メインコンテンツに移動

20歳の神木隆之介が人生で初めてベトナムを旅した貴重な番組「神木隆之介20歳の旅 ベトナム国境鉄道をゆく~世界一美しい絶景棚田を求めて~」

2022/09/04

この記事を共有する

俳優の神木隆之介が出演し、2014年7月に放送されたBSジャパン(当時・現BSテレ東)の特別番組が「神木隆之介20歳の旅 ベトナム国境鉄道をゆく~世界一美しい絶景棚田を求めて~」。当時20歳だった神木が「人生初」というベトナムを列車で旅した貴重な映像だ。

この作品は、列車が大好きだという神木が、ベトナム北部を鉄道で旅する姿を追った紀行ドキュメンタリー。世界遺産のハロン湾を経て海沿いの街・ハイフォンから素朴な生活路線に乗り、100キロを2時間半かけて首都ハノイへ向かう。さらに、中国との国境の街・ラオカイまで続くラオカイ線に乗って世界で最も美しいといわれる絶景の巨大棚田を目指すという旅程である。

最初の見どころは、長期の造山活動によって奇岩が海から突き出た絶景が広がるハロン湾。神木はそこで水上生活をする人たちの集落を訪れ、生活の糧となっているイカ漁に同行する。夜はハロン湾に停泊する船に泊まり、絶景を海の高さで堪能。全長30cmの巨大シャコやカブトガニといった見たこともない食材を使った海の幸に仰天しながら自らも味わう。

さらに初めて乗るベトナムの鉄道に大はしゃぎしたり、車内販売の郷土料理に舌鼓を打ったりと、初めて目にするベトナムの風景を堪能する神木の姿を追いながら、視聴者も彼の目を通して新鮮な驚きを楽しめる映像になっている。

続いて訪れた首都・ハノイでは、人力車「シクロ」に乗って市街を観光し、大量のバイクとすれ違うスリルを味わう。日本ではあり得ないほど線路脇のすれすれに建つ地元食堂で食事をしていたところ、突如大音量の汽笛とともにやってきた列車に遭遇。その迫力に大騒ぎといったアクシデントも満載だ。さらに神木は、ハノイから中国国境の街ラオカイまで続くラオカイ線に乗って国境を目指す。国境を超えた先の中国に広がっている、世界で最も美しいといわれる絶景の巨大棚田を見るのがこの旅の目的なのだ。

ラオカイ線は、東京―名古屋間とほぼ同じ距離300kmをなんと、10時間もかけてゆっくりと走る。日本なら考えられない、まさに悠久の鉄道だ。その車中から巨大な川を発見した神木はぶらり途中下車することにする。この紅河は中国にその流れを発し、目指す巨大棚田を潤し、数日前に見たハロン湾に流れ込む大河。壮大な距離が水で繋がっていることを実感し、この旅のスケールの壮大さを感じる神木の姿を通して、視聴者も旅の醍醐味を満喫できるはず。

番組の田淵俊彦プロデューサーは、「ロケ中はとにかく驚きの連続。神木さんは早朝から深夜までの撮影にも音を上げることなく頑張ってくれました。現地の人にも積極的に話しかけるなど、初めてのベトナムとは思えない神木さんのモチベーションには脱帽でした」と撮影の様子を語っている。

20歳の神木隆之介にとって、見るもの触れるもの全てが初めてで、新鮮だったはず。その素朴な感動と等身大の感想は視聴者に共感を呼び起こすだろう。海外旅行に慣れている人にとっても、「絶景を求めて国境を走る列車の旅」は一味違った旅のスタイルとして新鮮な驚きを与えてくれる。撮影当時の神木は、「人生初のベトナムの旅を二十歳という区切りの年に様々な経験が出来て、僕自身、本当に勉強になりました」とコメントしている。番組のハイライトで神木がたどり着く、「世界で最も美しい」とされる巨大棚田の風景はまさに必見だ。

そんな貴重な作品である「神木隆之介20歳の旅 ベトナム国境鉄道をゆく~世界一美しい絶景棚田を求めて~」が、日本映画専門チャンネルで9月5日(月)23:00~より放送される。29歳となり、俳優としても脂がのってきた感のある最近の神木だが、2020年にはYouTubeチャンネル『リュウチューブ』を開設するなど、活動の場を広げている。2023年にはNHKの連続テレビ小説「らんまん」の主演に決定するなど波に乗っている彼が、20歳の時に出演した貴重な紀行ドキュメンタリーをあらためて楽しむのも一興だ。

文=渡辺敏樹

放送情報【スカパー!】

「神木隆之介20歳の旅 ベトナム国境鉄道をゆく~世界一美しい絶景棚田を求めて~」
放送日時:2022年9月5日(月) 23:00~ほか
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

関連人物から番組を探す

関連記事

more