テギョン(2PM)の約10年前の映画デビュー作!「ヴィンチェンツォ」とは真逆のロマンス演技が好感度大

2021年を代表する大ヒットドラマ「ヴィンチェンツォ」の怪演ぶりで、俳優として大きな転機を迎えたテギョン(2PM)。その後、「御史(オサ)とジョイ(原題)」(2021年)では自身初の時代劇に挑戦し、9月からはハ・ソクジン&チョン・ウンジ(Apink)との共演でも話題の新ドラマ「ブラインド」が韓国で放送開始となる。カリスマ性に溢れた熱血刑事役に今から期待が高まっており、役者として絶好調の時を迎えている。
そんなテギョンが"演技ドル"として頭角を現し始めていた2013年、映画初出演にして初主演を飾った作品が『結婚前夜~マリッジブルー~』だ。
「宮-Love in Palace-」(2006年)でのブレイク後、数々の作品で主演を務めてきたチュ・ジフンとの初共演でも注目を集めた本作は、結婚式を1週間後に控えた4組のカップルが陥った"マリッジブルー"をコミカルに、時に切なく描き出していく。

(C) 2013 CINUS Entertainment, ALL RIGHTS RESERVED
テギョンが演じるのは、ネイリストのソミ(イ・ヨニ)との交際が7年を迎え、倦怠期に陥っているシェフのウォンチョル。他にも劇中では、12年前の破局から再燃したワケありカップル(キム・ガンウ&キム・ヒョジン)、年齢差と国境を超えた美女と野獣カップル(マ・ドンソク&クジャル)、問題山積みのできちゃったカップル(コ・ジュニ&イ・ヒジュン)が登場し、「本当にこの人で良いの...?」というマリッジブルーから始まるオムニバス形式のストーリーが展開する。
有能なシェフであり、ロシア語も話せるウォンチョル役を演じるにあたり、料理を習い、2ヶ月前からロシア語のセリフを覚えて撮影に挑んだというテギョン。
その努力の跡が見て取れるシーンはもちろん、好青年っぷりを炸裂させつつ"夢"よりも"現実の生活"に目を向けるウォンチョルのスマートな演技は必見だ。特に、マンネリ気味な恋人の前で見せるラフな態度や、前髪を下ろしたナチュラルなビジュアルは、テギョンがもし一般人で生活していたら...と想像させてくれるにも十分だ。
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チュ・ジフンが演じるのは、ウォンチョルの婚約者ソミの前に現れた済州島の旅行ガイド・ギョンス。憎まれ口も彼女の気を引くためで、ウォンチョルとは対照的な強引かつ刺激的な素振りがソミの心を揺さぶる。そんなギョンスの魅力や人となりを、ジフンはさすがの演技力で表現。ソミをドキッとさせる繊細な表情、感情がつい溢れ出てしまう切ない芝居も見事だ。
そんな2人に加え、マーベル・スタジオのヒーローアクション大作『エターナルズ』(2021年)でハリウッド進出し、"マブリー"の愛称で親しまれているマ・ドンソクも花屋のゴノ役で出演。海外出身の年下美女との結婚を前に、悩みや葛藤を抱えるゴノをコミカルな演技で魅せるドンソク。その絶大な存在感は映画に大きなアクセントを加えている。
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約9年前のテギョンの初々しい姿が見られる映画『結婚前夜~マリッジブルー~』。現在では"演技ドル"の代表格となった彼と、チュ・ジフンやマ・ドンソクら、第一線で活躍する実力派俳優たちの胸アツの"競演"は、今見るとまた新たな発見ができるはずだ。
文=川倉由起子
放送情報【スカパー!】
結婚前夜~マリッジブルー~
放送日時:2022年9月20日(火)20:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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