LE SSERAFIM(ルセラフィム)の宮脇咲良＆チェウォン、元IZ*ONEの2人が魅せた絶妙なコンビネーション

5月2日に鮮烈なデビューを飾ってから約5ヶ月、10月17日(月)に待望の2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』のリリースが決定したLE SSERAFIM(ルセラフィム)。デビューミニアルバム『FEARLESS』が大反響をもたらしただけに、5人体制での初のカムバックに熱い視線が注がれている。

LE SSERAFIMと言えば、キム・チェウォン、宮脇咲良ことSAKURAという、2人のIZ*ONE(アイズワン)出身メンバーが所属することでもお馴染み。そんな2人が揃って出演し、グループの魅力をアピールしていたのが、韓国の人気バラエティ「知ってるお兄さん #332」(韓国放送日：5月14日)だ。

■宮脇咲良の韓国語の上達ぶりも"ネタ"に！韓国の人気MCとの爆笑トーク

この日、2人は"知ってるお兄さん高校"のガールズグループサークル部に入部希望の"転校生"として、7人ガールズグループ・Billlie(ビリー)のツキ＆ムン・スア、コメディアンのキム・シニョンと共に出演。高校を代表するガールズグループになるべく、自己紹介トークに加え、歌や演技、ダンスなどでバトルを繰り広げた。

LE SSERAFIMとしてデビューする前、矢吹奈子や本田仁美と共に、IZ*ONEのメンバーとして韓国で活動していた宮脇咲良は、韓国語もかなり流暢。登場シーンから「グラミー賞に招待される...予定の咲良(サクラ)だよ！」と元気よく挨拶。トークにもすっかり溶け込んでいる。

「知ってるお兄さん」のメインMCであり、宮脇がIZ*ONE時代に単独出演した料理バラエティ「みんなのキッチン」でも共演した人気司会者のカン・ホドンに、「俺は咲良(サクラ)にとって初めての韓国人の友達だ」と声をかけられた彼女は、「でも友達と言いながら、一度も連絡くれなかったよね？」と返すなど、実に堂々としたもの。渡韓してまだ間もない頃、たどたどしい韓国語を話す当時の懐かしいVTRからも、その成長ぶりを感じることができる。

一方、LE SSERAFIMのリーダーを務めるチェウォンは、Billlieとのパフォーマンス対決コーナーでビヨンセの「Love On Top」をソロパフォーマンス。IZ*ONE時代から定評のある歌唱力を遺憾なく発揮し、存在感を見せつけた。

LE SSERAFIMのデビュー日は5月2日だが、この番組が収録されたのはデビュー日よりも前の4月。トークでは、百戦錬磨のMC陣に「ちょっと待って、今4月だよ！？」と突っ込まれつつも、HYBE初のガールズグループとして前評判を集めていただけに、ホドンたちからは「怪物新人だ！」という声も。IZ*ONE時代に出演経験のある2人は、そうした呼び声にも臆することなく、余裕たっぷりにキュートな怪物ポーズを披露。息の合ったコンビネーションを見せる様子からは、早くもスーパーアイドルの風格を漂わせていた。

■憧れの人は宮脇咲良！"表情管理"が話題のBilllie・ツキが、"推し"への愛を語る

ちなみに今回共演したBilllieのツキは、デビュー前から宮脇咲良の大ファンだという日本人メンバー。そしてムン・スアは日本でも人気のボーイズグループ・ASTROのムンビンの実妹としても知られており、2人は韓国のみならず日本でも高い注目度を誇っている。

中でもツキは、"表情管理"が抜群だとして知名度も爆上り中なのだが、憧れの宮脇との初対面に「どうしよう...目を合わせられない」とドギマギ。MCに「咲良(サクラ)の好きなところを3つ言って！」とリクエストされ、本人を前にして興奮気味に"推し"への愛を語る姿も可愛らしい。番組の後半では、LE SSERAFIMとBilllieがそれぞれメンバー全員で登場し、持ち歌をクールにパフォーマンスする場面もあり、デビュー前のLE SSERAFIMの姿を捉えた貴重なバラエティとして韓国でも大いに話題を呼んだ放送回となった。

IZ*ONE時代を経てLE SSERAFIMで再びグループ活動を行うチェウォンと宮脇咲良。彼女たちの新たなストーリーはまだ始まったばかりだが、その成長ぶりが窺える新アルバムも実に楽しみだ。

文＝酒寄美智子