夏バンドフェスを沸かせたCNBLUEのイ・ジョンシン、大人のラブシーンで魅了する御曹司役が支持を集めた除隊後復帰ドラマ

7月8日・9日に開催されたバンドの名門・FNC ENTERTAINMENTによる初の夏バンドフェス「FNC BAND KINGDOM 2023」への出演が注目を集めたCNBLUE。

同フェスには、韓国バンド界を牽引してきたFTISLANDをはじめ、"青春バンド"として知られるN.Flying、6月26日に日韓同時デビューしたばかりのHi-Fi Un!cornを含む計4組が出演。それぞれのバンドカラーを生かした熱量の高いステージが大いに話題を呼んだ。

CNBLUEは、そんなFNC ENTERTAINMENT所属バンドの中でもグローバルな人気を誇る3人組ロックバンド。ソロ活動も盛んな彼らは、俳優としても活躍の幅を広げている。CNBLUEの"演技ドル"といえばやはりジョン・ヨンファのイメージが強いが、最年少のベーシスト、イ・ジョンシンも負けず劣らず、華やかな存在感を放っている。

これまで10本以上のドラマに出演し、「シンデレラと4人の騎士＜ナイト＞」(2016年)や「猟奇的な彼女」(2017年)など主にラブコメで注目を集めてきたジョンシンだが、7月29日(土)よりKNTVにてTV初放送される「サマーガイズ」は、夏のこの時期にぴったりの青春ラブロマンス。同作でのツンデレな御曹司役が大いにハマり、多くの女性ファンをときめかせた。

済州島の海辺のカクテルバー"サマーガイズ"を舞台にした本作は、様々な事情を抱えた5人の男女の恋や友情をいきいきと描き出す群像劇。除隊後の復帰作となったジョンシンの出演はもちろん、「PRODUCE 101」から誕生したI.O.I出身のカン・ミナ、イム・ナヨン、同ボーイズグループ・JBJ出身のクォン・ヒョンビンら人気K-POPスターが多数顔を揃えたことでも話題となった。

主人公となるのは、亡き父親が経営していた"サマーガイズ"を引き継いだ女性バーテンダー、チンダルレ(カン・ミナ)。経営難で廃業寸前に追い詰められていたところ、火事まで発生。ちょうどその時に来店していた3人のイケメンたちが、バーの再建に手を貸すことに。その男性3人のうちの一人がジョンシン演じる大手建設会社の御曹司、ソヌ・チャンだ。

為替ディーラーを辞めて済州島にやってきたチャンは、海辺には不釣り合いなほど洗練されたナルシスト男。とはいえ、188cmの長身が映えるスーツ姿は「眼福」としかいいようがなく、スポーツカーのハンドルを涼やかに握るスマートな"大人の男"感は見惚れてしまうほど。

クールで淡々とした表情を見せる一方、自身のトラウマや実は奥深い愛情を持つキャラクターという部分もジョンシンは繊細な芝居で表現。何もかも兼ね備えた高慢な男、というだけではない、チャンの多面性を丁寧に演じているのが印象的だ。

これぞ夏の恋というべき、チンダルレとチャンとのロマンスも早速、第1話の序盤から展開する。イスに上って照明の掃除をしていたチンダルレが倒れ、そこへたまたまやってきたチャンが彼女を抱き抱えた弾みでキス。その後も、お互いが抱える事情を理解し、徐々に変化していく2人の"大人の関係性"が見る側のドキドキを加速。高まる感情のままに何度も唇を重ねるシーンや、ベッドで交わすとろけそうなキスなど、イ・ジョンシン×カン・ミナの瑞々しくストレートなラブシーンにも引き込まれるに違いない。

開放的な気分に誘われ、刺激を求めたくなる"夏"にぴったりのドラマ「サマーガイズ」。済州島の美しい海を背景に繰り広げられる胸キュン間違いなしの大人の恋模様に、あなたもときめいてみては？

文＝川倉由紀子