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水谷豊×伊藤蘭結婚後初の映画共演! 約30年ぶりの共演で夫婦役に向き合った「少年H」で見せる家族の強さ

2026/09/24

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「少年H」
「少年H」

国民的ドラマ「相棒」シリーズの杉下右京役をはじめ、「熱中時代」シリーズなど長年にわたって数々の作品に出演してきた水谷豊。

一方、キャンディーズのメンバーとして一世を風靡し、解散後は俳優として活躍を続ける伊藤蘭は、近年は再びアーティストとして精力的なライブ活動を展開している。

私生活では夫婦である2人が、ドラマ「事件記者 チャボ!」(1983~84年)以来、2013年に約30年ぶりに俳優として共演し、初めて夫婦役を演じた映画が「少年H」だ。戦時下の神戸を舞台に、長い時間を共にしてきた2人が向き合ったのは、時代に翻弄されながらも家族を守ろうとする1組の夫婦。そんな本作が、9月24日(木)25:50より日本映画専門チャンネルで放送される。

水谷豊と伊藤蘭が結婚後初となる映画共演を果たし、劇中でも夫婦役を演じたことで大きな話題を呼んだ「少年H」
水谷豊と伊藤蘭が結婚後初となる映画共演を果たし、劇中でも夫婦役を演じたことで大きな話題を呼んだ「少年H」

妹尾河童の自伝的小説を降旗康男監督が映画化した本作。昭和初期から戦中、終戦直後までの神戸を舞台に、洋服の仕立て屋を営む父・盛夫(水谷豊)、キリスト教徒の母・敏子(伊藤蘭)、好奇心旺盛な少年「H(エッチ)」こと肇(吉岡竜輝)ら妹尾家の日々を描く。

軍国主義の色が濃くなり、自由にものを言うことが難しくなっていく時代。それでも盛夫は、Hに自分の目で現実を見て、自分の頭で考えることの大切さを伝えていく。穏やかな物腰の中に、周囲に流されない信念を宿らせる水谷の演技が印象的だ。

その人物像が具体的に表れるのが、迫害から逃れてきた外国人たちの衣服を修繕する場面。長旅を経た衣服をめぐって周囲から白い目を向けられても、盛夫は仕立て屋として仕事に向き合う。社会の偏見が日常に入り込むなか、相手の立場に左右されず、目の前の人間と向き合おうとする姿が、細やかな所作から浮かび上がる。

「少年H」
「少年H」

敏子は強い信仰心を持ち、厳しい状況でも温かな明るさを失わずに家族を支える女性だ。伊藤は、盛夫の隣で家族を見守るだけでなく、夫や子どもたちを大きな愛情で包む母親として、その芯の強さを繊細に表現している。

性格も物事への向き合い方も異なるが、互いの生き方を尊重しながら家庭を守る2人。その関係が、妹尾家の温かな空気を形作っていく。

実生活でも夫婦である水谷と伊藤だが、劇中では盛夫と敏子という人物を丁寧につくり上げている。何気ない会話や家族と過ごす時間に感じられるのは、実生活の関係性だけではなく、役柄として築き上げられた夫婦の姿だ。

「少年H」
「少年H」

妹尾家を取り巻く人々を演じる共演陣も、作品に深い奥行きを与える。小栗旬演じる近所の「うどん屋の兄ちゃん」が政治犯として警察に逮捕されるなど、妹尾家の周囲にも時代の不穏な空気が広がっていく。國村隼、岸部一徳、早乙女太一らが演じる人々の存在も、家族の外側にある社会の変化を映し出す。

そんな時代のなかで、盛夫がHに伝えてきた「自分で考えること」は、少年の成長にもつながっていく。親の言葉をただ受け入れるのではなく、自分の目で現実を見つめ、疑問を抱きながら生きようとするHの姿。そこには、父から子へと受け渡される信念だけでなく、1人の少年が自分自身の意思を育んでいく過程がある。

「少年H」
「少年H」

水谷と伊藤が演じる盛夫と敏子。その夫婦の姿を通して浮かび上がるのは、戦争に翻弄されながらも、家族の間で受け渡されていく思いの強さだ。実生活の夫婦という話題性だけではない、俳優としての2人が紡ぎ出す妹尾家の物語を、ぜひじっくりと見届けてほしい。

文=HOMINIS編集部

放送情報【スカパー!】

少年H
放送日時:9月24日(木)25:50~ほか
チャンネル:日本映画専門チャンネル(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

出演:水谷豊 伊藤蘭 吉岡竜輝 花田優里音 小栗旬 國村隼 岸部一徳 早乙女太一 ほか

詳しくは
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