"正反対の二人、最強の二人"藤原竜也×岡田将生が躍動する痛快刑事ドラマ「ST赤と白の捜査ファイル」
価値観や立場が異なる二人が「犯人確保」のためにひとつになる「刑事ドラマ×バディ」――この組み合わせが生み出す化学反応ほど、視聴者の心を掴んで離さないものはない。
「あぶない刑事」「相棒」「MIU404」「ラストマン-全盲の捜査官-」...日本のエンタメ界が紡いできた名コンビの系譜。その進化は止まることなく、今も多種多様な物語が生み出されている。
そんな「刑事×バディ」という枠組みの中で異彩を放つ作品が、2013年にスペシャルドラマ「ST~警視庁科学特捜班~」として放送され、2014年には連続ドラマ化、さらに映画化もされた「ST赤と白の捜査ファイル」である。今野敏の小説を実写化した本作は、「天才だけどオレ様な分析官」×「気弱なエリート警部」がタッグを組み、事件を解決していく物語だ。
Scientific Taskforce・通称ST(警視庁科学特捜班)リーダーの赤城左門は、ある事件をきっかけにひきこもりになった経験がある変わり者の捜査官。天才ではあるが、ルール無用のところがたまにキズである。
赤城を演じるのは藤原竜也。藤原は、抜群の推理で事件を解決する凄みを見せながらも、クスッと笑ってしまう赤城の"抜け"を見事に表現。赤城をただの「孤高の天才」ではなく、人間味と愛らしさが同居しているキャラクターに昇華している。事件解決の糸口が見えた際に放つ「謎がすべて解けてしまった〜!」という決め台詞も見どころのひとつだ。
そんな赤城とバディを組むのは、STの統括を命じられた若き警部・百合根友久だ。キャリア組として出世コースを歩んでいたものの、ある日突然、トリプルA級の能力を持つ"はみ出し者の変人たち"が集まるSTを任されることに。傍若無人なメンバーに振り回されながらも、百合根は成長していく。
真面目でまっすぐな性格ゆえに、STメンバーの変人ぶりに頭を抱える百合根を演じるのは、岡田将生。本作における"振り回される岡田将生"は実にハマり役で、観る者を惹きつけてやまない。特に藤原とのやりとりは必見で、ふと笑えるシーンはもちろん、事件に立ち向かう場面では、単なる凸凹コンビを超えた、唯一無二の信頼関係を感じさせてくれる。
「対極にいる二人」だから生まれる予測不能な相乗効果こそ、「刑事ドラマ×バディ」の真骨頂。「ST赤と白の捜査ファイル」は、「刑事ドラマ×バディ」の王道を突き進みながらも、ユニークで、胸が震えて、どこか愛おしい「最強の二人」の絆を描いた名作なのだ。
文=浜瀬将樹
放送情報【スカパー!】
ST赤と白の捜査ファイル 一挙放送(2話連続)
放送日時:2026年11月3日(火)22:55~ほか
チャンネル:ファミリー劇場(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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