今田美桜と江口のりこが贈る出世エンターテインメント!「悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」

「悪女(わる)」といえば、深見じゅん原作の大人気少女コミック「悪女(わる)」。原作漫画は連載完結から25年が経過しても電子書籍などで読まれ続け、若い世代にも人気がある。
そんな企業で働く女性にとってバイブル的存在である漫画は、ドラマ「悪女(わる)」として1992年に石田ひかりが演じ放送。30 年の時を経て再びドラマ化された。早くも10月には日テレプラスで一挙放送される。

©深見じゅん・講談社/NTV
令和版のヒロイン・田中麻理鈴を演じたのは、朝ドラ「おかえりモネ」(2021年NHK)などで印象的な演技を見せ、CMでもキュートな魅力を発揮している今田美桜。おかっぱヘアの麻理鈴が広い会社内を元気いっぱいに走り回り、持ち前の"コミュ力"でいろんな部署に異動してはその場にグイグイ食い込んでいく様子を全力で熱演した。そして、連続ドラマ初主演にしてみごと、第112回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞主演女優賞を受賞した。

©深見じゅん・講談社/NTV
麻理鈴が新入社員として入るのは、創立125周年を迎える老舗企業の株式会社オウミ。麻理鈴が配属されたのは旧館の"半地下"にある備品管理課。出世コースから脱落した社員が回される"姥捨て山"であるそこで、麻理鈴は、同じ部署で働く謎の先輩社員・峰岸さん(江口のりこ)から「あなた、出世したくない?」とそそのかされる。実は峰岸はかつて女性社員中での出世頭だったが、事情があって現在はその部署にいた。麻理鈴は峰岸のアドバイスに従って、入社前に出会った名前のイニシャルしかわからない憧れの男性「T・Oさん」を捜すため、人事部やマーケティング部、営業部などへ異動し、社内で人脈を築いていく。
「三流大学を四流の成績で卒業」し、「社長の故郷採用枠」で大企業に入れた麻理鈴にとって、さらにラッキーだったのは、社内のことならなんでも知っている峰岸に出会えたこと。仕事における助言者のことを"メンター"と呼び、実際に若手社員の教育のために制度化している企業もあるが、峰岸はまさに最高のメンター。麻理鈴は峰岸のアドバイスを「出世100ヵ条」としてメモに書き留めながら、成長していく。そうやってがむしゃらに働く麻理鈴に刺激され、峰岸の方にも変化が起きる。女性管理職を増やして5割にするという「JK5」計画を立ち上げるのだ。そして、最終回ではメンターを超えた女性同士の友情、絆が感動的に描かれる。

©深見じゅん・講談社/NTV
そんな劇中の関係そのままに、今田美桜と江口のりこは撮影中に心を通わせたよう。今田はドラマアカデミー賞主演女優賞受賞時のインタビューで「憧れの先輩である峰岸という役そのままにかっこいい江口のりこさんに、かなり甘えさせていただきました」と振り返っている。江口もYou Tubeの日テレドラマ公式チャンネルで「回を重ねるごとに美桜ちゃんならではの麻理鈴が出来上がっていく。その感じを見ていくのが、すごい楽しかった」とコメント。今、テレビドラマの世界で最も勢いのある2人の共演を、この機会にじっくり楽しんで欲しい。
文=小田慶子
放送情報【スカパー!】
悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~
放送日時:2022年10月1日(土)11:00~
チャンネル:日テレプラス
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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