Liella!、初の11人体制でのライブに熱狂！Liyuu、青山なぎさ、結那によるユニットも盛況

「ラブライブ！スーパースター!!」から生まれたスクールアイドルグループ・Liella!の4度目となるライブツアー「ラブライブ！スーパースター!! Liella! 4th LoveLive! Tour ～brand new Sparkle～」。そのスタートとなる千葉公演＜KALEIDOSCORE edition＞Day.1が8月19日、幕張メッセ国際展示場で開催された。

1期生の伊達さゆり(澁谷かのん役)、Liyuu(唐 可可役)、岬なこ(嵐 千砂都役）、ペイトン尚未(平安名すみれ役)、青山なぎさ(葉月 恋役)、2期生の鈴原希実(桜小路きな子役)、薮島朱音(米女メイ役)、大熊和奏(若菜四季役)、絵森彩(鬼塚夏美役)に加え、3期生となる結那(ウィーン・マルガレーテ役)、坂倉花(鬼塚冬毬役)の2人を迎えた11人体制で初となる今回のライブステージは、8月2日にリリースされたばかりの初のユニットミニアルバムのタイトルトラック「Jump Into the New World」からスタートした。同アルバムのジャケットでメンバーたちが纏っているのと同じ衣装を身につけたキャストたちが、続く「スター宣言」も、11人だからこそ表現できるフォーメンションダンスで披露した。

この日、初となるMCでの自己紹介では、超満員の客席とコール＆レスポンスで会場との一体感を深めるキャスト陣。今回が初ステージとなる坂倉が、緊張と観客からの温かい声援に感極まって涙ぐむ場面もあった。

2期生メンバー4人による「Blooming Dance！Dance！」、1、2期生がセンターステージに移動しての「キラーキューン☆」「MIRACLE NEW STORY」で、元気いっぱいの歌声とダンスを客席に近い場所で届けた後は、幕間映像として、アニメ本編放送後のミニコーナー「リエラのうた」の絵柄で、11人での初ライブの楽屋で、3期生のマルガレーテと冬毬が先輩たちに"スクールアイドルの素晴らしさ"を教えてもらうアニメ映像が上映された。メイからソロ活動の魅力を熱く語られたマルガレーテが、「スクールアイドルとして最高のパフォーマンスを披露する」と意気込むシーンを受けて、ステージに結那が登場。ソロ楽曲「Butterfly Wing」でドラマチックな空間を作り上げた後は、鈴原が「ビギナーズRock!!」を元気いっぱいに歌い、センターステージでは青山が、大人っぽいダンスと共に「ミッドナイトラプソディ」で観客を誘惑。そしてくまのぬいぐるみを抱いたLiyuuがトロッコに乗り、「星屑クルージング」をパフォーマンスし、ステージ上にぬいぐるみを残していく。そして、ペイトンが「Starry Prayer」でエモーショナルな歌声を響かせながら、残されたぬいぐるみを抱き上げ、頬を寄せるというドラマチックな演出で、ソロパートが締めくくられた。

続いて、今回の「千葉公演＜KALEIDOSCORE edition＞」に掲げられた、可可、恋、マルガレーテによるユニット・KALEIDOSCOREがセンターステージに登場。水色、青、紫という各メンバーカラーのドレスをまとったキャストが、スタンドマイクを使ってドラマチックなラブソング「ベロア」を大人っぽく歌い上げた。続けてハンドマイクを手に「不可視なブルー」「What a Wonderful Dream!! ～KALEIDOSCORE Ver.～」でも、しっとりとした魅力を振りまいた。

先輩たちのパフォーマンスを観て「こんなスクールアイドルになりたい！」という思いを強くした3期生。幕間アニメに続き、2ndアルバム「Second Sparkle」のジャケット衣装に着替えた伊達、Liyuu、岬、ペイトン、青山の1期生5人で「Hoshizora Monologue」をパフォーマンス。そこへ2期生も加わり、「Including you」「未来の音が聴こえる」も続けて披露された。お揃いの衣装に身を包んだ3期生を加えての「私のSymphony ～2023Ver.～」で本編を締めくくった後は、客席からの熱い「Liella!」コールに応え、キャスト陣が再登場。

アンコールでは、この日にピッタリな「常夏☆サンシャイン」「Day1」、そして「UNIVERSE!!」を全員で熱唱し、4thライブツアーの初日の幕を下ろした。

取材・文＝中村実香