神尾晋一郎が楽しい休日と感じる推し活とは？

主にアイドルやアニメのキャラクターなど、自分にとって「イチオシ」の人を指す「推し」。近頃ではかなり聞き馴染みのある言葉になったが、さらに、その推しに情熱を注ぐ活動をすることを「推し活」という。

GAORA SPORTSでは、普段推される側の「推しメン」たちの「推し活」を探る番組の新作が放送される。普段は多くのファンから推される立場にある「推しメン」たちをゲストに迎え、普段彼らがどんなものを推しているのか、プライベートを明らかにしながら、ゲストの魅力を引き出すという内容。

2024年1月20日に放送された第3回には、声優の神尾晋一郎が登場。体を動かすのが好きという神尾が、いま気になっている場所を訪れ、彼の愛するもの＝「推し活」を楽しむ。さらに今回のナレーションは、神尾とは声優界きっての仲良しコンビともいわれる駒田航が担当する。

今回は収録直後の神尾にインタビューを行い収録の感想や自身の意外な「推しポイント」を語ってもらった。

――収録の感想を教えてください

「ただただ楽しいです！最近、こういうアクティビティな運動をしていなかったのもあったので。特にやりたかったボルダリングだったり、ゴルフなんかも、本当に昔父親に打ち方教わったくらいからずっと打ってなかったのもあったので、自分の老いも感じながら(笑)。でも、まだまだボルダリングして動けるなという思いもあったりで、ただただ楽しい休日だなって気がします」

――今回の注目ポイントはどこでしょうか？

「注目ポイントは、初めてのボルダリングで結構グイグイ登ってるんじゃねぇか？っていうところ。GoProを意識した登り方を見てもらいたいです(笑)」

――絶対得意だろうとしか思えないくらいの勢いでしたね(笑)

「そうですね。思ったより頭でっかちに知識だけは入れてくるんですけど。壁に体を近い方がいいとか、腕の力は使うなとかあったんですけど、ただただ腕の力だけで行ってたので(笑)。もうその状態だったんでゴルフはボロボロでしたし...(笑)。腕が全然動かなくて。乳酸がたまっちゃって」

――今回オファーがきた時の率直な感想をいただけますか

「一番嬉しかったのは推してるものはありますかって聞かれた時に、改めて自分何を推してるんだろうなと考えれたことと、打ち合わせしながら『推してるものがあんまりないですね』って言われて、それくらい自分割と仕事一辺倒な感じの休みの使い方をしてるなって気が付けたのでありがたい機会だなと思いました。やってないことを試せるとか、今まで少しやったことあるけどガッツリと取り組むっていうのが番組として機会でもらえるっていうのがそうないので、もう存分に乗っからせていただこうって思いました」

――会議の中で他に候補ってあったりしたんですか？

「他の候補ですか？いろいろ言ってた気はしますが、動くとか体動かすっていう部分だったら、ボクシングジムとかも出たのかな。もともとボクシングもやってたので。あとは、絵替わりがない地味なのが多かったですね(笑)。立ち飲みとかスナックとか出てました、話として。でも絵替わりないなーみたいな話もあったり...それこそサウナとかそういうのもありましたね」

――酒場放浪記のような感じでやってみては？

「酒酒場放浪記！事務所の先輩がナレーションを担当しているんですよ。だからそれも含めていいですよね、酒場放浪記とか。飲み屋で飲んでるおじさんとかと仲良くなるの得意です(笑)」

――今回、向さんと対決シーンもありましたけど

「二人ともボルダリングで腕をやられてグダグダなゴルフ対決をお見せするという(笑)。本人同士はすごく楽しくできたので。本当にお相手が向さんで良かったなって思いましたね」

――もし機会があったらリアルなゴルフをしたいですか？

「ラウンドするってなるとやっぱりそれなりに練習を積んで一緒に回る方に迷惑をかけないように、シュミレーションゴルフや打ちっぱなしとか行って執念積みたいなって思いましたね。ずっと行ってなかったので。そういう打ちっぱなしに(笑)」

――今回、仕事仲間でもありご友人でもある駒田さんとお互いの推し活をナレーションすると聞いた時のお気持ちはいかがでしたか？

「お互い事務所に入った時期も近くて、彼が1年後輩ではあるんですけど、ずっと公私ともに仲良くしてきたので、逆に彼が出てて自分が出てなくてナレーションを当てるっていうのが面白さしかないというか、普段見ない姿を見れるというか。彼のいいところは先輩といる時はちゃんと後輩として、後輩といる時はちゃんと先輩っぽく振る舞うっていう太陽のような人間なので、それを一番近い位置で視聴者と同じように見れるのが非常に楽しみだなって思いましたね」

――普段お休みの時って何をして過ごすことが多いですか？

「休みの時は、仕事の準備をしているか、あとは...昼からお酒を飲みながら何かしてます。ファンの方からいただいた手紙を読みながらお酒を飲んでいるっていうのもそうですし。あとは美味しいもの食べたり。結局、食ですね。体動かすっていうのは最近できてないかもしれないです」

――声優としていろんな声をご担当されていますが、ご自身のキャラクターで推しているキャラクターはいます？

「推してるキャラクターって本当になくてですね。逆に推してる人という意味で言うと、情熱大陸とかのナレーションされている窪田等さんを推しています。あとは、元NHKアナウンサーの山根基世さんとか、そういう方たちの読みがすごい素敵で。もうお亡くなりになってしまいましたが、小川真司さんのナレーションもずっと聞いていたりしています」

――やっぱり推しの影響を受けたりするんですか？

「はい。読みのリズムだったり、おこがましいですけど今回のナレーション小川真司さん風に読んでみようかなとかそういうトライだったりとか、そういう意味でその3人さんは勝手に推してますね。人物推しですけど(笑)」

――2024年に向けての抱負、やってみたいことはありますか？

「毎年『どこかでダンスを習おうと思ってるんですけど』って言うのが年の瀬の口癖になっております。叶うことがないまま、2024年もそれを持ち越して、ダンスを習おうと思っています。あとは今ボイトレに通っていて、歌という部分の精度を高めようと思っていますね。今年はキャラクターソングはもちろんですが、自分自身の歌の精度を上げていきたいと思っています。歌はね、苦手なんですよね。歌が苦手なまま10何年やってるんで、これはいけないだろうと思って」

――番組をご覧になる方へメッセージをお願いします

「普段、プライベートっていうほどプライベートな面を出すことがなく、元々マジシャンをやっていたというのもあり、家から1歩出ると割と仕事スイッチが入るんです。だけど、今回は向さんっていう仲いい人も一緒だったので、割と素な部分が見えたり......あとはボルダリングではいっぱいいっぱいになってるんで(笑)。カメラを意識すると言いながら結構カメラを忘れて動いてる部分もあるので、油断した表情などを注目して見てもらえたらと思います」

文＝HOMINIS編集部