「ヴィンチェンツォ」以前の貴重なショットが満載！男らしいテギョン(2PM)が覗かせる「可愛らしい」一面

9月に開催された約5年半ぶりの単独来日ファンミーティングが大きな話題を呼んだテギョン。2PMのメンバーとして活躍する一方、怪演ぶりが注目を集めた「ヴィンチェンツォ」(2021年)や時代劇「御史＜オサ＞とジョイ～朝鮮捜査ショー～」(2021年)など、俳優としても高い評価を得ている。熱血刑事に扮し、激しいアクションシーンにも果敢に挑んだ「プラインド(原題)」(2022年)も11月に韓国で最終回を迎えたばかりだ。

そんなテギョンが、アーティストでも俳優でもない"オク・テギョン"としての素顔を覗かせ、大きな反響を呼んだバラエティが「三食ごはん」だ。

韓国バラエティ界のヒットメーカーであるナ・ヨンソクPDが2014年にスタートさせ、今も続いている「三食ごはん」シリーズは、韓国の人気タレントたちが"田舎で自給自足のスローライフを体験する"姿にフォーカスした大ヒットバラエティ。

これまでシリーズ1～9までが放送され、メインのキャスト以外に、シーズン中に活躍している俳優がゲスト出演することも話題だ。名優チャ・スンウォンらが参加し、離島で撮影を行なったシーズン2の"漁村編"、「パラサイト 半地下の家族」のパク・ソダムら初の女性出演者で制作されたシーズン8の"山村編"など、振り幅のあるキャスティングも人気の理由の一つだ。

テギョンは、そんな「三食ごはん」の記念すべきシリーズ1作目と3作目にあたる"旌善(チョンソン)編"に出演。今回、12月6日(火)より女性チャンネル♪LaLa TVにて放送されるのは、シリーズ屈指の人気ゲスト揃いで知られるシリーズ3作目「三食ごはん 旌善編」(2015年)だ。

1作目ではイ・ソジンとテギョンの2人だったが、3作目のレギュラーにはキム・グァンギュも合流。江原道・旌善(チョンソン)で送る自給自足のスローライフには、パク・シネを皮切りに、チソン、BoA、キム・ハヌル、チェ・ジウ、イ・ソンギュン...と、とにかくビッグネーム揃いのゲストが訪ねてくる。そうしたゲストたちが加わり、一日三食をしっかり食べるための食事作りや農作業に奮闘、その中で交わされる何気ないトークが見どころだ。

トウモロコシの栽培や収穫、動物との暮らしの中で、今回もテギョンの人間的な魅力が満載。常に明るい笑顔で2人の兄さんのそばに存在し、時に抜けた部分を見せて"オク・ビング(間抜けなところがある人を指す造語)"というあだ名を頂戴する...という顛末も微笑ましい。

さらに、テギョンを事あるごとにイジるイ・ソジンとの本当の兄弟のような関係性、筋肉自慢をしながら働くおちゃめなテギョンも健在。ゲストを迎えてのシーンでは、パク・シネとピュアなカップル演技で楽しませたりと、周囲の心を掴む少年っぽい微笑みが実に魅力的だ。

約7年前の番組ということで、20代中盤の若かりし頃のテギョンが収められている「三食ごはん」。笑いの絶えないほっこりした空気感の中、都会の喧騒を離れてのびのびと生活する"ここだけのオク・テギョン"を見つけてみてはいかがだろうか。

文＝川倉由起子