池田エライザが演じるまったく新しい「ドロンジョ」！知られざる過去と壮絶な生き様...

2022/10/03

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モデル、女優としての活動に加え、近年は監督業やミュージシャン、バラエティへの出演など多岐にわたる活躍を見せている池田エライザ。女優としても8月に公開された『ハウ』や10月8日(土)から放送される「祈りのカルテ～研修医の謎解き診察記録～」など、多様な作品への出演が相次いでいる。

そんな中、新たな挑戦といえるのがＷＯＷＯＷオリジナルドラマ「DORONJO／ドロンジョ」だ。タツノコプロ創立60周年を記念したこの作品は、タイトルからも分かる通り「ヤッターマン」の悪役であるドロンボー一味のリーダー・ドロンジョを題材にしている。

描かれるのはドロンジョの過去。幼い頃に親から捨てられ、傾きかけたボクシングジムを営む伯父に引き取られた泥川七音は、厳しい指導のもとアマチュアボクシングの日本代表を目指していた。しかし、世界大会出場の日本代表を懸けた試合後に壮絶な悲劇に見舞われてしまい...。主人公・七音が悪のドロンジョとして悪に手を染めることになるまでの知られざる過去や生き様が綴られていく。

原作のテイストとは180度異なり「善とは何か、悪とは何か」という命題を問いかけるシリアスなこの作品。池田が演じる七音は、厳しい環境下で自分を勝負の道具のごとく酷使する悲しきキャラクターだ。

壮絶な宿命を背負った女性を、池田は伏し目がちな眼差しや淡々とした口調など、すべてに絶望したかのようなオーラとともに表現。虐待されていた過去がフラッシュバックして怯える顔、タガが外れたかのような不気味な笑顔など、多様な演技で七音の心の闇を映し出していく。

さらに、撮影半年前から準備をしていたという格闘アクションは、その甲斐あってひとつひとつの動作や肩周りの筋肉など本格的で説得力が抜群。「生きるために戦う。それが正義か悪かなど考える余地もない」とコメントにあるような泥臭い表情を見せつつも、どこかドロンジョを彷彿とさせる気高き美しさも感じられるような姿は圧巻だ。

また、七音と日本代表をかけてボクシングで戦うことになるのが、後のヤッターマン2号となる聖川愛花。大手企業の財閥令嬢でインフルエンサーとしても活躍する七音とは真逆のキャラクターを、山崎紘菜が華やかな魅力を活かして演じている。そんな愛花の幼なじみで、後のヤッターマン1号となる高岩田ガンを金子大地が演じており、「世の中を良くしたい」という志を持ち、犯罪被害者支援団体の代表を務める真っ直ぐな男を浮かび上がらせていく。