2024/09/01
「モニター 監察員ハンナの捜査」独占日本初放送!ミステリー大国・イギリスの視聴者が認めたクライム・スリラー
2023年に英国の主要放送局・Channel 5で放送され、同局の年間新作ドラマのトップ3にランクインした「モニター 監察員ハンナの捜査」が、9月22日(日)にアクションチャンネルにて全4話一挙放送される。
この作品は、車椅子の防犯カメラ監視員ハンナが凶悪犯罪を目撃することから始まるクライム・スリラーで、毎話、手に汗握る展開が繰り広げられていく。ハンナが親友のアンバーと行った飲み会の帰りに気持ちよく車椅子を走らせていると、暗闇で泣いている女性に遭遇する。心配になり近づいて声をかけると、その女性は知り合いでハンナに「逃げて」と叫ぶ。すると、奥からフェイスマスクを付けた男が突如現れ、金品を奪おうと襲いかかってくるが、女性がハンナをかばい、代わりに犠牲となってしまう。
それ以来、ハンナは男の姿を忘れることができずにいた。そして、事件から1年経ったある日、監視中の防犯カメラでフェイスマスクの男によく似た人物を見つけ、警察に通報する。しかし、駆け付けた警察官、定年間近の担当刑事トニーも、そして親友のアンバーさえもまともに取り合ってくれない。そのため、ハンナは独自の捜査にのめり込み、危険な領域に踏み込んでいくこととなる。
■英国の演技派俳優陣が徐々に不信感が募るスリラーの世界へ誘う
主人公のハンナを演じるのは、舞台でも活躍する新進気鋭の英国俳優ベス・アルスベリー。車椅子を猛スピードで走らせて犯人から逃げつつも、犯人を突き止めようとする追跡劇は引き込まれること間違いなしだ。そんなハンナを理解する親友のアンバーを演じるのは、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(2017年)にレジスタンスのパイロットとして出演し、「アガサ・クリスティー 無実はさいなむ」などのドラマでも活躍するクリスタル・クラーク。そのアンバーの母親で再選を狙う議員のルイーザを、イギリスの人気クライムサスペンス「埋もれる殺意」シリーズや「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シリーズのミシェル・ボナードが演じる。
また、ハンナの部屋の掃除を担当するワケあり清掃人のドリーを演じるのは、「マダム・ホワイトのアンティーク事件簿」のスー・ヴィンセント。そして、ハンナが目撃した殺人事件の担当刑事トニーは、英国のロングラン・メロドラマ「イーストエンダーズ」に10年以上出演し、近年は司会者として活躍してきたベテランのロス・ケンプ。本作で15年ぶりに俳優業に復帰したのだが、存在感は抜群。ハンナをいら立たせる刑事役を好演し、物語の重要なスパイスとなっている。
■ミステリー大国らしい、息つく暇も与えない推理ショーに「沼る」こと必至
英国といえば、アガサ・クリスティーやアーサー・コナン・ドイルを生んだ国だけに、中途半端な犯罪ドラマや推理ものでは認めてもらえない。しかし、このドラマは年間トップ3にランクインしただけあって、第1話から謎の伏線が散りばめられており、いやおうにも引きつけられる。そもそも刑事のトニーはなぜハンナの必死の訴えを聞いてくれず、あんなにもやる気がないのか? 親友のアンバーはハンナの良き理解者であるにも関わらず、なぜ野放し状態の殺人鬼を目撃したハンナを冷たく突き放したのか?
さらに、ハンナが証拠写真を持って協力を求めたアンバーの母親や、情報を聞き出そうとしたうわさ好きのドリーらも怪しげな動きを見せる。果たして1年前のフェイスマスクの男の事件は、ただの強盗殺人事件ではないのか? 事件が解決していない背景にはそれぞれが抱える事情が絡んでおり、ラストにはどんでん返しが待ち受けているという。一体どんな事情を抱え、どんなクライマックスが待ち受けているのか? 一気見すること間違いなしの全4話となりそうだ。
文=及川静
放送情報
モニター 監視員ハンナの捜査 ※字幕版
放送日時: 9月22日(日)21:00~
チャンネル: アクションチャンネル
※全4話一挙放送
※放送スケジュールは変更になる場合があります