FNCの後輩チョン・ヘインとの友情溢れるシーンも！ジョン・ヨンファが俳優として成長を遂げた新感覚時代劇

7月に約4年半ぶりの来日となるファンミーティングを実現させ、10月19日(水)にリリースされる新曲「LET IT SHINE」を引っ提げた来日コンサートも11月に控えているCNBLUE。韓国を代表するロックバンドとしての存在感を存分に発揮する中、ボーカル＆ギターのジョン・ヨンファは、コロナ禍で延期になっていた日本ソロコンサート(「JUNG YONG HWA JAPAN CONCERT 2020 "WELCOME TO THE Y'S CITY"」の振替公演)を成功させるなど、活発な音楽活動が注目を集めている。

ミュージシャンとしても世界のファンを魅了するヨンファだが、韓国では、同じ事務所・FNC ENTERTAINMENTに所属するイ・ホンギ(FTISLAND)と共に出演した「美男＜イケメン＞ですね」(2009年)で、俳優として先にデビューを飾っている。ドラマのヒットで知名度が急上昇する中、連続共演したパク・シネとのロマンスが注目を集めたラブコメ「オレのことスキでしょ。」(2011年)では、前作での紳士キャラとは真逆のツンデレ男子が評判を呼び、日本でも多くのファンを獲得していった。

2作とも自身と同じバンドマン役だったこともあり、一気にブレイクしたヨンファは、2014年に俳優として大きなチャレンジとなる時代劇「三銃士」に主演した。フランスの古典「三銃士」の舞台を17世紀の朝鮮王朝に移し、朝鮮王朝第16代王・仁祖の息子である昭顕世子(ソヒョンセジャ)と彼を守る武官たちの活躍を描き出した新感覚のアクション史劇だ。

ヨンファが演じるのは、純朴な青年・ダルヒャン。武官の試験に合格して初恋の女性・ユンソ(ソ・ヒョンジン)と結ばれることを夢見て都にやってきた彼は、ある日"三銃士"を名乗る謎の3人組と出会うのだが、実はその中の1人が、お忍び中の世子(イ・ジヌク)だった。世子に気に入られたダルヒャンは、武官として三銃士と行動を共にすることになる。

初の時代劇ということで、見どころはまず扮装。鮮やかな韓服に身を包み、後頭部の高い位置で髪を束ねた色気あふれる"ポニーテール男子"姿には、当時、胸を掴まれる視聴者が続出。ヨンファ本人が「撮影前に剣術や乗馬の練習を重ねた」と明かした、彼の勘の良さが生きる臨場感たっぷりのアクションや武芸にも目を凝らして欲しい。

力を合わせて陰謀に立ち向かう武官たちとの友情シーンはもとより、結婚の約束をしながらも5年後、都で再会した時には世子の妃となっていた初恋相手・ユンソとのロマンスパートなど見どころも多彩で、俳優ジョン・ヨンファとしての新たな一面が見られるはずだ。

さらに"三銃士"の1人には、事務所の後輩である人気俳優チョン・ヘインが出演。当時デビュー1年目だったヘインが演じるのは知的な美男子アン・ミンソで、世子から直々に誘いを受けて護衛官になった元僧侶という異例の経歴の持ち主だ。この共演で仲を深めたという2人が、劇中でどんな絡みを見せているのか、貴重な共演も見逃せない。

12月には、ヨンファらCNBLUEのメンバーやチョン・ヘインをはじめ、FTISLAND、SF9といった"FNCファミリー"が勢揃いする大型イベント「2022 FNC KINGDOM -STAR STATION-」の開催も決定。ロウン(SF9)がMCを務める日韓合同アイドルボーイズバンド結成プロジェクト「THE IDOL BAND:BOY‛s BATTLE」も大いに注目を集める中、FNC ENTERTAINMENTを代表する看板スター、ヨンファへの期待も高まるばかり。

一方で、チャ・テヒョンと共演するドラマ「頭脳共助」への出演が発表されており、俳優としてもミュージシャンとしても精力的に活動を続けるヨンファの今後がますます楽しみだ。

文＝川倉由起子