田中圭が体現する"光と影"のダークヒーロー!長いキャリアが生んだ「ブラックポストマン」の深み
「おっさんずラブ」を始め、数々の話題作で主演を務め、幅広い作品で存在感を示してきた田中圭。大きな注目を集めるまでに、長い俳優生活を積み重ねてきた。35歳でブレイクを果たした本人も、これまでの歩みを振り返りながら、長年の経験が現在の俳優としてのスタンスにつながっていることを語っている。
2026年には、鈴木おさむが作・演出を手掛けた舞台「母さん、ラブソングです。」や、映画「キングダム 魂の決戦」で魏軍の総大将、呉鳳明(ごほうめい)を演じるなど、舞台と映画でも独自の表現を追求し続けている。
そんな田中圭が、陽気な郵便配達人と"ネバーランドの悪魔"という2つの顔を持つ主人公を演じたのが、2023年放送のドラマ「ブラックポストマン」だ。
©テレビ東京
かつて、大人に苦しめられている子供のために生まれた郵便ポストがあった。そこに手紙を投函すれば、"ネバーランドの悪魔"が悪い大人を懲らしめてくれる。そんな不思議なポストをめぐる物語が、10年前のある事件を境に途絶えていた。
あれから10年。ホスピスで働く元郵便配達人の副島力也(田中圭)は、"不思議な手紙"を手にしたことを機に、地元で復職することに。手紙に書かれた「ネバーランドの悪魔は終わっていない」という言葉の意味とは? そして、力也が郵便局に戻った理由とは......。
©テレビ東京
田中が演じるのは、陽気で人当たりの良い郵便配達人・副島力也だ。赤い自転車にまたがり、笑顔で住民に声をかける姿は、誰からも愛される親しみやすさを放つ。しかし、子どもからの「SOS」を受け取ると、その顔つきは一変する。表の「日常的な軽やかさ」と、裏の「冷徹な影」。子どもたちの笑顔を奪う悪人たちに制裁を下すダークヒーロー、それが力也のもう1つの顔だ。
事件の核心に近づくにつれて、過去の因縁が浮かび上がっていく力也。田中は、明るさだけではなく、そこに秘められた怒りや葛藤も体現することで、一筋縄ではいかない主人公像を作り上げている。
©テレビ東京
そんな力也を取り巻く人物たちとの関係性も本作の見どころの一つだ。後輩の郵便配達人・草薙桃を演じる志田未来、謎めいた過去を共有する元先輩郵便配達人・水野真を演じる小泉孝太郎、そして力也の幼馴染で強気な刑事・祖父江ひなたを演じる高橋メアリージュンら、個性豊かなキャラクターが物語に絡んでいく。
特に、力也と桃の関係には"ネバーランドの悪魔"をめぐる過去が深く結びついており、物語が進むにつれて、それぞれが抱えていた秘密が明らかになっていく。
©テレビ東京
長いキャリアの中でさまざまな役柄に向き合ってきた田中だからこそ、陽気な郵便配達人としての親しみやすさと、子どもたちを守るために"悪魔"として動く力也の危うさ、その両方を一人の人物の中に成立させている。
単なる成敗系の物語ではなく、正義と救いをめぐる人間ドラマとしても楽しめる「ブラックポストマン」。田中圭が見せる"光と影"の演技に注目したい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
ブラックポストマン
放送日時:2026年9月29日(火) 19:00~ ほか
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:田中圭 志田未来 小泉孝太郎 高橋メアリージュン ほか
こちら