「冬のソナタ」から20年以上...50歳になった"ジウ姫"ことチェ・ジウの近況も！「賢い医師生活」のユ・ヨンソクの華やかな"人脈"が露わになった「暇さえあれば シーズン3」

第30回釜山国際映画祭(9月17日〜26日開催)のオープニング作品をはじめ、数々の国際映画祭で華々しいスポットライトを浴びている話題作「NO OTHER CHOICE(ノー・アザー・チョイス)(英題)」(2026年3月日本公開)。3年ぶりの鬼才パク・チャヌク監督作品ということもあって、メインキャストはイ・ビョンホン、ソン・イェジン、イ・ソンミン、チャ・スンウォン...と大物揃い。その中で出演シーンとしては短いものの確かな存在を放っているのが、「賢い医師生活」シリーズでもお馴染みの人気俳優ユ・ヨンソクだ。

忙しい俳優活動の一方で、初のMC業に挑んだバラエティ「暇さえあれば」シリーズも絶好調。最新シーズンとなるシーズン3の初回に登場した、「NO OTHER CHOICE」でも共演しているチャ・スンウォンを皮切りに、実力派俳優揃いの豪華すぎるゲスト陣も話題に。ヨンソクの華麗な"人脈"も窺わせる、俳優同士の貴重なトークに関心が寄せられている。

KNTVにて現在放送中の「暇さえあれば シーズン3」は、韓国の国民的MCユ・ジェソクとユ・ヨンソクが、"すき間友だち"とされる各回のゲストと共に、応募した視聴者の"すき間時間"を使ってミッションにチャレンジするというバラエティ。

■TWICE・ジヒョ＆サナ(「#3」)、SEVENTEEN・ホシ＆ミンギュ(「#7」)が出演した「暇さえあれば シーズン3」の紹介記事

初回のチャ・スンウォン以降も、永山瑛太と共演するNetflix新シリーズ「ロード」が話題のソン・ソック(「#4」)や、韓国ドラマ界きっての"演技の神"と称賛を集めるナムグン・ミン(「#6」)、人柄の良さで"美談製造機"と愛されているカン・ハヌル(「#10」)など、人気俳優が次々と出演し注目を集めた。

中でも、特に注目したいエピソードといえば、日本中に第一次韓流ブームを巻き起こした「冬のソナタ」(2002年)で脚光を浴び、相手役のペ・ヨンジュンと共に日本を賑わせたチェ・ジウが登場する「#9」(11月7日(金)深夜にKNTVにて日本初放送)。当時は"ジウ姫"とも呼ばれ、可憐な涙の演技が印象的だった彼女も、今年50歳に。2018年の電撃婚でも世間を沸かせたが、今では1児の母となり、愛娘との楽しそうな様子をSNSで披露することもしばしば。

50歳になっても透明感あふれる美しさが変わらないチェ・ジウは、ヨンソクと別のバラエティで共演した仲とあって、オープニングから「ヨンソク～！」とハグで再会を喜ぶなど打ち解けた雰囲気。ヨンソクも可愛い弟キャラ全開で「家ではふだん何してるんですか？」とプライベートに斬り込んでいく。

2020年に44歳で第1子を出産したジウの"ママ友"関係にも興味津々のようで、「(ママ友は)妹みたいな感じじゃないですか？」と投げかけると、「妹どころじゃないでしょ、20歳差...とかだもの！」と開けっ広げにジウも切り返すなど、本音満載のトークは大いに盛り上がった。

この他、ヨンソクと特に交流の深いゲスト回といえば、「賢い医師生活」シリーズで共演したチョ・ジョンソクが登場した「#12」(11月28日(金)深夜にKNTVにて日本初放送)。通称"99ズ(ググズ)"と呼ばれる医師仲間たちの熱い絆が支持を集めた人気シリーズだけに、彼らの再会に胸を熱くするファンも多いはず。

産婦人科医ヤン・ソッキョン役のキム・デミョンが出演した「#8」に続き、主演映画「ゾンビになってしまった私の娘」で共演したチョ・ヨジョンと共に登場したジョンソクは、ヨンソクが撮影現場に遊びに来た"友情エピソード"を明かしながら、プライベート感満載の息の合ったトークを展開していく。

「ヨンソクさんは性格がとてもいい方でした」とヨジョンが褒めると、ジェソクとジョンソクは示し合わせたように「う～ん」と微妙な表情に...。「なんで肯定してくれないんですか！」とヨンソクがツッコむと、ジョンソクは「付け加える言葉がないんだ。否定したわけじゃないでしょ」とニヤリ。まるで"99ズ"らしい軽快なトークの応酬に、見ているこちらの頬も緩む。2人の初共演作品である2012年の映画「建築学概論」の懐かしい思い出話も飛び出すなど、気取らない2人の素敵な関係性が透けてみえる出演回だった。

また、シーズン3のフィナーレとなる「#15」(12月19日(金)深夜にKNTVにて日本初放送)のゲストは、"時代劇のカリスマ"チャン・ヒョク。シーズン2最終回に続いて"大トリ"を任されたチャ・テヒョンと連れ立って登場し、シーズン最高視聴率の獲得に貢献。最新シーズンを華やかに締めくくった。

シーズン3ともなれば、もちろんジェソクとヨンソクのケミもばっちり。寛いだ雰囲気の中で豪華ゲストたちの素の表情やリラックスした掛け合いが見られるのも、「暇さえあれば」シリーズならではの醍醐味だ。

文＝酒寄美智子