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当時20代の綾瀬はるかが、新人CAをチャーミングに好演!矢口史靖監督が癒しと笑いのフライトを描いた「ハッピーフライト」

2026/01/29

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実話をもとにした「人はなぜラブレターを書くのか」、千鳥・大悟と夫婦役を演じる「箱の中の羊」と、2026年、立て続けに主演映画が公開される綾瀬はるか。

そんな綾瀬が2008年に出演し、天然な新人キャビンアテンダントを演じた航空群像コメディが「ハッピーフライト」だ。メガホンをとったのは「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」などのヒット作を手がけ、近年では長澤まさみ主演の「ドールハウス」も注目を集めた矢口史靖監督。丁寧なリサーチを重ね、ANAの全面協力のもとで撮影された本作は、羽田からホノルルに向かうとある便のフライトにまつわるあれこれを、飛行場の仕事に焦点を当ててリアルかつコミカルに描いた作品だ。

綾瀬が演じたのは念願の国際線デビューで舞い上がる客室乗務員・斎藤悦子。機長昇格を懸けた実地訓練に緊張しながら臨む副操縦士・鈴木和博を田辺誠一が演じている。時任三郎、寺島しのぶ、吹石一恵、田畑智子、田中哲司、江口のりこ、笹野高史、小日向文世、岸部一徳など、キャストも魅力的。整備士、グランドスタッフ、管制官を含むオペレーションコントロールセンターなど、さまざまな部署の連携あってこその"空の旅"。その裏側を覗けるのも醍醐味だ。

悦子は先輩たちのテキパキとした動きにあたふたし、ピントのずれた言動で"鬼チーパー"と呼ばれている客室乗務員責任者・山崎麗子(寺島)から睨まれてしまう。一方の鈴木は、厳格でストイックな機長・原田典嘉(時任)と組むことになり、緊張が加速。それぞれに悲喜こもごものフライトがユーモラスに、テンポ良く描かれる。

機体に鳥がぶつかるのを防ぐために空港に常駐するバードパトロールや、航空機マニアの青年たち、老若男女の乗客たちも本作に欠かせない登場人物で、誰もが飛行機の安全を空と陸でサポートするチームの一員というドラマティックな構成も飽きさせない。そんな本作において、1番の癒しでもあり、ハッピーオーラを放つ綾瀬の演技に注目したい。

■綾瀬演じる新人キャビンアテンダントの一挙一動がチャーミングすぎる!

綾瀬はるかが新人客室乗務員をチャーミングに好演
綾瀬はるかが新人客室乗務員をチャーミングに好演

(C)2008 FUJITELEVISION/ALTAMIRA PICTURES/TOHO/DENTSU

本作が公開される前年には、主演ドラマ「ホタルノヒカリ」で怠け者ゆえに"干物女"と呼ばれるヒロインを演じ、そのコメディエンヌぶりを印象づけた綾瀬だが、本作での"天然ぶり"も突き抜けている。ミーティングで「デザートに出すチョコレートケーキは自分たちも食べられるのか」とウキウキしながら聞き、白い目で見られたり、客室乗務員たちが立ちながら短時間で食事をとっているのを見て目をまんまるにし、慌ててパンを丸ごと口に放り込んだり...。肩の力が抜けた自然体の演技の面白さは多くの人が知るところだが、矢口監督はそんな綾瀬の資質をフルに引き出している。

乗客たちのリクエストが大量で、誰に何を渡すのかわからなくなって大失敗した時には、山崎から激怒される。洗面所で声を出して子供のように号泣する演技は、"綾瀬は本当にこんなふうに泣くんじゃないか"と思うぐらいに愛らしい。空の旅は乗客のトラブルに始まり、バードストライクによる不具合、台風による悪天候とアクシデント続きで、操縦席を始め、スタッフ全員がドキドキハラハラだったりするのだが、その濃すぎる体験あってこそ、新米の悦子と鈴木、客室乗務員とパイロットとして成長していく。

航空用語が飛び交う"業界あるある"が散りばめられつつ、笑いとスリルもたっぷりのエンターテインメントにきっちり落とし込んだ本作。20代前半の綾瀬のコミカルでチャーミングな芝居に注目しつつ、楽しんでほしい。

文=山本弘子

放送情報【スカパー!】

ハッピーフライト
放送日時:2026年2月14日(土)16:00~
チャンネル:WOWOWシネマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:田辺誠一 時任三郎 綾瀬はるか 吹石一恵 田畑智子 寺島しのぶ 田中哲司 平岩紙

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