「少年時代」が好評のイム・シワン、ZE:A(ゼア)時代に培ったスターオーラ抜群のステージパフォーマンス

昨年12月に35歳を迎え、俳優としての幅を広げているイム・シワン。コメディ初挑戦となった主演ドラマ「少年時代」では、おかっぱ頭の高校生・ビョンテ役を好演。1989年の忠清南道(チュンチョンナムド)が舞台というだけあって、クセ強な方言やレトロなファッションも実にユニーク。"扶余農高"への転校を機に、校内最強のケンカ番長に誤解されてしまう気弱なビョンテの涙ぐましい奮闘ぶりが多くの支持を集めた。
そんなギャップ溢れるビョンテ役が反響を呼んだシワンだが、「少年時代」の最終回が韓国放送された昨年12月22日には、同作で共演したイ・ソンビンと共に韓国KBSの音楽番組「THE SEASONS~AKMUのLAST GOODBYE」に出演。ドラマとは打って変わって、スターオーラに満ちた堂々たるパフォーマンスを披露した。
(C)KBS
トップアーティストがMCを務めるこの「THE SEASONS」シリーズは、大勢の観客の前で生バンド演奏と生歌パフォーマンスを繰り広げ、アメリカのTVショーさながらのウィットに富んだトークも楽しめる本格派の音楽番組。これまでにもBTSのJ-HOPEやEXOのD.O.(ディオ)、TOMORROW X TOGETHER...といった人気スターたちがゲスト出演してきたことでも知られている。
(C)KBS
1年を4つの"シーズン"に分け、MCが次々とバトンタッチしていく点が最大の特徴で、パク・ジェボム(第1シーズン)、JANNABIのチェ・ジョンフン(第2シーズン)に続いて、昨年9月~12月の第3シーズンのMCを務めたのが、韓国の兄妹ユニット・AKMU(イ・チャンヒョク&イ・スヒョン)。1月から韓国放送されている第4シーズンのMCはイ・ヒョリが務めており、今回のイム・シワン&イ・ソンビンが出演した第14回が、AKMUのMC最終回となった。
(C)KBS
今となっては俳優として順調なキャリアを築いているシワンだが、もともとはパク・ヒョンシクらと活動を共にしていたアイドルグループ・ZE:A(ゼア)が芸能活動の出発点。2010年にデビューしたZE:Aは、日本進出も果たし高い人気を誇っていたが、シワンは歴史ドラマ「太陽を抱く月」(2012年)への出演をきっかけに徐々に俳優業へとシフト。まさに"演技ドル"の先駆け的存在だ。
(C)KBS
シワンは今でもアイドルという自身のルーツを大切にしており、俳優活動と並行してファンコンサートを開いたり、様々な作品のOSTに参加したりと、アーティストとしての活動も継続。そのパフォーマンス力は健在で、「私たちのブルース」「その年、私たちは」など数多くのヒットドラマのOSTでも知られる10cm(シプセンチ)の「Phonecert」をソンビンとデュエットで披露し、見事な歌声を響かせた。
(C)KBS
(C)KBS
イントロでの透き通るような高音フェイクで場内を沸かすと、その後も、客席の歓声を煽るかのように耳に手を当てる仕草を見せ、ソンビンともコミカルな寸劇まで披露したりと、スター性が垣間見える余裕たっぷりのステージを展開。美しいハーモニーを奏で、最後は体を合わせながらハートを作るなど、2人の息ぴったりの様子には、会場からも大きな拍手が贈られていた。
(C)KBS
(C)KBS
またトークでは、番組への出演を切望したソンビンがシワンに頼み込んで今回のオファーが実現したという裏話にも言及。すると、番組側からシワンに連絡したのが収録の3日前だったという驚きの秘話を暴露したAKMUの兄・チャンヒョクに対して、「私はいつでも心の準備ができている」と茶目っ気たっぷりのコメントで応酬したシワン。
(C)KBS
さらに、「少年時代」で披露した忠清道の方言に話題が及ぶと、1ヶ月間に渡って特訓し実際に現地にも足を運んで習得したという"ネイティブ並みの方言"をその場で実演してみせたシワン。そのリアルな発音でAKMUの2人を驚かせるなど、サービス精神旺盛な一面で番組を大いに盛り上げていた。
(C)KBS
今回、その完璧な"エンターテイナー"ぶりを見せつけ、改めて俳優業という1つの枠に留まらない多彩な実力を発揮したシワン。現在はZE:Aとしての表立った活動こそしていないものの、2025年はデビューから15周年というアニバーサリーイヤーだけに、電撃復活をつい期待してしまうのが正直なところ。"俳優ドル"を地でいく彼の今後のアーティスト活動にも注目したい。
(C)KBS
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
THE SEASONS~AKMUのLAST GOODBYE
第14回(イム・シワン、イ・ソンビ出演回)
放送日時:2024年2月24日(土)1:15~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
こちら
関連人物から番組を探す
-
2025/04/25
NCT・MARK(マーク)のソロデビュー後の反響!韓国カムバックを果たしたNiziUの新曲「LOVE LINE」も話題を呼んだミューバンの注目ステージ
-
2025/04/19
LE SSERAFIM(ルセラフィム)の日本人気を実感!韓国ドラマOSTの歌い手、LYnやポール・キムら、ジャンルの垣根を越えた貴重な日韓コンサート
-
2025/04/11
照れが止まらない!原因は自分にある。の7人が選ぶ、メンバーの好きなパフォーマンスは?【1万字インタビュー】
-
2025/04/11
人気急上昇中の"ゲンジブ"こと原因は自分にある。"LIVE TOUR 2025 嘲笑倫理学のすゝめ"の東京公演を独占生中継!