ソン・スンホンやチャン・グンソクのコメディスキルが開花！振り切ったコスプレ＆コントに挑んだ韓国版「SNL」

韓流第一世代のスター俳優としてブームを牽引し、現在もアジア圏を中心に絶大な人気を誇るソン・スンホン。久々の映画出演にして、婚約者を失ったオーケストラ指揮者を演じる「ヒドゥン・フェイス(原題)」にも期待が高まるなど、相変わらずの高い注目を集めている。

正統派のロマンス作品以外にも、近年ではジャンルを問わず様々なキャラに挑んできたソン・スンホンだが、バラエティでもサービス精神に富んだ姿を発揮。中でも、2022年11月に韓国で放送された「SNL KOREA シーズン3」では初回のホストに挑戦し、ユニークな魅力を開花させている。

アメリカで40年以上の歴史を誇る人気コメディーショー「SNL(SATURDAY NIGHT LIVE)」の韓国版である「SNL KOREA シーズン3」は、毎回異なるゲストがホストを務め、"粋な悪ふざけ"やコントなどを通して、ユーモアかつ斬新な笑いを生み出す人気バラエティ。

初回のホストを務めるソン・スンホンは、自身が主演した2004年の映画「あいつはカッコよかった」のセルフパロディに挑戦。10月には47歳となる実年齢をものともせず、制服姿で振り切った演技を披露しており、高校の教室のセットにたたずみながら、思わずドキッとするような気だるい表情を浮かべたかと思えば、お茶目に跳ねたりと、視聴者を飽きさせない多彩な姿で笑いを誘う。

さらに俳優チョン・サンフンと息の合った掛け合いを見せたコントでは、"イケメン過ぎる宇宙人"を熱演し、コメディのポテンシャルを最大限に発揮。韓国での初放送時には、"ソン・スンホンがすべてを手放した！？"とニュースの見出しがつけられたほど、パブリックイメージとのギャップある姿で視聴者を驚かせた。

「SNL KOREA シーズン3」ホストには、スンホンの他にも、OH MY GIRLのミミや女優チェ・スビン、Block Bのジコ、「イカゲーム」(2021年)で注目を集めたパク・ヘス、さらにバラエティにめったに出ないことで知られている俳優コ・スなど豪華な面々が名を連ねている。

そしてトリを "アジアのプリンス"ことチャン・グンソクが飾り、Netflixのヒットドラマ「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」のパロディコント「ザ・カロリー」では女装に挑戦。チャ・ジュヨンが演じたヘジョン役を表情まで充実に再現しており、そのまぶしい美貌を誇示している。

また、グンソクがペット志望の子犬系男子を演じた映画「きみはペット」(2011年)のパロディでは、着ぐるみとフェイスペイントで犬になりきった超キュートな姿を披露しており、その万能エンターティナーぶりを存分に発揮。ファンの目を存分に楽しませてくれている。

シン・ドンヨプをはじめとするレギュラー陣とバラエティ豊かなゲストのケミストリーが織りなす抱腹絶倒の笑いが満載の「SNL KOREA シーズン3」。ソン・スンホンからチャン・グンソクまで、コミカルに振り切った大物スターたちの "ここでしか見られない"姿は新鮮に映るはずだ。

文＝川倉由起子