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林遣都が初主演となる本格時代劇「銀二貫」で、健気さが胸を打つ青年を熱演

2023/01/19

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「銀二貫」に出演する林遣都
「銀二貫」に出演する林遣都

圧倒的な存在感があり、コメディからシリアスまで幅広い役柄を自然体で演じることができる実力派俳優・林遣都。17歳の頃、映画初主演作でもある「バッテリー」でデビューを果たした後、「DIVE!!」「風が強く吹いている」といった映画作品に次々と主演。スポーツに青春を捧げるストイックな主人公を鍛え上げられた肉体美で演じきったことで高い評価を得て以降は、さまざまな映画やドラマなどで活躍してきた。そんな林の存在が幅広い層からの注目を集めるきっかけとなったのが、ドラマ「おっさんずラブ」だった。ルームシェアをきっかけに、田中圭演じる主人公・春田に惹かれていく同僚・牧の切ない恋心を、林は繊細な表情で見事に体現。近年では、一卵性の3つ子でもある3兄弟を1人で演じ分けた2020年のドラマ「世界は3で出来ている」でも、その卓越した演技力を披露した。

デビュー作から近年に至るまで、着実に実力と評価を高めてきた林が、本格的な時代劇に初主演した連続ドラマ「銀二貫」が2月6日(月)21:00より時代劇専門チャンネルで放送される。

『みをつくし料理帖』シリーズで知られる小説家・高田郁(※「高」は正しくは「はしごだか」)の時代小説が原作の本シリーズは、江戸時代の大坂・天満を舞台に、武士だった父親を亡くした主人公の松吉(林)が、寒天問屋・井川屋主人の和助(津川雅彦)に、銀二貫(現代の通貨で約250万円)で救われ、商人として成長していく姿を描く。

林が演じる松吉は、美濃国(現代の岐阜県南部)の生まれ故に、大坂弁になかなか馴染めずにいる少年。また、武士の息子という誇りを持ち続けているが故に、背筋を常に伸ばし、表情も凛々しいところから「愛想がよくない」という印象を持たれてしまい、番頭の善次郎(塩見三省)からはことあるごとに厳しくあたられ、丁稚仲間からも「背筋!」「笑顔!」と注意されるという役柄だ。店の前を掃除しながら笑顔の練習をする松吉を演じる林が浮かべるぎこちない表情や、商人言葉を懸命に練習する姿から、慣れない環境の中でも必死に生き抜こうとする松吉の健気な気持ちが痛いほどに伝わってくる。

第1話では、10歳で父と死別し、松吉という名を与えられ、現在に至るまでを子役の玉山詩が熱演。その過去を受け、松吉が「父の形見でもある短刀を預けるか、井川屋を出て行くか」という選択を和助に迫られるシーンでは、林が、その心の内の葛藤を、きゅっと結んだ口元や思い詰めた表情のみで見事に演じきった。

松吉とラブロマンスを繰り広げる料理屋の娘・真帆役は、幼少期を芦田愛菜、少女期を松岡茉優がそれぞれ演じるなど、豪華なキャスティングも話題を呼んだ本作。柴犬の姿に変化して松吉の成長を見守る大坂天満宮の狛犬・テンちゃんの声を山口智充が担当し、当時の地理の説明をアニメーションで行うなど、時代劇初心者も楽しめるような工夫が盛りだくさんだ。

涙あり、笑いあり、淡い恋模様ありのハートフル時代劇を通して、林遣都という俳優の魅力を堪能してほしい。

文=中村実香

放送情報【スカパー!】

銀二貫
放送日時:2023年2月6日(月)スタート※毎週(月)~(金)21:00~
チャンネル:時代劇専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくは
こちら

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