橋本環奈と眞栄田郷敦が体現する喪失と再会...2人の俳優としての魅力が詰まった「カラダ探し THE LAST NIGHT」
橋本環奈と眞栄田郷敦が出演している映画「カラダ探し THE LAST NIGHT」が、7月19日(日)にWOWOWで初放送される。前日には前作「カラダ探し」も放送されるため、森崎明日香(橋本環奈)と伊勢高広(眞栄田郷敦)が経験した"死のループ"と、その3年後の物語を続けて楽しめる貴重な機会となる。
橋本はNHK連続テレビ小説「おむすび」でヒロインを務め、「ヤンドク!」(フジテレビ系)では月9初主演を飾るなど、主演俳優としての存在感をさらに高めている。一方の眞栄田も、「ゴールデンカムイ」シリーズなど話題作への出演を重ね、役ごとに異なる表情を見せてきた。そんな2人が再び明日香と高広を演じた本作は、ホラー映画としての怖さやスケールアップした展開はもちろん、"大切な人を取り戻したい"という切実な思いが浮かび上がる一作だ。
本作は、2022年に公開された映画「カラダ探し」の続編にあたる作品だ。前作では、毎夜0時になると同じ日を繰り返し、バラバラになった少女のカラダを探さなければならない高校生たちの姿が描かれた。橋本が演じる明日香は、その恐怖に巻き込まれる主人公。眞栄田が演じる高広は、明日香とともに"カラダ探し"に立ち向かっていく存在だった。
©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
「カラダ探し THE LAST NIGHT」で描かれるのは、前作から3年後の物語。明日香と高広の前に再び恐怖が現れ、新たな高校生たちも"死のループ"に巻き込まれていく。真夜中の遊園地、復活する"赤い人"、終わらない"カラダ探し"。前作以上にスケールの大きな舞台が用意されている一方で、物語の軸にあるのは、明日香を救おうとする高広の思いだ。前作を観た人にとっては、2人がどのような時間を経てここにたどり着いたのかが、本作の大きな見どころになる。
橋本は前作で、突然恐怖の中に放り込まれた明日香の戸惑いと成長を丁寧に演じていた。最初から強いヒロインとして立っているのではなく、怖さに震えながらも仲間たちと関わる中で少しずつ前を向いていく。その変化を、橋本は絶叫や涙だけでなく、仲間を見つめるまなざしや、決意を固める瞬間の表情で表現している。だからこそ明日香は、観る者が自然に気持ちを重ねられる主人公になっていた。
©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
眞栄田は、明日香を救うために再び"カラダ探し"へ向かう高広を、静かな熱量で演じている。前作の高広には、明日香たちとともに恐怖へ立ち向かう若者らしいまっすぐさがあった。しかし本作では、明日香を失った3年の時間が、その表情や立ち姿に影を落としている。言葉数は多くない。それでも、明日香を取り戻したいという思いは、視線の強さや身体の緊張感から感じ取れる。恐怖を知らないから進めるのではなく、恐怖を知っているからこそ、それでも明日香のために進もうとする。眞栄田は、高広の強さと痛みを同時に見せることで、本作の感情面を支えているのが印象的だった。
そして本作で印象的なのが、明日香が不在であるにもかかわらず、その存在が高広を動かし続けていることだ。高広にとって明日香は、大切な人であり、もう一度取り戻さなければならない存在でもある。明日香にとっても高広は、恐怖の中で信じられる相手であり、自分を探し続けてくれる唯一の存在だ。2人の関係は、分かりやすい恋愛の言葉だけでは語りきれない。だからこそ、明日香を救おうとする高広の姿には、喪失を抱えた人間の切実さが宿っていた。
真夜中の遊園地を舞台にした恐怖描写や、新たな高校生たちの参加によって生まれる緊張感も、本作の大きな見どころだ。櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明ら新キャストが加わることで、物語には前作とは異なる空気が生まれている。突然"カラダ探し"に巻き込まれる高校生たちの戸惑いや恐怖が描かれる一方で、すでにその恐怖を知っている高広の存在が、物語に重みを与えている。
主演俳優として作品を背負う場面が増えた橋本と、話題作の中で役ごとに異なる表情を見せてきた眞栄田。そんな2人が、前作から3年後の明日香と高広にどのような表情を与えているのか。恐怖の奥にある"大切な人にもう一度会いたい"という切実な願いとともに、橋本と眞栄田の俳優としての歩みも重ねて見たくなる一作だ。
文=川崎龍也
放送情報【スカパー!】
「カラダ探し THE LAST NIGHT」
放送日時:2026年7月19日(日)21:00~ほか
チャンネル:WOWOWシネマほか(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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