであって、自分の席から『私のことを見る』、『バンドメンバーを見る』、ズームしてみたり、俯瞰で客席を見たり、いろいろな目線を持って見てくれていると思うんですよ。今回の番組はその代表です。私も『いいライブをやっていたんだな』と確認をしたいので、全曲ノーカットで放送していただけるのがうれしいし楽しみです。見に来られなかった方はもちろん、見に来ていただいた方も『そうそう。このときの拍手のひとつは私だわ』と思いながら、没入感たっぷりに見ていただけたらと思います」

――これまでの歌手活動で数々の伝説を残してきた美里さんですが、40年間活動してきたなかで、ご自身の一番の思い出を教えてください

「この場では、西武球場の話をしたほうが、記事的には喜ばれますよね?」

――(笑)。「雨のバカー!」と叫んだ西武球場ライブは有名な話ですもんね

※1989年に行われた西武球場ライブが豪雨で中止に。ライブ中だったため、渡辺は泣きながら「雨のバカー!」と叫び、アカペラでオーディエンスと一緒に「My Revolution」を歌った。

「西武球場以外だと、私のなかでは、ゲストとして出演した神宮球場での花火大会が印象に残っていますね。当時、何組か出るなかで私はトリだったんです。事前に『19時30分になったら、曲やMCの途中でも花火が上がります』と言われていたのですが、何組も出ていたので押しちゃって、スタッフの方に『曲を短くしてくれませんか』と相談されました。

バンドメンバーと調整し、みんなも対応してくれて、いよいよ最後の曲。私が『夏が来た!』という曲を歌って、皆さんにも歌ってもらって、ドラムでバンッと締めた。そのすべてが終わった瞬間に花火が上がったの!」

――ええ!

「来場者の皆さんは、曲が終わった瞬間に花火が上がるようコンピューターで制御していた...と思っていらっしゃると思うのですが、人力なんです」

――すごい!

「人生最高のジャストタイミング。今後やろうと思ってもあれはやれないかな。

あとは、昨年の横浜BUNTAIでのライブですね。あそこは周りの環境もあって、音出しは21時までと決められていたんです。私としては順調にコンサートを進めていたんですけど、ギターの藤井謙二くんとベースの安達貴史くんのバトルで、2人が乗っちゃって...とにかく長かった!」

――(笑)

「もちろんお客さんにはたっぷり楽しんでもらったうえで終了したのですが、終わった瞬間『今、何時?』と聞いたら『21時15秒前です!』って」

――おー!

「一番の思い出は多くて語れないんですけど、『気持ちよかった!』という思い出はこの2つです。人生最高のドヤ顔ができました(笑)。

先ほどおっしゃってくれた『雨のバカー!』はデビューしてまだ4年目。野外イベントもさほどなかったし、ゲリラ豪雨なんて言葉もなかった時代です。ライブ中、雨も雷もひどくなってきて、バックステージは警察と消防と、いろいろな人たちが集まっていたんですね。で、『今すぐやめてください』と。

前半が終わって衣装チェンジで着替えているときに次でやめなきゃいけない。『今日はここでおしまいです』と言わなきゃいけない状況でステージに上がった...という話なのですが、これは番組でも『美里さんと言えば...』とたくさん話してきたエピソードです。でも、晴れている日のほうが多いってば(笑)。きっと皆さんのなかではあれがインパクトあるんですよね」

――ドラマチックですもんね

「それから数十年後、コロナ禍があって、何かできることはないかなと思ったときに、『雨のバカー!』と言った後にやる予定だった曲が13、14曲あったから、完奏できなかった曲をふくめて歌う『渡辺美里スペシャルライブ パイナップルロマンスのその先へ"雨のバカ~"2022』を開催しました。あのとき『雨のバカー!』と叫んでいなかったら、このライブもできなかったので、言っとくもんだなって。『バカバカ言うんじゃない!』と叱られそうですけど(笑)」

――貴重なお話ありがとうございました。最後に番組を楽しみにされている方にメッセージをお願いします

「全曲をご自宅で見ていただける面白みがあると思いますし、『やっぱりライブって特別な時間だな』、『心に特別な力をくれるものだな』と画面を通して感じていただけるのではないかと思います。心の栄養がいっぱいとれるライブになっているといいな、と思いますので、ぜひご覧ください」

写真・文=浜瀬将樹

放送情報【スカパー!】

「渡辺美里 ULTRA POP スペシャル 〜じゃじゃ馬40th〜」
放送日時:2026年7月19日(日)18:00~
チャンネル:MTV

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