SEVENTEENのHOSHI(ホシ)がCARATを思いながら貴重なバラードを歌唱！自身がK-POPにハマるきっかけとなった音楽的ルーツも披露

9月の東京ドーム公演を皮切りに、全国5都市を巡る2023年最大規模のドームツアー「SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN」を開催中の"セブチ"ことSEVENTEEN。昨年末に続いて2回目となるドームツアーとあって、さらなる成長を遂げたメンバーたちの姿が注目を集めている。

13人組という大所帯グループの"セブチ"と言えば、楽曲制作はもちろん、振り付けやコンサート演出までを自ら手掛ける"自主制作ドル"としてお馴染みだが、その中でも一糸乱れぬパフォーマンスの要となる存在が、"パフォーマンスチーム"のリーダー、HOSHI(ホシ)だ。

そのダンスの実力に目を奪われがちなHOSHIだが、実は歌声も一級品。2023年5月10日に韓国で放送された「ライブショー リムジンサービス」に、セブチのメンバーとしてはSEUNGKWAN(スングァン)に続いて2人目となる単独出演を果たし、美しい歌声を響かせた。

「リムジンサービス」とは、KBSバラエティ番組のデジタル専門スタジオ「スタジオK」で配信されているコンテンツ。シンガーソングライターのイ・ムジンがMCを務め、毎回多彩なゲストをスタジオに招き、生歌でのパフォーマンスやセッション、ディープな音楽トークなどを繰り広げる人気の番組だ。

K-POP史を塗り替える驚異的なセールスを叩き出した10枚目のミニアルバム「FML」のカムバック直後に出演したHOSHIは、冒頭から新曲「F*ck My Life」をピアノのサウンドに乗せたアコースティックバージョンで披露。息遣いが伝わるような繊細な歌声や、低音でのラップなど豊かな表現力を見せつけていく。

さらに「バラードを歌う機会があまりないので、CARAT(セブチのファン)にバラードを歌ってあげたかった」という理由から、テヨン(少女時代)のソロ曲「11:11」をセレクト。アコースティックギターの優しい旋律と響き合うような美しいハーモニーを丁寧に歌い上げると、思わずムジンも目を細めながら聞き入っていた。

音楽のルーツをひも解くトークでは、歌手を目指したきっかけについて、「父の友人がSHINeeのテミンさんのおじさんで、その方が2008年にSHINeeのアルバムを下さったんです。聞いてみたらいい曲がたくさんあって...」と、テミンとの意外な繋がりと共にK-POPにハマった経緯を説明。

当時大ヒットしていた東方神起やSUPER JUNIOR、BIGBANGの楽曲にも触れ、マネをするようになったというHOSHIは、中学2年生の頃から参加するようになったオーディションの裏話も告白。オーディションで歌ったというイェソン(SUPER JUNIOR)の「It Has To Be You」も披露し、甘い歌声でスタジオを包み込んだ。

その後も、Colde(コールド)の「Control Me」を抜群のリズム感で歌い上げ、さらにCharlie Puth(チャーリー・プース)がBTSのジョングクとコラボした「Left and Right (feat. Jung Kook of BTS)」をムジンとのセッションで披露するなど、多彩なジャンルの楽曲を歌いこなす実力を存分に発揮していくHOSHI。

「同じ曲を何度歌っても、"シンクロ率99％"で再現できそう」と、ムジンからそのブレない安定感のあるボーカルを褒められると、どこか照れくさそうな表情でお礼を述べるなど、謙虚な人柄も覗かせた。

今後の目標について、「SEVENTEENとしてもっと大きなステージに立ちたい」と明かし、念願だった東京ドーム公演について触れながらも、最終的にはスタジアムでのコンサート実現を目標に掲げたHOSHI。なかなか単独ではじっくりと聞く機会のない貴重な歌声や、その音楽的ルーツを振り返るトークに触れれば、また新鮮な視点で彼のパフォーマンスを楽しめることだろう。

文＝HOMINIS編集部