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横浜流星の真っ直ぐな瞳の演技に魅了される!身体能力を活かしたアクションも見逃せない「DCU」

2022/12/27

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「DCU」
「DCU」

俳優・横浜流星は2022年、話題作への出演が相次いだ。天才ギャンブラーvsイカサマ師たちの究極の騙し合いゲームを描く「嘘喰い」、竹内涼真とのW主演作「アキラとあきら」、水墨画に魅了されていく青年を演じた「線は、僕を描く」と主演映画が次々と公開。主演以外でもイメージを覆す難役に挑んだ「流浪の月」で「第47回報知映画賞」助演男優賞に輝くなど、若き実力派俳優として着実に進化を遂げている。2023年は2月から主演舞台「巌流島」が公演スタート。さらに「春に散る」「ヴィレッジ」と主演映画2作の公開も予定されている。

華々しい活躍が期待される横浜だが、様々なジャンルで多彩なキャラクターを演じ、新境地を見せてきた2022年の快進撃の中でも、強い印象を残した作品が「DCU」だ。TBSがハリウッド大手制作プロダクションと共同制作を行ったこの話題のドラマが、1月9日(月)にTBSチャンネル1にて一挙放送される。

個性豊かなメンバーたちの人間ドラマも色濃く描かれる
個性豊かなメンバーたちの人間ドラマも色濃く描かれる

「DCU」

本作は、海上保安庁に新設された「DCU」という架空の組織が水中事件や事故の捜査を行なう姿を描く、ウォーターミステリー。水中の捜査に特化したスペシャリスト集団・Deep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)が、命懸けで水中未解決事件を解明していく。海上保安庁の全面協力のもと、壮大なスケールのオリジナルドラマとなった。

「DCU」の設立目的は、島国日本において海や河川で発生する事件の解決や水際からやってくるテロなどからの防衛。隊長には50歳を迎えた新名(阿部寛)、メンバーには海保のエリート・西野斗真(高橋光臣)や女性初の潜水士となった成合隆子(中村アン)、若手隊員の瀬能(横浜)らがいる。個性豊かなDCUチームが水中の死体や密漁、ドラッグ組織にテロ対策など様々な難事件に挑み、その裏に潜む悪に立ち向かっていく。

「DCU」
「DCU」

隊長の新名は事件解決のためなら手段を選ばず、ルールを無視してでも必ず真実を突き詰めるまで諦めない男。海を汚されること、真実が解明されないことが許せない。渋みのある表情からは過去の様々な経験が想起され、使命感に燃える目力の強さや、仲間への信頼や愛情を不器用にしか伝えられない姿にも惹きつけられる。周りに左右されない強いリーダーとして、圧倒的な存在感を見せた。

横浜が演じるのは、新名とバディを組む瀬能。幼い頃に水難事故に巻き込まれ両親を亡くすも、自身は新名に命を救われた過去を持つ。DCUでもダイバーとしての能力が抜群に高く、チームを引っ張る原動力になる。しかし、一人で突っ走ってしまうところもあり、若く真っ直ぐすぎる性格ゆえの熱さや未熟さも垣間見える。

「DCU」
「DCU」

本作のためにダイビングのライセンスを取得したという横浜。鍛え上げられた肉体と持ち前の身体能力の高さを活かしたアクションも、文字通り全力で駆け抜けるシーンも多数登場する。また、失った過去の記憶を思い出す中で激しい憎悪を露わにし、PTSDに苦しむ姿も。溺れた子供を救い出す時の心優しい表情や、時に衝突しながらも仲間との絆を深めていく様子に成長を感じるが、悲しみやトラウマをも乗り越えていくこの難役を、横浜が真っ直ぐな瞳で好演している。

「DCU」
「DCU」

海上保安庁の監修により劇中での演技にもリアリティが加わっている本作。台風など悪天候の中での捜査や緊迫の救助シーンも、大きな話題を集めた。また、事件解決だけでなく個性豊かなメンバーたちの人間ドラマも色濃く描かれる。過酷な撮影を乗り越えたキャストらの熱演により、「ウォーターミステリー」という新たなドラマのジャンルが誕生しているように感じた。

文=中川菜都美

放送情報【スカパー!】

DCU
放送日時:2023年1月9日(月)11:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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