福原遥が初の刑事役に挑戦!自身と似ていると語ったドラマ「IP~サイバー捜査班」での役柄

2022年度後期のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインに抜てきされた女優・福原遥。中学生の時に、井上真央主演のNHK連続テレビ小説「おひさま」を観て感激し、女優になることを決意したと公言する福原は、現在、夢だった朝ドラヒロインに喜びを感じながら、撮影を行う日々を送っているという。
そんな福原にとって初の刑事役となった連続ドラマが2021年に放送された「IP~サイバー捜査班」である。新人刑事としてサイバー事件に立ち向かう役柄を通して、彼女の新たな魅力を発見できるドラマだ。

(C)テレビ朝日・東映
本作が放送されていた「木曜ミステリー」枠は、2022年7月に23年半の歴史に幕を下ろしたばかりの伝統的な放送枠。テレビ朝日×東映京都撮影所のタッグで、「科捜研の女」「遺留捜査」「おみやさん」など数々の名作ドラマを生み出したが、その中でも「IP~サイバー捜査班」は、古都・京都を舞台に"人情ドラマ"と"サイバー犯罪"を組み合わせた意欲作となる。脚本は「科捜研の女」をはじめとした数々のヒットミステリーを手がけ、最新の科学トピックにも精通する戸田山雅司が担当。最先端捜査のクールさと、心を熱くさせる人情ドラマを併せ持つ、見応えのあるドラマを紡ぎ出した。
本作の舞台となるのは、京都府警本部がサイバー犯罪に立ち向かうべく新たに設立した「サイバー総合事犯係」。ネット分析やプロファイリングなど最先端の機器とスキルを持つ優秀なエキスパートを集め、「現場捜査+逮捕権」を付与した画期的なチームであるにも関わらず、府警の中では「お掃除係」とやゆされ、事件現場でもサポート役に甘んじている部署となる。

(C)テレビ朝日・東映
物語は、そんな"お掃除係"に新人刑事・古宮山絆(福原)が配属されてきたところからスタート。彼女は亡き母が遺した1枚の写真から、「サイバー総合事犯係」主任の安洛一誠(佐々木蔵之介)が自分の父親ではないかという考えに至り、自分の目でその真相を確認するべく、この部署への配属を希望することとなる。
福原演じる絆は生真面目な性格で、思い込んだら一直線というまっすぐさを持っている。そして母の死後、叔母夫婦が、姪である自分を実子のように育ててくれたことへの感謝の思いから、常に"人の情のありがたみ"を忘れないように心がけている。福原自身、「絆は情に厚く正義感が強くて、一直線な性格。熱い部分は自分と似ているので演じていて楽しい」と語っており、福原自身が持つひたむきさや、まっすぐさがこの役に非常にマッチしている。
時間の無駄を徹底的に嫌う超デジタル人間で、人間の感情に興味を示さない"変人"安洛と、事件の背後にある人間の感情を重んじた上で捜査を進めようとする絆。正反対の性格なのに、どこか似ているところもある2人がぶつかり合うことで、予期せぬ化学反応が巻き起こる。そんな2人のやりとりはどこか可笑しさもあり、ほほ笑ましい。
文=壬生智裕
放送情報【スカパー!】
IP~サイバー捜査班
放送日時:2022年10月11日(火)12:20~
チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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