BTS・Vとの共演も大反響！ユ・スンホがデビュー25年目にして初のバラエティで見せた好感度満点の素顔

「仮面の王 イ・ソン」(2017年)以来となったロマンス時代劇「花が咲けば、月を想い」(2021年)が注目を集めたユ・スンホ。30歳にして芸歴25年。"天才子役"と称されてきた彼は、日本にもファンは多く、10月に開催した約4年ぶりの来日ファンミ―ティング「2023 YOO SEUNG HO JAPAN FANMEETING "YOOTOPIA"」も盛況。ちょうど同時期に最新主演ドラマ「取引～友達を誘拐しました～」(2024年1月11日(木)よりKNTVにて日本初放送)が韓国で配信されたタイミングとあって、熱い盛り上がりを見せた。

韓国のWebtoonが原作となる「取引～友達を誘拐しました～」は、ユ・スンホ、キム・ドンフィ、ユ・スビンという若手実力派が顔を揃えた話題のサスペンス。高校生時代の同級生だった2人の青年がお金に困り、裕福な友人を衝動的に誘拐。友情と裏切りが入り混じり、3人の立場が変化しながら事態は思いがけない方向へと進んでいく。

スンホが演じるのは、除隊したばかりの素朴な青年・ジュンソン。医大に通う同級生・ジェヒョ(キム・ドンフィ)と一緒に飲んでいたところに、もう一人の同級生で家が裕福なミヌ(ユ・スビン)も合流する。泥酔したミヌを家に連れ帰ったジェヒョは、思いつきで誘拐を装い、ミヌの母親に身代金を要求。初めはジェヒョの悪ふざけを止めようとしていたジュンソンも、実は借金に苦しむ身。引くに引けなくなって誘拐劇に加担させられてしまう。

「花が咲けば、月を想い」では、共演したイ・ヘリ(Girl‛s Day)との初々しいキスシーンが反響を呼んだスンホだが、今作では友情と犯罪の間で揺れ動く青年ジュンソンを熱演している。除隊したばかりという設定のため坊主頭になったことも放送前から話題をさらっていたが、劇中では正義と私欲の狭間で追いつめられていく心情をリアルに演じ、高い演技力を見せつけた。切羽詰まった事情で誘拐劇を始めるジェヒョ役のドンフィ、身代金について逆に2人に取引を持ち掛けようとするミヌ役のスビンとのやり取りも見応え十分だ。

そんなスンホ、ドンフィ、スビンの3人が揃って出演したバラエティ「ランニングマン #806」(韓国放送日：2023年10月8日)も2024年1月5日(金)にKNTVにて放送される。ドラマ本編では息詰まる演技合戦を見せた3人が一転、チャーミングな素顔を覗かせ、そのギャップでファンを沸かせた注目回だ。

中でもスンホは、芸歴25年にしてバラエティ出演はこれが初。冒頭から「カメラがすごく多くて...」と緊張ぎみで、スビンからは「年齢は僕が1つ上ですけど、1998年デビューのスンホさんは大先輩」と言われて照れ笑い。初々しい笑顔で癒やしを振りまいた一方で、カラオケの十八番として紹介されたのは、2005年発売の渋めの歌謡曲。芸歴25年のベテラン芸能人らしいチョイスで一同を沸かせる場面もあった。

番組では5人一組になってイラスト伝達ゲームに挑戦。スンホはチームリーダーとして、お題を直接イラストに描いてメンバーに伝達するという超重要なポジションを任されることに。相手チームの戦いぶりを見ながら「絵を描くのは大丈夫！」と自信を覗かせていたものの、いざゲームがスタートすると想像以上に個性的すぎる絵を次々と披露。さっきの自信が嘘のように弱り切った表情を見せ、スタジオを爆笑の渦に巻き込んだ。

初のバラエティで、「取引～友達を誘拐しました～」でのシリアスな表情とは180度違う愛らしい素顔を披露したスンホ。この出演をきっかけに、「ランニングマン」（韓国放送日：2023年12月3日・10日）に再登場し、BTSのVと共演した"タチャ(イカサマ師)特集回"が話題を集めたばかり。30歳の節目を迎え、俳優として大きなチャレンジとなった「取引～」のジュンソン役、そして「ランニングマン」で見せたチャーミングな素顔と、ギャップ溢れるスンホの魅力に触れてみては。

文＝酒寄美智子