BTS・Vの「策士」な一面も...JINと親しい人気俳優ユ・スンホに対しても「ヒョン(兄さん)」と呼ぶ愛嬌たっぷりの素顔

昨年12月30日に28歳の誕生日を迎えたBTS・V。その直前にはリーダーのRMと同日に入隊し、つい先日には基礎軍事訓練を終えて陸軍第2軍団への配属が発表されたばかり。さすがのワールドスターとあって、兵役に就いてからも連日のようにその近況がSNSを賑わせている。

厳しい軍隊生活では凛々しい表情を覗かせているVだが、その素顔は天真爛漫で、茶目っ気あふれる言動も堪らなく魅力的。入隊直前に韓国で放送された人気バラエティ「ランニングマン#814・815」(韓国放送日：2023年12月3日・10日)では、"タチャ(イカサマ師)特集"に指名され、人気俳優ユ・スンホと揃って再登場したことが大きな注目を集めた。

「ランニングマン」は、2010年より韓国の地上波・SBSで放送されている韓国の国民的バラエティ。Vはもともとこの番組のファンだったそうで、BTS全員で出演した2016年5月以来、7年ぶりに出演した「#803」(韓国放送日：2023年9月10日)では、「いつもご飯を食べる時に『ランニングマン』ばかり見ているんです」と語っていたほど。初の単独出演にも関わらず、ゲームでは相手チームと駆け引きする度胸の良さを見せ、レギュラー陣を驚かせた。

一方、子役出身で芸歴25年というキャリアを誇るスンホは、昨年10月に出演した「ランニングマン」が意外にもバラエティ初出演。その「#806」(韓国放送日：2023年10月8日)で垣間見せたスンホの巧みな"ポーカーフェイス"には、手練れのレギュラー陣も大喜びで「Vも呼んで特集しよう」と意気投合。その企画が実を結び、トップスター同士が顔を合わせた何とも豪華な"タチャ特集"として実現した形だ。

KNTVにて3月1日(金)・8日(金)と2週に渡って日本初放送される"タチャ特集"は、様々なゲームでキャラメルを奪い合い、最も多く集めた1人にスペシャルな賞品が贈られるというもの。

この日が初対面となったスンホに対し、「僕が2歳年下で...スンホさんはJIN(ジン)兄さんと仲が良いんです」とオープニングで告白したV。スンホとJINは実際、撮影現場やイベント会場にコーヒーカーを贈り合う間柄だといい、OAでは「大俳優さんへ、"ワールドスター"が捧げます」とJINからのメッセージが添えられたコーヒーカーの前で微笑むスンホの写真も公開された。

そんな"タチャ特集"は、フタを開けてみれば"天然"なスンホと、"勝負師"のVという2人の内に秘めたキャラ対決のような様相に...。

2チームに分かれてキャラメル入りの箱を当てるゲームでは、「(前回出演時と)同じメンバーでもう一度やりたい」というスンホのリクエストにレギュラー陣が色めき立つも、相手チームに分かれたヤン・セチャンが「僕も前回そっちのチームだったんだけど...」と訴えると、スンホがチームリーダーにも関わらず、「じゃあこっちのチームに来てください、僕がそっちに行きます」と真顔で回答。スンホの"天然ボケ"が炸裂する珍行動の数々が何度も爆笑を引き起こしていく。

Vの意外な"策士"としての才能が際立っていたのは、「#815」の目玉企画となるカードゲーム。メンバーそれぞれが2枚のカードの合計点数で競うという、インディアンポーカーをアレンジしたもので、相手との駆け引きがモノをいう手に汗握る心理戦が展開された。

この時点では多数のキャラメルを保有する"キャラメル財閥"となっていたVがいきなり「20個賭けます」とキャラメルを大量ベットすると、その大胆な駆け引きが功を奏し、ゲームは一気に白熱。その一方で、"9"のカードを"6"と読み違える痛恨の凡ミスをしでかしたり、ピンチになると罰ゲームの"ハゲヅラ"や"虹色アフロ"を自ら被ったり...と、茶目っ気あふれる言動を連発。バラエティの猛者たちにも負けない笑いを引き出していた。

スンホを"ヒョン(兄さん)"と呼び、屈託ない笑顔でゲームを全力で楽しんでいたV。この"タチャ特集"でもしっかりと爪痕を残したVは、2023年に活躍した歴代級ゲストを表彰する「2023 ランニングマンゲストアワーズ」(12月31日発表)では"フォーチュン賞"まで獲得。超天然なスンホとの凸凹コンビぶりもさることながら、周囲の期待を軽々と超えてくるVのバラエティ力を堪能してほしい。

文＝酒寄美智子