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塩野瑛久が草なぎ剛の上司役に!コミカルな演技で作品に清涼感を与える「終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-」

2026/04/01

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2024年の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)で一条天皇役を厳かに演じ、龍笛の演奏などでも話題を集めた俳優・塩野瑛久。

塩野といえば、2011年に開催された第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで審査員特別賞とAOKI賞を受賞したことを機に芸能活動を開始し、スーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013年、テレビ朝日系) の立風館ソウジ/キョウリュウグリーン役で人気を博した後、ドラマ「モブサイコ100」(2018年、テレ東系)、ドラマ「来世ではちゃんとします」シリーズ(2020~2023年、テレ東系)、ドラマ「ブラックファミリア~新堂家の復讐~」(2023年、日本テレビ系)、ドラマ「ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」(2024年、WOWOW)、ドラマ「未来のムスコ」(2026年、TBS系)といった数々の話題作に出演している人気俳優の1人だ。

14年を超えるキャリアの中、ドラマや映画、舞台などのさまざまな分野で、主演から助演までこなして活躍し続けてきたのは、ひとえに彼の演技力の賜物に他ならない。その中でも、コミカルからシリアスまでこなす演技の幅の広さは特筆すべきものがある。

そんな塩野の役者としてのストロングポイントが存分に楽しめる作品が、2026年4月13日(月)・14日(火)に日本映画専門チャンネルで一挙放送されるドラマ「終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-」(2025年、フジテレビ系)だろう。

■主演の草なぎ剛の「僕シリーズ」の系譜を継ぐ話題作

塩野瑛久の演技の幅の広さ・存在感を見てほしい!
塩野瑛久の演技の幅の広さ・存在感を見てほしい!

同ドラマは、草なぎ剛(※「なぎ」は正しくはゆみへんに「剪」)主演のヒューマンドラマで、シングルファーザーとして生きる遺品整理人・鳥飼樹(草なぎ)の奮闘を描いたもの。かつて社会現象を巻き起こした"草なぎ剛×カンテレ×ヒューマンドラマ"から成る「僕シリーズ」(※ドラマ「僕の生きる道」、ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」、ドラマ「僕の歩く道」、映画「僕と妻の1778の物語」)の系譜を継ぐ話題作だ。塩野は、鳥飼が働く遺品整理会社のベテラン社員・矢作海斗を演じている。

妻を突然亡くしたのを機に、遺品整理会社で働きつつ小1の息子の子育てに励む鳥飼は、余命3カ月の宣告を受け生前整理を依頼してきた鮎川こはる(風吹ジュン)を介し、その娘であり、大企業「御厨ホールディングス」の次期社長と目される御厨利人(要潤)の妻である真琴(中村ゆり)と出会う――というストーリー。

■塩野は年下だが草なぎの上司という役どころを演じる

草なぎの誠実な役作りから構築された人情深い鳥飼のキャラクターと、それを十二分に表現する演技はいうまでもなくすばらしいのだが、鳥飼は「どこまでも故人を思い、遺族に寄り添う人情派の遺品整理人」で、常に達観したような落ち着きを有している役柄である。

そのため、このブレないキャラクターが柱となっている作品において、"エンタメ性"という観点では、周りがどれだけ"わちゃわちゃ"できるかが鍵となる。その中で、遺品整理の依頼人や故人にまつわる物語や、ドラマの縦軸となる「御厨ホールディングス」との戦いの他、海斗も作品の"エンタメ性"において大きな役割を担っている。

というのも、ベテラン社員の海斗はチーフを担っており、年上だが後から入社した鳥飼の上司というポジションなのだが、いつも鳥飼が遺族や故人に寄り添い過ぎるため、業務的に迷惑を被っているという役どころで、人情的には正しい鳥飼の行動を責めるわけにもいかず、つい感化されて手伝ってしまうという人のいいキャラクターなのだ。

そんな海斗を、塩野は非常にコミカルに演じており、全11話から成る物語の前半は、鳥飼に振り回される三枚目の役柄で、要所要所でくすりとさせてくれる。遺品整理という重いテーマを扱っているため、作品的にどうしても重くなりがちな中、海斗のコミカルさが作品に一時の清涼感を注入しており、"重くなり過ぎない"という効果を与えている。

また、コミュニケーションが苦手な新入社員・久米ゆずは(八木莉可子)との距離が縮まっていく中での、猪突猛進な"一途過ぎる"恋愛を、視聴者に不快感を抱かせない軽やかさで表現しているところも、作品の"エンタメ性"に寄与しているといえるだろう。

■塩野は海斗という人物を通して演技の幅の広さを発揮

一方で、コミカルさや軽やかさだけでなく、ゆずはを"毒親"から守ろうとする一生懸命な姿や、後半にかけてストーリーの縦軸に大きく絡んでくる転職先でひたむきに頑張る姿など、同じ人物の硬軟をしっかりと演じ切っており、一人のキャラクターを通して演技の幅の広さを発揮している。

「同じキャラクターで硬軟を表現する」というのは、想像以上に"言うは易く行うは難い"もので、「クールならクール」「ひょうきんならひょうきん」と決まったベクトルを演じる方が100倍やりやすいのだが、塩野は正反対のベクトルの演技を披露して存分に実力を発揮している。

悲しい過去を経験して遺品整理人として働く鳥飼の遺族や故人に寄り添う姿や、社員の尊厳を軽視する大企業に立ち向かう姿、その狭間で揺れ動く真琴との恋愛模様といった作品の醍醐味と共に、作品全体の雰囲気に少なからず影響を与えている塩野の熱演にも注目してみてほしい。

文=原田健

放送情報【スカパー!】

終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-(全11話)
放送日時:2026年4月13日(月)・14日(火)20:30~ほか
放送チャンネル:日本映画専門チャンネル(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります。

詳しくは
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