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天海祐希のハマリ役!正義感溢れる弁護士を好演したドラマ「離婚弁護士」

2024/06/27

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クールでかっこよく、ユーモラスな一面も持ち合わせ、ドラマや映画などで幅広い演技を見せてくれる天海祐希。教師、ニュースキャスター、刑事、探偵など、いろいろな職業の個性豊かな主人公を演じているが、2004年放送の弁護士・間宮貴子を演じた「離婚弁護士」も天海の代表作の1つ。

東大在学中に合格率わずか2.5%といわれている資格試験の最難関"司法試験"に一発合格。卒業後は国内最王手の法律事務所・大田原総合法律事務所に入り、その才能を存分に発揮し、若くしてエースの座を獲得。ただ、出る杭は打たれるというか、優秀が故にボス弁(経営者の弁護士)に疎まれるようになり、10年間の渉外弁護士としてキャリアを積んだ間宮は、同僚の広澤善之と共同で独立を計画。

独立初日、意気揚々と新オフィス「広澤・間宮法律事務所」に足を踏み入れるが、そこにいたのは受付嬢・吉田香織(ミムラ)だけで、広澤の姿は無し。実は、広澤は大田原総合法律事務所とパートナー契約を結んで残留したらしく、他のスタッフも「一身上の都合」という名目で初日に辞めてしまった。さらに顧問弁護を約束していた企業からも断りの連絡があり、スタートから躓いてしまう間宮。これらのことは、大田原総合法律事務所からの嫌がらせで、いきなり窮地に追いやられてしまうことに。

弁護士を演じる天海祐希
弁護士を演じる天海祐希

広澤に関しては、間宮のミスの尻拭いをするために前事務所に残ったことが分かったが、0からのスタートには違いない。受付嬢の吉田の他、有能な渉外弁護士だが協調性のない柳田俊文(佐々木蔵之介)、好きな女性から「自分の相手は医者か弁護士、サッカー選手」と言われて無給でアシスタントを志願してきた本多大介(玉山鉄二)、法律の知識と人生経験は豊富な還暦過ぎのパラリーガル・井上紀三郎(津川雅彦)といった即席チームで、事務所も小さい場所に移転して再出発。

間宮は渉外弁護士としては有能だが、これまでは大手事務所に所属していたので自分自身で新規クライアントを開拓した経験は皆無。「人に頭を下げるのは30年ぶり」というくらい勝気な性格なので、なかなか思うに任せないようだ。しかも、舞い込んでくるのは、企業関連などの大型案件ではなく、"離婚"や"不倫"、"親権"といった家事事件ばかりで、これも間宮にとっては経験のないことなので、こっそり書店で参考になる本を買って調べたりして学びながら対応している。

多くのトラブルに見舞われながらも、その負けん気の強さと正義感で、チームを引っ張り、時には助けてもらいながら進んでいく間宮の姿は、見る側も元気にしてくれる。2005年に放送された続編「離婚弁護士Ⅱ〜ハンサムウーマン〜」では、離婚弁護士としての活躍の他に、女性雑誌の編集長・三神達也(宇梶剛)や居酒屋「鬼の涙」店主・大庭保(松重豊)を巻き込んでの恋愛要素があったり、間宮や事務所のメンバーたちのプライベート面が見えてきたりするエピソードも多い。

"ひょっとしたら自分の身に降りかかるかもしれない"といったトラブルをテーマに取り扱っている「離婚弁護士」。身近だからこそ共感できる笑えて泣けるエンターテインメント作品を、天海演じる"間宮貴子"を軸にたっぷりと楽しんでもらいたい。

文=田中隆信

放送情報【スカパー!】

離婚弁護士
2024年7月26日(金)12:10~
チャンネル:フジテレビTWO
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくは
こちら

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