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ソン・ヘギョの「ザ・グローリー」も期待大!ソン・ジュンギ、キム・ジウォンらの俳優人生を変えた「太陽の末裔」以降のキャリア

2022/12/07

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「年末年始一挙放送 太陽の末裔 Love Under The Sun」(KBS World)
「年末年始一挙放送 太陽の末裔 Love Under The Sun」(KBS World)

世界的なヒットとなった「ヴィンチェンツォ」(2021年)に続き、11月に韓国で放送開始した主演ドラマ「財閥家の末息子」が高視聴率を叩き出しているソン・ジュンギ。財閥・スンヤングループに裏切られた秘書・ヒョヌが、スンヤン家の末息子・ドジュンとして転生し、2度目の人生で繰り広げる逆転劇が大きな話題だ。

■「ヴィンチェンツォ」「財閥家の末息子」と話題作が続くソン・ジュンギ、俳優人生を変えた1本とは?

今年9月で37歳を迎えた彼は、1人2役を担う本作の序盤で、ドジュンのソウル大生時代を演じており、復讐心を滾らせる迫真の表情と共に、その変わらぬ若々しさが早くも注目を集めている。

「財閥家の末息子」出演の決め手について、自身の出世作「トキメキ☆成均館スキャンダル」(2010年)を手掛けたキム・テヒの脚本であることを明かしているジュンギ。同作に加え、彼の俳優人生を大きく変えた作品と言えば、2016年を代表する大ヒットドラマ「太陽の末裔 Love Under The Sun」だ。共演したソン・ヘギョとの結婚・離婚劇はあまりにも有名だが、この作品を転機に飛躍した出演者はほかにも数多い。

■ソン・ジュンギ&ソン・ヘギョとの圧倒的な"ケミ"

ソン・ジュンギ&ソン・ヘギョのロマンスが注目を集めた「太陽の末裔 Love Under The Sun」
ソン・ジュンギ&ソン・ヘギョのロマンスが注目を集めた「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

「太陽の末裔」は、2016年の放送時に最高視聴率41.6%を記録した超人気作。最大の見どころはもちろん、世紀のドリームカップルとまで呼ばれたジュンギ&ヘギョによる"ケミ"に他ならない。

部下からの人望も厚い、使命感とリーダーシップに溢れた陸軍大尉ユ・シジン(ジュンギ)と、命の尊厳に勝る理念はないと信じる外科医・モヨン(ヘギョ)。モヨンが医療奉仕団として派遣された紛争地域・ウルクで、任務中のシジンと再会し、互いの職務に奔走しながらも強く惹かれ合う2人のロマンスが描かれる。

「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

命懸けの極秘任務に就くシジンとの恋愛に躊躇するモヨンに対して、「明日じゃなく今から会いたい」とストレートに告白するシジン。軍人としての凛々しさの一方で、彼女を真っすぐに見つめる甘い眼差しとの対比が魅力的だ。2人が演技を超えて魂から惹かれ合っている様子が、劇中のやり取りからもビシビシ伝わってくる。

■もどかしい軍人カップルを演じたチン・グ&キム・ジウォン

「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

メインカップルに並ぶほどの支持を獲得したのが、シジンの直属の部下であり、上士(一等軍曹)のデヨン(チン・グ)と、軍医として派遣される中尉ミョンジュ(キム・ジウォン)。上官であるミョンジュとの階級差に悩み、身を引く決断をするデヨンの不器用さや、彼を心から愛しながらも素直になれないミョンジュのツンデレ具合が、ドラマ人気をさらに後押しした。

互いに命を預け合うシジンとのブロマンス的な絆はもとより、無骨なデヨンがいざとなるとミョンジュの手をしっかり握り、有無を言わせずリードする男らしさに魅了されたファンも多かったはずだ。

■迫真の演技を見せたオンユ(SHINee)、アン・ボヒョンの凛々しい軍人姿も

「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

さらに、シジン率いるアルファチーム所属の兵士としてアン・ボヒョン、モヨンの後輩にあたる研修医役でオンユ(SHINee)も出演。当時既にトップスターだったオンユは、死と隣り合わせの紛争地で"医師としての本分"に苦悩する迫真の演技を見せ、ボヒョンは端役ながら惚れ惚れするほどの軍服姿を披露。この6年後、主演ドラマ「軍検事ドーベルマン」(2022年)でさらに隙のない軍服姿を見せることになるのだから、こちらも感慨深い。

「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

■「ザ・グロ―リー」(ソン・ヘギョ)、「私の解放日誌」(キム・ジウォン)、「梨泰院クラス」(アン・ボヒョン)...と飛躍を遂げたキャスト達

「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

「太陽の末裔」から6年――それぞれがキャリアを重ね、飛躍を遂げてきた出演者たち。「財閥家の末息子」のジュンギはもちろん、今年11月に41歳となったヘギョは、「太陽の末裔」の脚本家キム・ウンスクと再びタッグを組んだ復讐劇「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」が待機中。「ヴィンチェンツォ」を機に、輝かしいカムバックを遂げたジュンギ同様、様々なゴシップを乗り越え、トップ女優として躍進する彼女に期待が注がれている。

「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

ミョンジュ役のキム・ジウォンは30歳となった今年、「私の解放日誌」という当たり役を得て、新境地を切り拓いたと話題に。また、オンユは今夏に日本1stソロツアーを大成功させた。

中でも、「梨泰院クラス」(2020年)の悪役で大ブレイクしたボヒョンは、その後も「ユミの細胞たち」(2021年)や「マイネーム:偽りと復讐」(2021年)といったヒット作を引き当て、主役級スターへとステップアップ。主演ドラマ「軍検事ドーベルマン」では、来日ファンミーティングを初開催するなど、それぞれファン層を拡大させているのは周知の通りだ。

「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「太陽の末裔 Love Under The Sun」

(C)KBS

今をときめくスターたちの"キャリアの転換点"の一つともいえる「太陽の末裔」。大規模な海外ロケを敢行するなど、破格のスケール感もさることながら、韓国ドラマ業界では珍しい100%事前制作というシステムを導入するなど、その完成度は折り紙付き。登場人物たちの"現在の姿"を思い浮かべながら、再見してみるのもまた一興だ。

文=酒寄美智子

放送情報【スカパー!】

一挙放送 太陽の末裔 Love Under The Sun
放送日時:2023年1月1日(月)1:55~
※全16話連続放送
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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