SF9・チャニ、韓服で現代の日常生活を過ごした感想とは？「君がくれた恋の詩～カシリイッコ～」の撮影で学びを語る

SF9のチャニが出演する、600年の時を越えた真実の愛―伝統音楽×現代音楽が織りなすファンタジーラブストーリー「君がくれた恋の詩～カシリイッコ～」が女性チャンネル♪LaLa TVにて日本初放送される。

舞台は、朝鮮時代 初期･漢陽。天才楽師のパク･ヨン(チャニ)は、ある川辺で美しい歌声を持つ歌手ミン・ユジョン(パク・ジョンヨン)に一目ぼれをする。ヨンは彼女の才能を高く買い、高麗音楽の聖地･風月堂に連れていくが、その様子を見ていた地主のイ･ウォン(イ・スンヒョプ)は激怒し、ヨンにユジョンの正体を知らしめる。ユジョンはかつて大監の娘でウォンの婚約者でもあったが、父が謀反を起こしたことにより奴婢の身分となっていた。結局、身分の差で許されない恋をしたヨンとユジョンは引き裂かれる運命に...。

今回、放送に先駆け、主演のSF9・チャニへインタビューを敢行。自身が演じたキャラクターの魅力や、撮影現場の裏話などたっぷり語ってもらった。

――最初に作品のあらすじと演じた役の紹介をお願いします

「『君がくれた恋の詩～カシリイッコ～』は天才音楽家のパク・ヨンが朝鮮時代から600年の時を越えて現代にやってきて繰り広げられる物語です。内容はコミカルなシーンが多く、愉快で気軽に楽しめる内容となっています。僕が演じたパク・ヨンは天才音楽家で、朝鮮時代から愛する人を捜し求めて現代にやってきます。彼女を見つけると積極的に愛情表現をしたり、面白くて楽観的な性格ですが、いざとなったときは誠実な一面もある頼もしい人物です」

――今作に出演することになったきっかけと初めて台本を読んだ感想を教えてください

「前から新たな経験として時代劇の主演に挑戦してみたかったんです。最終的にいろいろ修正はありましたが、最初の台本を読んだ時から面白い内容で結末が気になって次々とページをめくってしまったほどです(笑)」

――パク・ヨンの魅力を教えてください！

「様々な魅力があると思いますが、その中でも誠実さが素敵だなと思います。なぜなら、いつもはふざけてばかりで何も考えてなさそうに見えるのですが、いざとなったときに心の奥底にある誠実さがある。このギャップに親近感を覚えたので魅力的だと感じました」

――パク・ヨンとチャニさんのシンクロ率は何パーセント？理由と一緒に教えてください

「シンクロ率は...50％！まず僕自身が朝鮮時代を生きた人物ではなく、言葉使いから違うので50%は当てはまりませんね(笑)。似ているところは、友達や共演者の方から愉快で面白いと言われる方ですが、一人でいるときはいろいろ考え込むタイプなのでそんなところがパク・ヨンと似ているんじゃないかなと思います」

――撮影前に伝統楽器、伽耶琴(カヤグム)の練習をしたと聞きましたが、習ってみていかがでしたか？

「本作品と出会ってなければ伽耶琴を演奏する機会なんて滅多にないのでとても新鮮でした。正直難しい部分もありました。練習しているときは指も痛かったのですが、やっていくうちに本当に趣味としても始めたくなるほど楽しくなってました！」

――実年齢よりも大人な20代後半の役柄を演じてみた感想は？

「僕も最初はその設定に悩んで監督に相談したんですよ。でもとりあえず年齢は気にせず、パク・ヨンの可愛らしい魅力を表現できたらいいとおっしゃったので、そこに力を注ぐようにしましたね」

――韓服を着ながら現代の日常生活をこなすのはいかがでしたか？大変ではなかったですか？

――何かハプニングとかはありませんでした？

「撮影中は特になかったのですが、休憩のときに暖炉で温まっていたら足元の方が少し焦げてしまったんですよ。あれは衣装スタイリストさんに申し訳なかったですね...(苦笑)」

