リアの「蜂蜜ボイス」に魅了...ITZYがカムバック直後に披露した韓国バラエティでの貴重なミニライブ

7月15日に韓国5thミニアルバム『CHECKMATE』でカムバックを果たした5人組ガールズグループ・ITZY。タイトル曲の「SNEAKERS」も大反響を呼んでいる同アルバムは、「ビルボード200(米アルバムチャート)」において8位にランクインし、自己最高位を更新。また、デビュー以来初開催となったソウルでの単独コンサート(8月6日・7日)を皮切りに、初のワールドツアーも決定。11月までのアメリカ8都市公演のチケットは既に完売と、グローバルな人気を証明している。

そんな勢いに乗る彼女たちは、カムバック直後に、K-POPアイドルの魅力に迫る韓国の人気音楽バラエティ「週刊K-POPアイドル#571(2022年7月20日韓国放送)」に出演。ステージでの完璧な姿とはまた異なる素顔を披露し、MIDZY(ITZYのファン)の大きな関心を集めた。

番組では、放送日の翌日(7月21日)が誕生日だったリアを、MCのウニョク(SUPER JUNIOR)＆ファン・グァンヒを含む全員でお祝いする場面からスタート。メンバーたちが「ハッピーバースデー♪」を歌い、リアがケーキのキャンドルを吹き消すという心温まる瞬間も。彼女たちの何気ない言動や表情からは、グループ内の仲の良さが伝わってくる。

ヒット中のタイトル曲「SNEAKERS」について聞かれると、イェジが楽曲のコンセプトを明かし、チェリョンがダンスのポイントをMCの2人にレクチャー。チェリョンとウニョクが前に出て並び、楽しそうにデュエットパフォーマンスをするシーンも貴重だ。

番組の名物企画「Weekly Playlist」コーナーでは、特別バージョンの「Weekly Playlist＋(プラス)」としてミニライブを展開。イスに座ったままの5人が自らの楽曲「DOMINO」「SURF」を披露し、最後はTikTokで人気に火が付いた「Mad at Disney」(セイレム・イリース)をリアがソロでカバーするなど、いつもとは違った雰囲気でしっとりと歌い上げる。

アイコンタクトを取りながら気持ちを重ねて歌い、曲間のMCでは「私たちは私たちの曲が大好き」と話すユナの言葉に他のメンバーが笑顔で同調。ダンスのないステージは5人の純粋な声質の美しさが際立ち、聞き惚れてしまう。特にチェリョンの安定感ある高音パート、リアのうっとりするような魅惑の"蜂蜜ボイス"に注目してもらいたい。

終盤には、番組恒例の「2022 Random Play Dance」のコーナーもたっぷりとお届け。楽曲がランダムに流され、それに合わせて即座にダンスをする企画で、「ICY」「LOCO」「SNEAKERS」「WANNABE」「DALLA DALLA」「Not Shy」「In the morning」...といった彼女たちのヒット曲や、中にはナヨン(TWICE)のソロデビュー曲「POP」も登場する。

立ち位置や振り付けを間違え、MC陣に鋭く指摘されるシーンもありつつ、最後まで踊り切った5人。卓越したパフォーマンススキルはもちろん、途中の会話やリアクションからも、素の5人の関係性を窺い知ることができる。

グループにとって大きな挑戦であるワールドツアーが成功裏に終わった暁には、今よりもさらにカリスマ性を帯びたスターポジションにつくことは間違いないITZY。カムバック直後に出演した今回の「週刊K-POPアイドル#571」は、彼女たちの高い実力を様々な角度から体感でき、愛嬌のあるキャラクターもたっぷり堪能できる充実の内容と言えそうだ。

文＝川倉由起子