千葉翔也「ライブは完成品じゃなくていい」初ツアーで掴んだ"ファンと作るステージ"
アーティストとして新たな手応えを掴んだ千葉翔也。6月にリリースしたEP「Invention」を携え、自身初のライブツアーを完走した。ツアーでは"発明"をテーマに、従来のライブ観にとらわれない挑戦を重ね、ファンとともにステージを創り上げていったという。ライブだからこそ生まれる熱量や自身の成長、そして次なる目標とは――。
9月28日(月)にTBSチャンネル1で放送される東京公演を前に、ツアーを走り切った今の率直な思いを千葉にインタビュー。兵庫と東京の2都市を巡った初ツアーを振り返りながら、各公演で感じた手応えやステージ制作の舞台裏、ライブを経て芽生えた新たな思い、さらに東京公演の見どころまでたっぷりと聞いた。
――初のライブツアー、本当にお疲れ様でした!全公演を終えた今の率直な気持ちを教えてください。また、去年の初ワンマンライブ(1st Live 2025)の時と比べて、ご自身の中で「ここが成長した、変化した」と感じる部分はありますか?
「『ライブとはこうでなければならない』という固定観念を取り払えたことです。完成品を見せなくてはならない、伝えたいものを一言一句違わず伝えなければならない。...とどこか思っていた自分に気がつきました。もちろん精度を上げるのですが、受け取り手の皆さんと作る部分があっていいのだと。客観視している自分のリズムではなく、あくまで主観の気持ちいいリズムでライブを作って、歌いたいなと思いました。それがとても手応えがあったので、一番の違いだと思います」
――今回は兵庫と東京の2都市を回りましたが、それぞれの会場でファンの皆さんの熱気や雰囲気に違いはありましたか?
「兵庫は久しぶりのツアーへの期待感に溢れていて、特に初めてライブに参加してくれたファンの方々がたくさんいて嬉しかったです。企画では一人一人の声が聴けたので、まさに一緒に作るような距離感の近さがありました。東京は同じく期待感もありつつ、巨大な一個の明るい空間を一緒に作れた印象です」

――今回のツアーは、6月に出したEP「Invention」の"発明"というテーマがベースになっています。このテーマをライブで表現するためにこだわったところはどこですか?
「昨年の1stアルバム『Streak』や1stライブ『Living Streak』の地続きであることと、同時に逆に変えるために切り離すことを意識しています。発明の閃きの喜びを落とし込みたくて、自分が思いついた新鮮なこと、面白いと感じたことをできるだけ具現化したいとこだわりました」
――今回のステージでは、アコースティックコーナーで既存の曲を新しく見せたり、ご自身で作詞・作曲された新曲を客席の皆さんとアレンジする試みもあったり、「演出」にもかなりこだわられていました。それぞれの演出において、特に意識したことや、準備で苦労したことがあれば教えてください
「千葉翔也のライブでしか持ち帰れないものを作りたいと思っています。消極的ではなく積極的に、血の通った演出にしたいです。自分で言い始めたコーナーだからこそ、やりたい事と生み出されるものの差を調整しないといけなかったのは苦労した点ですね。
もっとポップでコミカルな曲調にするつもりだったのですが、想いが溢れてしまったせいもあって遊べる曲になったのかどうか、少し不安もありましたが、本番を経てファンのみなさんのリアクションを見て安心しました」

――バンドの皆さんとの演奏や、曲を重ねていく中で、「この瞬間が特に楽しかった」「ライブならではの醍醐味を感じた」という場面があれば教えてください
「ティンジのコールアンドレスポンスは僕が主導していて、曲に入るタイミングを決めたらバンドメンバーのみなさんがそれに合わせてくれました。あの"コーレス"は何物にも変え難いような、自分の全てが照らされているような気持ちになれて。
アコースティックパートは、歌詞のひとつひとつが観客席に染み込んでいくような感覚があって、気持ちが良かったです」

――今回の東京公演が、TBSチャンネル1で「全曲ノーカット・独占放送」されますが、 客席から見るステージと、テレビの画面で見る映像では、それぞれ異なる魅力があると思います。テレビ放送だからこそ、楽しめるシーン、ポイントはありますか?
「僕の動きであったりステージ上にいるという息遣いは、テレビではより伝わると思います!衣装も今回かなりこだわって作ってもらったのでじっくり見ていただきたいですし、バンドメンバーの演奏であったり、僕との絆はよく見ていただけるのが楽しみです。
僕はラストにかけての盛り上がりが特に最高だったと思っていて、そんなライブを作った客席にいる皆さんも誇って欲しい。客席では当事者でいてもらっているということも、テレビでは見てより感じていただけるのではないでしょうか」
――普段は声優とアーティスト、両方の活動を精力的に行われています。今回のアーティストとしてのツアー経験が、今後の声優としてのお芝居や、これからの表現活動全体に活かせそうだと感じたことはありますか?
「ステージの上でリアルタイムで成長しているのを感じました。そんな、限界を超えながらも全力で走り続ける感覚は他では得られないので、あの時に手で掴んだものを離さないようにしたいし、その時間の集中力と高揚感は全てに通ずると思いました。
芝居をする時の自分の視界も開ける気がします。単純に心の体力も増しましたので、体さえ健康を保てれば、もっともっといけるなと思えました」

――今回のツアーを経て、アーティストとしてさらに挑戦してみたいことや、次のステージに向けて取り組んでいきたいことがあれば教えてください
「公演数を増やして、沢山の場所でライブツアーを行いたいです。僕を知ってくれている人一人ひとりとライブを作りたい。そして作詞作曲も込みで、新曲をどんどん作りたいですね。皆さんと作るライブに向けて必要なものが見えてきたので、感じたものを曲に落とし込みたいです」
――最後に、テレビの前で放送を楽しみに待っているファンの皆さん、そして今回初めて千葉さんのライブを見る方に向けて、メッセージをお願いします!
「ファンの皆さんと拠点を作るようなEP『Invention』を引っ提げて、みなさんに新しい発明を届けられるライブにするために精一杯やらせていただきました。どこまでも進んでいける心強さと手応えを感じたライブです。この放送を観てくれたあなたも当事者なので、ぜひ会場にいるつもりで楽しんでくださいね。これからもっともっと大きな景色を一緒に観に行きましょう」

文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
千葉翔也 Oneman LIVE TOUR Our Invention
放送日時:2026年9月28日(月)21:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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