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松たか子演じる"カンナ"が迎えた運命が切なくて苦しい...松村北斗演じる"駈"に恋をする映画「ファーストキス 1ST KISS」

2026/06/19

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カンナ(松たか子)と駈(松村北斗)の空気感にずっと浸りたくなる映画「ファーストキス 1ST KISS」
カンナ(松たか子)と駈(松村北斗)の空気感にずっと浸りたくなる映画「ファーストキス 1ST KISS」

これまで数々の名作を世に送り出した脚本家・坂元裕二と、ドラマ「アンナチュラル」、映画「ラストマイル」などで多くの人の心を揺さぶってきた塚原あゆ子監督。この最強のタッグによって誕生した映画が「ファーストキス 1ST KISS」だ。

結婚して15年の硯(すずり)カンナは、ある日、離婚話が出ていた夫・駈(かける)を事故で失う。ひょんなことから、駈と出会った15年前にタイムトラベルをしたカンナは、再び彼と出会い、再び恋に落ちる。時間を行き来しながら20代の駈と心を通わせていくカンナ。「過去を変えることで未来も変わる」と気づいた彼女は、ある結論に至る。それは...。

未来を変えようとあがくカンナの奮闘、ストンと心に落ちてしみわたる何気ない会話、ふたりの絶妙な距離感...この物語には語りたい感情が次から次へとあふれ、収拾がつかなくなる――だが、あえて一言に凝縮するならこれに尽きるだろう。「私はこの映画が好きだ」。

カンナ(松たか子)は駈(松村北斗)に再び恋をする...
カンナ(松たか子)は駈(松村北斗)に再び恋をする...

©2025「1ST KISS」製作委員会

本作でカンナを演じるのは「カルテット」や「大豆田とわ子と三人の元夫」などで、坂元作品の世界観を体現してきた松たか子。彼女が演じるカンナがとにかく愛おしい。かわいくて、素直で、少しズボラで、強くて、でも弱くて...。松が紡ぐ一つひとつのセリフや行動、秘めた想いに、観客は笑って、泣いて、胸が苦しくなる。

誰しも「人生の節目に見返したくなる映画」があるように、本作の松たか子の演技もまた繰り返し見たくなる。まさに「あなたが何度も会いたくなる演技」をするのだ。

一方、夫の駈を演じるのは、坂元作品初参加となる松村北斗(SixTONES)である。彼の自然な佇まいや表情は、非現実的な物語に"リアリティ"を一滴落とし、それが波紋となって、世界観に没入させてくれる。行列に並んでいるときも、ロープウェイに乗っているときも、カンナの話を聞いたり、夢中になって興味のある話を語ったり、そこには"日常"があり、心地よさを覚える。そして何より、「ずっと見つめていたい」、「その思考に想いを馳せていたい」と感じさせるほど、駈の人間的魅力をひしひしと感じるのだ。

たとえ過去に戻れたとしても、関係が冷え切った夫に再び好意を抱くのは簡単なことではない。けれど、松村が演じる駈には「そりゃ好きになるよね!」とカンナに激しく"ヘッドバンギング同意"したくなるほどの説得力がある。温かい気持ちになる空気感とあふれ出るメロさが共存していて、ときめきに抗えないのだ。だからこそ、カンナも観客も彼に恋をするのだと思う。

カンナ(松たか子)の奮闘は実を結ぶのか?
カンナ(松たか子)の奮闘は実を結ぶのか?

©2025「1ST KISS」製作委員会

カンナと駈は、この不思議な関係にどう決着をつけるのか。どうか大切な人と、あるいはその人を思い浮かべながら「ファーストキス 1ST KISS」の世界を堪能してみてほしい。きっと大切な人を抱きしめたくなるから。

文=浜瀬将樹

放送情報【スカパー!】

映画『ファーストキス 1ST KISS』
放送日時:2026年6月20日(土) 21:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
©2025「1ST KISS」製作委員会

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