15周年を迎える2PMの来日公演にも期待大！「ハートビート」が話題のテギョンが「parTYtime」で覗かせた愛すべき素顔

初の悪役で強烈な印象を残した「ヴィンチェンツォ」(2021年)以降も、多彩な役柄でのドラマ出演が続いている2PMのテギョン。6月から韓国で放送を開始した「ハートビート」では人間に憧れるヴァンパイアを演じ、その完璧なビジュアルが大きな話題を呼んでいる。

そんなテギョンが昨年9月のイベントに続き、約7ヶ月ぶりに日本で開催した単独ファンミ―ティングが「2023 オク・テギョン イベント parTYtime」。2PMの楽曲はもちろん、この日のために用意した新曲を初披露するなど、ソロアーティスト、オク・テギョンとして歌とダンス満載の楽しいステージを繰り広げた。

前回行った「2022 オク・テギョン イベント OKAERI」は約5年半ぶりの単独開催とあって、ファンから聞きたい言葉"OKAERI(おかえり)"を公演に名付けたテギョン。今回は、「いつも応援してくれるファンのみんなと一緒に盛り上がれる楽しいパーティーにしたい」という思いがそのまま公演名となった。

前回同様、トークは全て通訳なしの日本語で進行。オープニングから2PMの楽曲「TEASER」を含むエネルギッシュな3曲のダンスナンバーを立て続けに披露すると、「皆さん、元気でしたか？...僕はちょっと息が...」と笑わせ、「僕のファンミーティング"parTYtime(パーティータイム)"にようこそ！」と堂々の開会宣言で、ファンの期待を煽るテギョン。

客席から「頑張れ！」と声が上がると「頑張ります！ありがとう」と応えるなどファンとの日本語でのコミュニケーションも完璧で、その後は、ラジオDJとしても活躍する古家正亨のMCと共に、軽妙なトークを繰り広げながら第1部のトーク＆ゲームタイムへと誘う。

「自身のスマートフォンの中身を大公開」というテーマで最近の活動をオフショット満載で振り返り、新作ドラマ「ハートビート」の役作りエピソードをこっそり語るなど、旺盛なサービス精神でステージを盛り上げていく。そして"parTYtime"をさらに沸かせるべく、「ピンポン玉入れ」や「福笑い」「カップ積みゲーム」などの楽しいゲームにもチャレンジ。成功させてガッツポーズを見せたり失敗して悔しがったり...表情豊かな素のリアクションで、アーティストの顔とはまた違う等身大の表情をたっぷりと披露した。

会場のファンへのプレゼントを懸けてミッションに挑むコーナーでは、「難しいミッションがいいな」とハードルを上げてみせる余裕を見せたテギョン。日本語の早口言葉で盛り上げ、"エアハグ"でときめかせるなど、テギョン自身も楽しみながらのパーティーは息つく暇がないほどの充実ぶり。笑顔の絶えないゲームタイムの後は、再びアーティストとしての魅力を振りまく第2部・歌唱タイムへと繋いでいく。

ファンと一緒に盛り上がりたいという気持ちで作ったという新曲「Party Like TY」では、客席のファンも拍手で参加できるよう優しくサポート。そうかと思えば、自作曲「Fire Place」で甘い美声を響かせながらトップスターならではの圧倒的なオーラを放ち、チャーミングでポップな楽曲「I LOVE U, U LOVE ME」では客席にもマイクを向けて煽るなど"parTYtime"の盛り上がりは最高潮に。前回の「～OKAERI」では声出しができなかった分、客席との間に生まれた一体感にテギョンも感慨ひとしおだ。

「僕も全力で楽しむから、皆さんも絶対に楽しんで帰ってください」――そんなテギョンの想いが貫かれた真心のこもったファンミ―ティング「ParTYtime」。

間もなくデビュー15周年を迎える2PMとしては、10月に単独アリーナ公演「2PM 15th Anniversary Concert『It's 2PM』in JAPAN」が控えるなど、グループ活動も一層盛り上がりを見せるタイミング。"2PMのテギョン"としての活躍にも期待しながら、歌手として俳優として多彩な魅力を放つオク・テギョンの愛すべきキャラクターを堪能したいところだ。

文＝酒寄美智子