相思相愛の刑事ロレンツォとシェパード犬刑事レックスによる、息ぴったりの捜査が心地いいイタリア発刑事ドラマのシーズン3が独占日本初放送

多くの世界遺産を保有するイタリア・ローマの街を舞台に、刑事と警察犬のコンビが事件を解決する「ロレンツォ＆レックス〜ローマ警察シェパード犬刑事」のシーズン3が2月2日(日)より、アクションチャンネルで独占日本初放送される。ウィーンでの合同捜査で出会った刑事ロレンツォと元警察犬レックスのコンビも3シーズン目を迎え、言葉を交わさずとも"あうんの呼吸"で捜査をこなす様が、今回も大きな見どころだ。

今作は2008年〜2015年までイタリアで放送された人気シリーズだが、実は誕生したのは隣国のオーストリア。1994年〜2004年まで「Kommissar Rex」(邦題「レックス〜ウィーン警察シェパード犬刑事〜」)なるタイトルで放送され、110以上の国と地域に販売された世界的人気作。本作は、レックスが活躍する舞台をウィーンからローマに移したスピンオフで、シーズン1のエピソード1ではオリジナルへのリスペクトを示すように、刑事のロレンツォがウィーンに出向き、そこで長年警察犬として活躍し、引退したレックスと出会うストーリーになっている。

■レックスはローマでも大活躍し、ローマ中央警察署の一員に

ウィーンでの捜査でレックスとの相性の良さを感じたロレンツォは、レックスを引き取ることを決意し、共にローマへ帰国。もちろん地元でも捜査に同行させ、ロレンツォとレックスのバディが誕生するも、この異色コンビに難色を示す者が。なんと署長のゴーリが犬嫌いだったことから、レックスの「署内禁止」命令を言い渡されてしまうのだ。ところが、まるで人間の言葉が分かっているのではないかと思うほど優秀なレックスは、捜査で高い能力を証明し、署への入室許可を勝ち取るのだった。その後、署長のゴーリはレックスのおかげで冤罪を免れたこともあり、いまやロレンツォの後輩刑事のモリーニよりもレックスを高く評価している。

レックスのパートナーを演じるのは、ドラマ「愛のために」(2015年ほか)シリーズなど数多くのドラマに出演しているカスパル・カッパローニ。最近も家族でインタビュー番組に出演するなど、国民的俳優として活躍を続けている。調子のいいゴーリ署長を演じるのは、映画「マリア・カラス 最後の恋」(2005年)のアウグスト・ズッキ。少々頼りないモリーニは、ドラマ「マッテオ神父の事件簿」(2000年ほか)などのファビオ・フェッリが演じている。

■シーズン３ではさらに絆を深めるレックスたちに最大のピンチが訪れる!!

そんなカッパローニ演じるロレンツォとレックスのコンビーネーションが今作最大の見どころだが、シーズン3ではさらなる絆が描かれる。これまでにも数々の危機に直面してきたが、今回はいきなりエピソード1からレックスが悪人に麻酔銃を打たれ、拉致されてしまう。すると普段は冷静沈着なロレンツォが正気を失い、大慌て。うっかり者のモリーニにリードされたり、ゴーリ署長にハッパをかけられたりしながら、必死に捜査をする姿からはレックスへの深い愛情が伝わってくる。

だが、今シーズンはそんなロレンツォとレックスを、衝撃の展開が待ち受けているという。果たして、相思相愛のコンビはどんな結末に向かっていくのか。互いに信頼し、思い合うロレンツォとレックスの捜査を楽しみながら、その結末を見守りたい。

文＝及川静