ジェシー(SixTONES)版の「ビートルジュース」も好評!オリジナルキャストの再集結や「ウェンズデー」のジェナ・オルテガの参戦が反響を呼んだ「35年後」の世界観

主演・ジェシー(SixTONES)×演出・福田雄一が再びタッグを組み、今年5月より上演されているミュージカル「ビートルジュース」。5月28日に終了した東京公演に続き、6月4日からは大阪公演がスタートし、2023年の初演以上に進化を遂げた、トラブルメイカーのビートルジュース役のジェシーのハマりっぷりが好評だ。
そのオリジナルとなるのが、鬼才ティム・バートン監督が30歳の時に手がけた1988年の出世作「ビートルジュース」。幽霊となった若夫婦が、死後の世界で"人間怖がらせ屋"を営むビートルジュースの力を借りながら、自分たちの家に越してきた風変わりな家族を追い出そうとするホラーコメディだ。

(C) 1988 The Geffen Film Company
"ドイツ表現主義"を思わせる歪んだセットなど、ゴスとポップが融合したデザインで可視化された死後の世界のルックをはじめ、バートン監督らしいユニークな仕掛けの数々に心躍らされる本作。
名前を3回呼ぶと人間界に現れる"トリックスター"のビートルジュースを、続く「バットマン」でも監督とコンビを組むマイケル・キートンが怪演し、家族と馴染めず孤独な日々を送るゴス少女・リディアには、当時16歳のウィノナ・ライダーを起用。ブラックな笑いに包まれた魅力的なキャラクターが賑やかに暴れ回る様子は、今見ても無条件にワクワクさせられる。

(C) 1988 The Geffen Film Company
それから"35年"の時を経て、母親になったリディアが1人娘のアストリッドと共に、再び死後の世界の騒動に巻き込まれる待望の続編「ビートルジュース ビートルジュース」(2024年)が、6月14日(土)にBS10スターチャンネルにてTV初放送される。
ビートルジュース役のマイケル・キートンはもとより、リディア役のウィノナ・ライダー、リディアの母親・デリアを演じたキャサリン・オハラら、オリジナルキャストの続投にもファンが歓喜し、各国で初登場No.1ヒットを叩き出したことも記憶に新しい。

(C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
売れっ子霊媒師となったものの、娘・アストリッドとの関係に頭を悩ませるリディアは、父の死の報せを受け、葬式のため"ゴーストハウス"として有名な実家を訪れる。ひょんなことからアストリッドが死後の世界にさらわれてしまい、娘を救うための最終手段としてビートルジュースに助けを求めることになるのだが...。
騒動に乗じて人間界へ移住するため、リディアとの結婚を企てる狡猾さや髪ボサボサのみすぼらしいスタイルなど、相変わらずなビートルジュースをキートンが嬉々として演じており、コミカルな口調や面目躍如のミュージカルシーンなど、生き生きとした演技で作品を盛り上げている。

(C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
ビートルジュースや母・デリアなど周囲の人間が好き勝手する一方、その代償を一手に引き受けるのがリディア。年齢を重ねても個性的なゴスファッションは相変わらずで、可愛らしくもどこか不憫な雰囲気は"35年前"のまま。娘との関係を再構築しようと奮闘する姿など、ウィノナは母となったからこその新たな一面も巧みに体現している。
その1人娘・アストリッド役には、バートン監督のNetflixシリーズ「ウェンズデー」で世界的ブレイクを果たしたジェナ・オルテガが起用されているほか、ビートルジュースへの復讐心をたぎらせる元妻のドロレス役でモニカ・ベルッチが初参戦。バートン監督の新たなミューズとして注目されている2人だけに、その存在感は圧倒的だ。

(C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
さらに、"怪優"ウィレム・デフォーが扮する新キャラ"ウルフ"もインパクト抜群で、監督のやりたいことが前作以上に詰め込まれている「ビートルジュース ビートルジュース」。前作もBS10スターチャンネルで6月14日(土)に放送されるので、唯一無二のバートンワールドを心ゆくまで堪能したい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
ビートルジュース
放送日時:2025年6月14日(土)19:20~
ビートルジュース ビートルジュース
放送日時:2025年6月14日(土)21:00~
チャンネル:BS10スターチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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