瑛太、小出恵介、平岡祐太、柄本佑が、シンクロを通して成長する青年を演じる!夏の名作青春ドラマ「ウォーターボーイズ 2005夏」

シンクロナイズドスイミングに挑む男子高校生の奮闘と友情を描く青春ドラマ「ウォーターボーイズ」。2001年に妻夫木聡、玉木宏らが共演した映画「ウォーターボーイズ」が公開されると好評を博し、2003年には山田孝之の主演で「WATER BOYS」と題して映画の2年後を舞台としたテレビドラマが放送された。その後、2004年には市原隼人主演の「WATER BOYS2」、2005年には瑛太主演の「ウォーターボーイズ 2005夏」も制作された人気シリーズだ。

シリーズの完結編にあたる「ウォーターボーイズ 2005夏」は、ドラマシリーズ第1弾「WATER BOYS」で瑛太が演じた田中昌俊を主役に据えたスペシャルドラマ。唯野高校の水泳部員で生徒会長でもあった田中は、合格確実といわれていた東京大学医学部の受験に敗れ、後期募集で同大学の農学部に滑り込み入学した。アメリカ留学中の恋人・響子(香椎由宇)には医学部に入れなかったことを正直に話せず、さらには医師である父からのプレッシャーもあり、医学部への転部を目指して猛勉強に励みながら、大学2年生の夏を迎えた田中。今ではシンクロも"ほろ苦い思い出"と感じるようになっていた。そんな中、田中は試験の日の朝に寝過ごしてしまい、一般教養の単位を落とす事態に。農学部の教授(中山克己)に何とか救済措置を施してもらえるよう直談判しに行くと、夏休みの間、教授の友人が住んでいる冨那島で畜産実習をするという課題を出されるのだった。
単位のために嫌々ながらも冨那島に向かった田中は、自身が世話になる上原家の長女で、2カ月ほど前まで東京で看護師をしていた今日子(小西真奈美)や、今日子の弟・賢作(小出恵介)と、その仲間の悟(平岡祐太)、俊一郎(柄本佑)の高校生3人組など、島の人たちと出会う。やがて、田中はひょんなことから、島の高校生たちにシンクロを教えることになる...。
■"ほろ苦い思い出"、挫折を味わった田中がシンクロの指導を通して成長する姿を描く

本作は「WATER BOYS」から2年後が舞台になっており、瑛太が演じた田中も、東京大学の2年生になっている。医学部受験失敗による心の傷を抱えながら、単位のために夏の間中、実習に行くことになる田中。さらには留学から一時帰国してきた恋人・響子にも「私たち自然消滅しちゃったけど...」といわれてしまい、"人生最悪の夏の始まり"を迎えたところから物語はスタート。散々な状況の中で冨那島に向かうことになり、船の中で出会った今日子とも早速トラブルに...。助けてくれた賢作、悟、俊一郎の高校生たちとも初対面から言い合いになるのだった。
そんな中、島民が開いてくれた歓迎会の席で、島の観光を盛り上げるために夏祭りを開き、メインイベントとしてシンクロナイズドスイミングを行うことが決まる。田中はシンクロのことが苦い思い出になっていながらも、今日子や賢作たちにシンクロを馬鹿にするようなことを言われるとムッとした表情になる。最初は拒んで嫌々引き受けたシンクロのコーチも、「引き受けたことは責任を果たす」となんだかんだ真面目に取り組み、やる気のない賢作、悟、俊一郎と意見の食い違いはありながらも、海で水泳や潜水の訓練を始める。そんな田中の姿からは、今も変わらずシンクロを好きな気持ちがあることが感じられる。
しかし、"シンクロのせいで医学部に落ちた"という傷はなかなか癒えないまま。さらには、とある大失敗をしてしまい、夏祭りの話もうやむやになってしまう。そんな状況になって初めて、田中も高校生たちも、自身の挫折と向き合い、やがてシンクロに真剣に取り組むことを決意する。そんな田中と高校生たちの奮闘と成長は、胸に響くものがある。

挫折を味わった田中が、島民との交流やシンクロの指導を通して成長していく姿を、瑛太が爽やかに、しかし熱を込めて演じている本作。小出、平岡、柄本もシンクロに挑戦する高校生たちをフレッシュに演じており、同シリーズの最大の魅力でもある"青春の輝き"を体現している。夏のきらめきを詰め込んだような名作青春ドラマは、20年の時を経ても色あせない。シリーズ完結編となった「ウォーターボーイズ 2005夏」を、この夏も見返してほしい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
ウォーターボーイズ 2005夏
放送日時:2025年9月10日(水)12:10~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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