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前作との違いにも注目!藤木直人と上戸彩がドロ沼の禁断の愛を演じた「高校教師(2003年制作)」

2022/12/26

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教師と生徒の禁断の愛を描き、1993年に社会現象を巻き起こしたドラマ「高校教師」。世間に大きなインパクトを与えた同作から10年の時を経て製作された同名タイトルの続編「高校教師(2003年制作)」。

前作に続いて、教師と生徒の禁断の愛というメインフレームは不変としつつも、1993年版では社会的タブーをテーマにしていたのに対して、2003年版は恋愛と依存へとテーマが変更された。TBSチャンネル2では、本作は2023年1月12日・13日に全話放送する。

今作の主人公である教師役・湖賀郁巳を演じるのは藤木直人。元科学省のエリート技官ながら、脳腫瘍を患い余命半年を宣告されたことから退職。主治医の橘百合子(眞野あずさ)のツテで、私立日向女子高等学院の数学教師へと転職する。

そんな郁巳と恋愛関係になるのが、上戸彩演じるヒロインの町田雛。自らをどこにでもいる平凡な女の子と評する、私立日向女子高等学院に通う高校2年生だ。

物語は、平凡で退屈な自分を変えたいと親友の工藤紅子(ソニン)とともに夜の街に繰り出した雛が、ゲームセンターで赴任前の郁巳と出会ったことから始まる。

すっかり意気投合し、一度は郁巳のマンションに向かった雛がやっぱり帰ろうとすると、郁巳は「朝まで一緒にいて欲しい」と懇願。結局2人は一夜を共に過ごすことになる。連絡先の交換もしておらず、もう二度と会わないはずの2人だったが、翌日から郁巳が私立日向女子高等学院に赴任したことで再会を果たした。

はじめは雛から郁巳に向けられた一方的な恋愛感情だったが、1つの誤解と嘘が歯車となって郁巳の中で雛の存在がどんどん大きくなり、やがて2人の関係は恋人へと変化する。

このままハッピーエンドとならないのが、脚本家・野島伸司の真骨頂。

死の恐怖から来る葛藤と深まる雛への依存から心が壊れていく郁巳と、高校2年生の少女には重すぎる裏切りの中で苦悩する雛。激しく感情が起伏する2人を臨場感たっぷりに演じる藤木と上戸の姿は、話が進むにつれて引き込まれていく。

また、2人を取り巻く人たちの間で繰り広げられる複雑な人間関係も本作の見逃せないポイントだ。中でも前作の主要キャラクターから唯一引き続き登場する藤村知樹(京本政樹)が抱える過去の事件に対する懺悔の念と心の闇から来る行動は、本作に深みをもたらす絶妙のスパイスとなっている。

それぞれが一体どんな結末を迎えるのか。片時も目を離さずに見届けてほしい。

文=安藤康之

放送情報【スカパー!】

高校教師(藤木直人、上戸彩)
放送日時:2023年1月12日(木)・13日(金)18:00~
チャンネル:TBSチャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
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