スター街道まっしぐら! 次世代俳優の代表キム・ヨンデの魅力をチェック

2022/09/22 公開

初主演作『流れ星』でのスター役がドはまり! この作品を見たらキム・ヨンデに沼落ちすること請け合い!

この1、2年ですっかり主役級のスターへと成長を遂げたキム・ヨンデ。多くのウェブドラマでキャリアを積んで、’19年『偶然見つけたハル』に続いて、’20〜’21年に社会現象化した大ヒット作『ペントハウス』シリーズに出演してブレイクした。そんな彼のこれまでの歩みを知ることのできる作品が勢ぞろい。この機会にキム・ヨンデの魅力に触れてみたい。

高校時代から中国に留学して上海の名門大に入学したが、一時帰国中にスカウトされたのがきっかけで俳優の道に進んだという、人とはちょっと違う経歴を持つキム・ヨンデが人気となった役はどれも高校生役だった。実は、デビュー時すでに20歳を過ぎていたが、憂いを帯びたまなざしとナイーブな雰囲気が少年らしさを感じさせ、学生服がよく似合う。

主人公の高校時代を演じた『アイテム~運命に導かれし2人~

正義感あふれるエリート検事と天才女性プロファイラーが、不思議な力を持つ“アイテム”を巡る謎と、次々に起こる不可解な事件を追うサスペンスロマン『アイテム~運命に導かれし2人~』。キム・ヨンデチュ・ジフン扮する検事カン・ゴンの高校時代を務めた。父が放火殺人犯の濡れ衣を着せられたことで、つらい思いを味わったゴンの若き日を繊細に演じている。ミステリアスな内容はもちろんだが、彼がこれまで唯一、主人公の子役を務めたドラマとしても興味深い。

その後、ウェブドラマを経て『偶然見つけたハル』で漫画の主人公オ・ナムジュを演じて人気となった。大富豪の息子で学園のリーダー的人物というキャラクターは、少女漫画から抜け出してきたような容貌の彼にうってつけの役。その次の『天気がよければ会いにゆきます』では、『偶然見つけたハル』に続いてイ・ジェウクと再び同級生役で共演した。出番は少ないが、高校時代からヒロインに思いを寄せる役で、高校時代と10年後の現在の違いを好演。翌’21年は『浮気したら死ぬ』の国家情報院エージェント役で、さまざまな面を見せた。

シリーズ1とは違う頼もしい姿を披露した『ペントハウス2

欲望に踊らされる富裕層の闇を描いた『ペントハウス』は、キム・ヨンデの存在を多くの視聴者に知らせた作品となった。彼が演じたチュ・ソクフンは、100階建のタワーマンションの最上階に住む実業家ダンテの息子。シーズン1の序盤はなんと中学生! だが違和感はない。最初は貧しいロナをいじめていたが、やがて彼女への恋心を自覚。シーズン2ではそれまで無力だったソクフンが、ロナを守るために必死になる。シリーズを通して、頼れる青年へと変化していく姿に好感が持てる。また、芸術高校の生徒という設定で、彼自身の特技であるピアノを演奏する場面も登場。

キラキラの人気スター役でついに初主演を果たした『流れ星

人気・知名度を高めたキム・ヨンデが初主演を飾ったのは、大手芸能事務所を舞台にしたキュートなラブコメディ『流れ星』。事務所の看板スター、コン・テソンに扮して、イ・ソンギョン演じる事務所スタッフのハンビョルとほほ笑ましい恋を繰り広げる。最高のビジュアルと演技力で、国内外で大人気のスターという、テソン役があまりにもぴったり。特にグラビア撮影シーンで見せる麗しさには釘付けに。一方で、ハンビョルへの思いに悩み、彼女の言動に振り回されて右往左往するコミカルな演技でも魅了。キム・ヨンデの多彩な魅力がこの一作に詰まっている!

文:小田香

写真提供:韓流ぴあ

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