哀川翔が語る「オトナの遊び」にヒコロヒーも興味津々「釣り、めっちゃ良いやん！」

1980年代から映画、テレビ、舞台などで活躍中の哀川翔は、自他共に認める「仕事も遊びも全力で取り組む男」。多忙なスケジュールの合間を縫って海釣りやゴルフ、モータースポーツと、大人だからこそ楽しめる遊びを満喫している。そこで養った英気を糧に仕事に打ちこむという、誰もが憧れるライフスタイルを実現させている存在だ。

そんな哀川がホストを務め、豪華なゲストと共に賑やかで、ゆったりとしながらも笑いに富んだ"オトナ"の時間を提供する「哀川翔のオトナ倶楽部」は、今や10周年を迎える番組となった。2023年4月放送となる回では、ゲストにお笑い芸人・ヒコロヒーを迎え、軽妙なトークが展開された。

「国民的地元のツレ」というキャッチフレーズと共に自己紹介をしたヒコロヒーに、「タバコを吸っている時、ツレっぽいよね。良い感じだったよ、『ツレ』っていうのがぴったりで」と喫煙所で顔を合わせた際の印象を笑顔で話す哀川。2022年に放送されたクイズバラエティ番組のロケで初めて会った際に「物静かなわりには、すごくやり取りがスムーズ」という印象を受けたと哀川が明かすと、ヒコロヒーも「よかったです」と、ホッとした表情を浮かべる。

そして「オトナの遊び」に話題が移ると、船舶免許を取りたいというヒコロヒーに、哀川は大好きな釣りの魅力を少年のように瞳を輝かせながら熱く語った。哀川の「遊び」にかける情熱に間近で触れたヒコロヒーは、海釣りに興味津々の様子。「自然とマナー。八丈島大使」を務めている哀川から、八丈島ではヒラマサやカンパチ、アカハタなどのおいしい魚が釣れると教えてもらい、「めっちゃ良いやん！」と、その魅力に胸をときめかせていた。

番組収録後には、哀川とヒコロヒーにインタビューを実施。収録の感想などを聞いた。

――今日の収録の感想をお聞かせください

哀川「よく喋ってくれてよかったなあ。交わり方がすごくスムーズだった」

ヒコロヒー「本当ですか？嬉しい」

哀川「それが俺的にはすごく嬉しい。彼女の良さがすごく出ていたと思いますね」

ヒコロヒー「いろいろ引き出していただけて、本当に楽しかったです。本当に優しい方だなと言うか、もっと偉そうにしていても良い方だと思うんですけど、初めてお会いした時から全く温度感とか喋ってくださる感じが変わらないんですよね。相手に緊張させない優しさをお持ちだからこそ、今日も私はたくさん喋らせてもらえたんだなという感じがします」

哀川「喋ってもらってなんぼだからね。やっぱり魅力がある方をゲストにお招きしているので、俺とのトークの中でその一部でも出てくれれば、すごく良い番組になるから、大事なところだよね。物作りって『その人がどれだけ力を発揮してくれるか』だから、俺が1人で頑張っても何もできないし。俺が1人で頑張っても『1』だけど、ここに何人かいたら『1』が何倍にもなるから、その人たちがどれだけ力を発揮してくれるかで作品というのは決まってくるからね」

――「哀川翔のオトナ倶楽部」は10周年という節目を迎えましたね

哀川「まさかこんなに続くとは俺も思っていなかったけど、周りのスタッフのみんなが頑張ってくれてるから成り立っている番組なんだよね。だから、自分がどうこうってことじゃなくて、本当にゲストの方がどんなことに対して興味を持っているとか、そういうことがちゃんと聞ければいいなって、いつも思っています」

――今日のゲストのヒコロヒーさんは、娘さんくらいの世代ですよね

ヒコロヒー「翔さんは、本当に分け隔てのない方ですよね」

哀川「そうかな？みんな二十歳を過ぎれば大人だし、しっかり仕事をして自分のスタイルを確立されている方々は、もう同じだと思っているの、俺。お互い対等に楽しく話ができるのが1番良いと思っていて、そんなところを視聴者の皆さんに気に入っていただけていると嬉しいですね」

――哀川さんが思う「オトナの遊び」とは、どんなものですか？

哀川「大人も趣味があった方が絶対良いと思う。俺はもう遊びのために仕事してるから(笑)。仕事のストレスを発散するために遊ぶんじゃなく、遊ぶために仕事してるようなもんですよ」

――最後に、番組をご覧になる皆さまへメッセージをお願いします

哀川「今日はヒコロヒーの普段聞けない話が聞けたと思うんです。それを皆さんに楽しみにしていただければと思います」

ヒコロヒー「私もいろいろお話させていただいて、すごく楽しかったですし、たくさんの人に見ていただきたいです！」

取材・文＝中村実香