――もしパク・ヨンのように朝鮮時代から現代にやってきた人がいたらまず最初に何を教えてあげたいですか？

「パク・ヨンも最初現代の生活に戸惑ってましたよね。僕だったらまず最初に信号機を教えてあげたいです！車とか事故に遭ったら危ないので！(笑)」

――パク・ヨンのように人生である決断をしなければいけないとき、チャニさんは何を選びますか？

「今の状態でしたら夢を選ぶと思います！愛ももちろん大事ですが今は夢に向かって走っていかなければいけない時期だと考えてます。でももう少し大人になれば愛を選択するときもくるかもしれません(笑)。すみません！最終的には、愛と夢どちらも欲しいです(笑)」

――パク・ジョンヨンさんと共演してみていかがでしたか？

「ジョンヨンさんとは初めてお会いしましたがとても親切な方でした。演技の面でも積極的にシーンの立ち位置やさまざまな表現方法を提案してくださったのですごく勉強になりましたし、たくさん助けていただいたなと思ってます」

――同じ所属事務所の先輩であるN.Flyingのスンヒョプさんと共演してみていかがでしたか？

「スンヒョプさんともドラマでは初めて共演してみましたが、とても気遣っていただきました。いつも間食や飲み物など持ってきてくださったり、たくさんよくしてもらったので感謝でいっぱいです」

――現場の雰囲気はいかがでしたか？面白かったNGや裏話があれば教えてください

「現場はとても明るく、アットホームな雰囲気でよかったです。NGは...みなさん上手だったのでそんなに多く出なかったのですが、僕が長いセリフを少しずつ読み間違えてそのたびにスタッフさんたちは笑ってくれましたが、申し訳なかったですね(苦笑)。その時寒くて口がうまく動かせず５～６回は撮り直したと思います」

――オリジナルサウンドトラックも魅力的でしたがお気に入りはありますか？

「どのオリジナルサウンドトラックもステキですが、本編で直接歌う『訳もない痛み、夢だったと思う』という歌詞があります。その歌詞の意味を正確に理解できたわけではなかったのですが、心に響きましたね」

――本編で特に印象的なシーンやセリフがあれば教えてください

「ジョンヨンさんが演じたユジョンの声を聴いて本を読みながら登場します。そのシーンが美しくて印象に残っていますね。セリフは個人的に新鮮だったので気に入っているのが『私がそなたを守る』と言うところがあるのですが、とても難しかったんですよ。自分が今まで誰かを守るような経験もなかったので、新鮮で沢山練習もしたセリフでもあるので印象に残っています」

――ドラマを通して学んだ点はありますか？

「役者をした中でも今までやったことのないことばかりでした。時代劇というジャンルで伽耶琴(カヤグム)の練習もしたり、韓服に関しての知識も増えました。前までは昔の人が着ていたものという大まかなイメージでしたが、例えば寝る時の服装は違っていたり、楽なように内側の紐はほどいていた、など新しい知識をたくさん知れたのでよかったです」

――これからKINGDOMの撮影もあり次回作も決まっていますね。お忙しいですが健康管理やストレス解消法があれば教えてください

「寝られるときに最大限寝るように努力してます！あとビタミン剤をいくつか摂取するようにしています。ストレス解消法は...。最近は簡単に一杯ビールを飲みながら映画見ることでリフレッシュしていますね」

――今後、歌手としても役者としても期待が高いですね、これから挑戦してみたい事や目標はありますか？

「役者としてはこれから多様な姿をお見せできたらいいなと思ってます。チャニはこんな役もできるんだ、この役にすごい似合ってるなど言っていただけるようになれたらいいなと思います。歌手としてはSF9が多くの人にかっこよくてダンスもボーカルの実力も認められるようなグループになれたらいいなと思います」

――最後に日本の視聴者の方に一言お願いします

「『君がくれた恋の詩～カシリイッコ～』視聴者のみなさま、とても愉快で楽しめるドラマとなっています。そして共感できるような感動するシーンもあり心温まる内容になっていますので是非、ご覧ください～」

文＝HOMINIS編集部