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「瓔珞」の一途な献身ぶりとは正反対!シュー・カイが新たな魅力を開花させた「愛すべき色男キャラ」

2022/11/03

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「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

2018年の時代劇「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」に出演し、その"国宝級"とまで称されるビジュアルで、瞬く間にトップスターへと踊り出た人気俳優 シュー・カイ。

「瓔珞<エイラク>」のウー・ジンイエンとの再共演が話題を呼んだ時代劇「尚食~美味なる恋は紫禁城で~」(2022年)や、中国トップ女優 ヤン・ミーと夫婦を演じる現代劇「愛的二八定律(原題)」など、新作が引きも切らない人気者だが、"長安一のドラ息子"という意外な役どころに挑んだ2019年の時代劇が、「大唐流流~宮廷を支えた若き女官」(以降、「大唐流流」)だ。

シュー・カイの3枚目ぶりが新鮮な時代劇「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
シュー・カイの3枚目ぶりが新鮮な時代劇「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

(C) Huanyu Entertainment

11月10日(木)より女性チャンネル♪LaLa TVにて放送される「大唐流流」は、唐の都・長安屈指の大将軍の息子と刺繍職人の娘が、互いに惹かれ合い、宮廷の陰謀や権力争いに巻き込まれながらも成長していく姿を丁寧に紡ぎ出した物語。「瓔珞<エイラク>」や同じくウー・ジンイエン主演で大ヒットした「コウラン伝 始皇帝の母」(2019年)のスタッフが贈る、正統派の宮廷ラブロマンス時代劇だ。

「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

(C) Huanyu Entertainment

大きな商家に生まれ、刺繍の腕を見込まれて宮廷女官となる主人公・傅柔(ふじゅう)を演じるのは、「海棠が色付く頃に」(2019年)や「剣王朝~乱世に舞う雪~」(2019年)でも可憐で凛とした演技で魅了したリー・イートン。

一方のシュー・カイは、武芸も文才もからきしの遊び人だったが、傅柔に恋に落ちたことをきっかけにみるみる成長していく放蕩息子・盛楚慕(せいそぼ)を演じている。

「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

(C) Huanyu Entertainment

今では現代劇への出演も多く、多彩なキャラクターを演じ分けるシュー・カイだが、大ブレイクするきっかけとなった「瓔珞<エイラク>」で演じた清廉潔白な傅恒(ふこう)役に代表されるように、時代劇における彼のイメージはやはり精悍で好感度の高いキャラクター。

その目の覚めるような美男子ぶりは、髪を剃り上げて一部を編んで長く垂らした"辮髪(べんぱつ)"姿でも際立っており、強い意思を感じさせる彼の瞳は、ストイックな時代劇の世界観にもしっくりと馴染む。近年では、シュー・カイを推す「#許活(しゅうかつ)」なる言葉も生まれるほどの人気ぶりを見せているが、「大唐流流」で演じる色男・盛楚慕は、「瓔珞<エイラク>」の傅恒役とは全く異なるアプローチで、ヒロインに一途な愛を捧げていく。

「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

(C) Huanyu Entertainment

「大唐流流」では、2人の出会いからして特徴的で、楚募が"広州一の美女"と呼び声の高い傅柔をたまたま見かけて一目惚れするのだが、その初対面シーンがなんともチャーミング。傅柔が扇で隠していた顔を露わにすると、あまりの美しさに盛楚慕は一瞬で骨抜きになってしまう。思わずフラッとよろけ、胸を押さえてオロオロしたり、目も合わせられずドギマギする3枚目な雰囲気にグッと親近感が沸く。

「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

(C) Huanyu Entertainment

その後も、ドヤ顔で懐から一輪の花を取り出して傅柔に贈ろうとするが、「花を折ってしまうなんて可哀そう」とあっさり拒まれ苦笑いするなど、3枚目の色男ぶりが板についている。そして、思いがけず戻ってきた傅柔に気の抜けた顔を見せまいと、慌てて表情を取り繕うまでのコミカルな流れが新鮮だ。

「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

(C) Huanyu Entertainment

「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

(C) Huanyu Entertainment

2人のロマンスが軽妙なテンポで展開される一方で、傅柔との出会いは、遊んでばっかりだった盛楚慕を一人前の男へと変えていく。傅柔の心を射止めるため、文武を兼ね備えた男になろうと一念発起。研鑽(けんさん)の修行に出た彼は、次第に武人として戦功を上げ、皇帝に見込まれるほどの出世を果たしていくのだ。

修行の旅から戻り、傅柔とやっと再会するシーンでも、その見違えた変貌ぶりは表れている。気の抜けた3枚目から一変、優しく傅柔の肩を抱き、自然なリードで口づけするなど、男らしい一面を覗かせる。互いに惹かれ合う2人の関係性が透けて見える甘く幸福な名シーンだ。

「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」

(C) Huanyu Entertainment

「大唐流流」で新たなキャラクターを体得したシュー・カイ。「瓔珞<エイラク>」以降の躍進ぶりは周知の通りだが、新作が相次いでいる今、時代劇において役柄の幅を広げた今作での演技を改めて堪能してみてはいかがだろうか。

文=酒寄美智子

放送情報【スカパー!】

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~
放送日時:2022年11月10日(木)20:00~
※毎週(月)~(金)20:00~
チャンネル:女性チャンネル♪LaLa TV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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