186cmのゴン・ジュン(龔俊)による極甘な愛情表現...「山河令」や「安楽伝」とは趣を変えた現代ロマンスで魅せる、多彩なキスのバリエーション

アジアを沸かせたブロマンス時代劇「山河令」(2020年)の温客行役でブレイクしたゴン・ジュン(龔俊)。その後も、トップ女優・ディリラバと共演した時代劇「安楽伝」(2023年)での心優しい皇太子役が評判を呼び、華やかな装束に身を包んだ"最高ビジュ"カップルのロマンスは多くの華流ファンを魅了した。

現在もレン・ミン(「玉骨遥」)と共演したリーガルロマンス「我們与法庭的距離(原題)」が制作されるなど、現代劇・時代劇を問わず主演オファーが相次いでいるゴン・ジュンだが、「山河令」の直前には、とびきり甘いラブロマンス「ユア・フレーバー ～契約キスではじまる恋!?～」に主演。その抜群のビジュアルを存分に生かした刺激的なラブシーンを披露している。

9月3日(火)よりホームドラマチャンネルにて日本初放送される「ユア・フレーバー ～契約キスではじまる恋!?～」は、ちょっぴり強引な"俺様系"男子ルー・ウェイシュン(ゴン・ジュン)と、彼と奇妙な関係で結ばれる天真爛漫な"小動物系"ヒロインのホー・ブーズイ(ソン・イーレン)による胸キュンラブロマンス。

"絶対味覚"を持つウェイシュンは、ドライで尊大な一面を持ちつつも、ワインや料理の味を的確に表現できる天才ワイン評論家。「山河令」では気さくでコミュ力抜群の温客行を軽やかに演じたゴン・ジュンが本作ではガラリと雰囲気を変え、プライドが高く不器用な"俺様キャラ"に徹している。

一方、歴史アクション「将夜」シリーズで知られるソン・イーレンが演じるブーズイは、幼い頃に味覚を失いながらも、底抜けに明るい性格の無邪気なヒロイン。そんなウェイシュンとブーズイが不慮の事故でキスを交わしたことによって、2人の味覚が入れ替わってしまう。

味覚を失ったことに気づいて絶望するウェイシュンだが、どうやらブーズイとキスをすることで一時的に味覚を取り戻せるらしいと気づくと、彼女にキスによる味覚交換を目的とした雇用契約を持ちかける。

味覚の入れ替わりというユニークな設定のもと、契約結婚ならぬ"契約キス"が繰り返されるのが本作のポイント。全25話を通して、バリエーションも多彩な60回以上のキスシーンが登場する。ウェイシュンの強引な壁ドンキスから始まって、ためらうブーズイをぐっと抱き寄せ「俺がボスだ」と強引に交わすツンデレキス。そして後半には、ブーズイの方から彼の襟元をグイッと引き寄せ、積極的に唇を重ねる相思相愛キスへと、キスから2人の感情の変化が手に取るように伝わってくる。

最初は、味覚を取り戻すためにブーズイの感情などおかまいなしで強引に唇を奪っていたウェイシュンだが、明るく前向きなブーズイの人柄に触れ、次第に"味覚の交換相手"以上の想いを抱くようになる。

そんな心情の変化と共に人間らしい切なさや愛おしい表情を浮かべるようになり、少年のようなピュアな一面を覗かせていく。"俺様"だったウェイシュンの可愛らしい"キス待ち顔"も必見で、序盤とのギャップ溢れるウェイシュンをゴン・ジュンが表情豊かに演じている。

何よりも186cmのゴン・ジュンが着こなすタキシードやスーツ姿のスマートさも際立っており、ソン・イーレン(160cm)との"身長差26cm"のキスシーンも堪らない魅力の1つ。2人の関係が深まるごとにキスの濃厚さも増していく極甘なロマンスの世界観にどっぷり浸ってみては？

文＝酒寄美智子