「ハラも永遠にKARAだから...」鮮烈なデビューから15年、日本でも活動を再始動させたメンバー同士の固い絆

2010年8月に発表した日本デビュー曲「ミスター」の"ヒップダンス"で日本でも一大センセーションを巻き起こしたKARA。韓国デビュー15周年を迎えた2022年には、パク・ギュリ、ハン・スンヨン、チョン・ニコル、カン・ジヨン、ホ・ヨンジの5人で"カムバック"したことも話題に。今年7月24日に待望の日本ニューシングル「I Do I Do」をリリースした彼女たちは、8月に約9年ぶりとなる日本ツアー「KARA THE 5th JAPAN TOUR 2024 "KARASIA"」を控えるなど、本格的な再始動が注目を集めている。

そんなKARAがデビュー以来、メンバー全員で初めて旅行へ。その貴重な旅の道中に密着したリアリティ番組「WISH I HAVE KARA」が8月20日(火)よりKNTVにて日本初放送される。

15周年のカムバックの成功をお祝いとして2023年に撮影されたこの番組は、マレーシアのコタキナバルのリゾートでの休暇を楽しむメンバーの様子に密着。しっかり者のリーダーのギュリを筆頭に、スンヨン、ニコル、ジヨン、ヨンジら、メンバー同士だからこその意外な素顔を覗かせながら、青い海の美しい自然を満喫する様子を余すところなく捉えていく。

旅行前に行われた計画を立てる食事会では、互いにやりたいことを言い合い、盛り上がる5人。そんな中、部屋に入ってくるなり、他のメンバーには目もくれず、「ハイボールが飲みたい」と言い出したのは、お酒や食べることが大好きだというニコル。グループ内では"元気"担当として知られる彼女は、旅先でも、ホテルに用意された豊富なウイスキーに興奮したり、海辺のレストランではホロ酔いで踊り出したりと、陽気な一面を覗かせていく。

シュノーケリングやバナナボート、ジェットスキーといった様々なアクティビティにも挑戦するメンバーたち。マリンスポーツが大好きというジヨンとスンヨンは、パラセーリングに大興奮して歓声を上げる一方で、高所恐怖症なギュリはチャレンジ前から弱音を吐くなどビビりまくり...。長年一緒にいても互いに知らなかった意外な素顔が露呈し、そんな新たな発見を楽しむ5人の飾らないリアクションが新鮮だ。

宿泊は、美しいビーチが目の前に広がる高級リゾートホテル。寝起きのすっぴん状態からカメラは密着し、メンバーそれぞれの"モーニングルーティーン"も撮影。他にも、旅先の醍醐味のひとつであるマーケットでの買い物では、ゲームの順位により大金を手にしたヨンジが爆買い。その一方で、軍資金が少ないスンヨンやジヨンは、韓国の歌手だとアピールしながら必死に値引き交渉したりと、愛嬌たっぷりの飾らない素顔もたっぷり収められている。

最後の夜には、歌詞を書いたメモやポラロイドなど、それぞれが思い出の品を持ち寄って、ささやかなパーティーを開いた5人。

中でも、スンヨンのアイデアで寄せ書きをしようと準備した"15周年記念フォトブック"のエピソードが感動的だ。そこには、既にスンヨンによる心のこもったメッセージが書かれてあり、それを目にした途端、ギュリとニコルはボロ泣きに。

パーティー終了後、それぞれの部屋に戻ったメンバーたちは互いにメッセージを書き合い、2019年に亡くなったク・ハラを思い出しながら手紙をしたためる場面も...。「ハラも永遠にKARAだから」と目を真っ赤にして話すギュリの表情からも、KARAメンバーの確かな絆を感じさせた。

様々な苦労を味わい、再び歩き出したKARA。7月に頬骨と眼窩骨折により活動を一時休止していたギュリも復帰を発表し、ファンを安心させたばかり。"完全体"で活動を再開させた今こそ、5人の魅力的な素顔とメンバー同士の絆を改めて見つめ直したい。

文＝HOMINIS編集部