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プロレスラー上谷沙弥、麒麟・川島明に救われたバラエティ出演「私にとって神のような存在」【スカパー!30周年】

2026/11/01

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「好き」の気持ちを深く掘り下げ、新たな「好き」と出会うきっかけを届ける不定期インタビュー企画。今回は、女子プロレス団体「スターダム」のヒールユニットH.A.T.E.のプロレスラー・上谷沙弥が登場する。

プロレスラーとしてはもちろん、さまざまなメディアで活躍中の"沙弥様"。今回は彼女がハマっているエンターテインメントをはじめ、アイドル志望からレスラーになった想い、自身の夢などを語ってもらった。

――好きなエンタメについて教えてください

「スポーツだとバレーボールが好き!数年前にテレビで何気なく見たとき、"バレーボールって、こんなに背が高くてカッコいい人がいっぱいいるんだ!"って思ったんだよ。浅はかな理由だけど(笑)、(プロバレーボールチームの)東京グレートベアーズを中心に見るようになった。ベアーズや代表を応援しに会場に行ったこともあるよ」

プロレスラーとしての夢や、エンターテインメントへの思いを語る上谷沙弥
プロレスラーとしての夢や、エンターテインメントへの思いを語る上谷沙弥

――どんなところに魅力を感じたのでしょうか?

「もちろん細かいルールはあるけど、地面にボールを落とさず3回以内に返す...って初心者が見ても分かりやすいし、短い間で決まるからハラハラドキドキして楽しい」

――現地観戦すると、応援の熱もさらに高まりそうですね

「プロレスもそうだけど、お客さんの熱気がすごい。映像で伝わりきらないお客さんのエネルギーが、会場全体に満ちている感じがたまらないんだよ。

ベアーズの試合で、音や映像の演出があって、選手たちがポーズを決めてコートに入る入場シーンがあったんだけど、とても素敵だった。勝負事だけどエンターテインメント...そこはプロレスと共通していて印象的だった」

――好きな選手を教えてください

「髙橋藍選手。アウトサイドヒッターのエースとして、チームを引っ張る姿がかっこいい...!サーブで決め切る力が凄いし、力強いスパイクに釘付けになる」

――30周年を迎えた「スカパー!」で番組を立ち上げるとしたら、どんな番組をやってみたいですか?

「スターダムで番組をやってみたい。プロレス中継はもちろんだけど、バラエティ番組だと選手の違う一面が見られるし、お客さんも"こんな子たちがいるんだ"と気にかけてくれると思う」

――たとえばどんな企画をやってみたいですか?

「みんなどんな人か知らないと思うから、まずはスタジオで椅子に座って自己紹介(笑)。あとは、ミニゲームもいいね。メンバーの刀羅ナツコ選手も『バラエティでビリビリ椅子を受けてみたい』と言ってたよ」

――皆さんキャラクターが立っているので、スターダムの番組おもしろそうですね

「そうでしょ?H.A.T.E.はみんなおもしろいよ。それこそナツコ選手や渡辺桃選手はごはんをたくさん食べられるので大食い企画とかよさそうだし、小波選手は意外と自分からボケるタイプだし、吏南はいつもみんなからイジられてる(笑)。いつかみんなでやれたらいいな」

――上谷さんは現在多くのメディアに出られています。プロレスとは違う世界に触れてみてどんな印象をお持ちですか?

「本当にありがたいことだよね。タレントさん、芸人さん、モデルの方、スポーツ選手...各業界のトップの人が集まっている。そんな凄い人達と仕事できるのはうれしいし、刺激を受けるし、意見交換するのも楽しい。人間関係の面でも自分の人生を豊かにしてくれる。プロレスが軸にありながら、全力でがんばれる場所が増えるのは、ありがたいことだし、やりがいを感じているよ」

――メディア出演時、特に衝撃を受けた共演者はいますか?

「一番お世話になっているのが麒麟の川島明さん。川島さんはどんな人でもおもしろくする魔法使いみたい!

その人の素材そのものを生かしてくれるから番組でも自分らしく伸び伸びやれる。少し変なことを言ってしまった時も川島さんの一言で全部空気を変えて面白くしてくれる。川島さんに救われてる人は沢山いるよ。私にとって神のような存在」

――そんな上谷さんの人生に影響を与えた人物を教えてください

「プロレスでいうと、飯伏幸太選手。練習生になった時にプロレスをまったく知らず、怖そうだし、痛そうだし、"やりたくないな"と思っていた時、飯伏選手が空中で華麗に舞っている姿を見て、"プロレスってこんな世界もあるんだ"と印象を変えてくれたんだ。

当時は、心が追いついていないままデビューして数カ月のころ。プロレスについて調べていたときに、たまたま飯伏選手のフェニックス・スプラッシュや、シューティングスター・プレスを見たんだよね。数々の空中技に衝撃を受けたのを今でも覚えてる」

――EXILEサポートダンサーや、バイトAKBを経てプロレスラーに転身した上谷さん。夢の道を変えるのも葛藤があったと思います。別の道に一歩踏み出せたのはなぜですか?

「オーディションに落ちまくっていてどん底みたいな生活を送っていたから、"弱い自分を変えたい、強くなりたい"というのが一番大きかった。プロレスに出会ったとき、直感で"プロレスをがんばったら何か希望が見えるかもしれない"って思ったし、並行してやっていたアイドル活動も先が見えなかった。"一歩踏み出してみたいな"と思ったのがきっかけだよ」

――その後、ベビーフェイス(善玉)からヒールターン(悪役に転身)されました。スタイルが変わってより道が開けたのでしょうか?

「ベビーのときは、優等生でいなきゃいけなかったし、無茶な技ばかりして、自分がけがをしたり、相手にさせてしまったり...。なりたい自分に近づいているはずなのに、どんどん自分の首を絞めているような感覚だった。

色々積み重なって悩み抜いた結果、ヒールターンをしたんだ。ヒールは悪いこともできるし飛ぶこともできるし自由なスタイルで表現できる。結果的に自分の感情のままに動けるヒールが私にはぴったりだった」

――上谷さんにとって「リング」とは、どんな場所なのでしょうか?

「リングが一番居心地がいい。家にいるとどうしてもネガティブなことを考えちゃうけど、リングにいる自分だけは100パーセント自分自身を好きでいられる。そんな場所だよ」

――最後に今後の展望を教えてください

「プロレスラーとしての目標はスターダムで東京ドーム興行をすること。そのためにはリングだけではなく、メディアにもたくさん出ていかなきゃいけない。現時点でメディアに出ていける女子レスラーは自分が一番だと思っているから、もっともっと売れたい。

私が売れれば、自ずと女子プロレス人気も高くなる。だからこそ、プロレス界を超えたスーパースターになりたい。そうなれるように頑張るからお前らこれからも沙弥様から目を離すなよ?」

文・写真=浜瀬将樹

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